Hitachi Dynamic Link Manager EX ユーザーズガイド(AIX用)
HDLM管理対象予定のデバイスのバックアップ,AIXのパッチのインストール,ハードウェアの設定などを行います。
HDLMをクラスタ構成で使用する場合は,クラスタを構成するすべてのホストで次に示す操作を行ってください。
- この項の構成
- (1) HDLM管理対象予定のデバイスへの操作
- (2) ハードウェアの設定
- (3) クラスタソフトウェアの設定
この手順は,物理ボリュームを定義してHDLM管理対象予定のデバイスをすでに運用している場合に行ってください。
- HDLM管理対象予定のデバイスにアクセスする,すべてのアプリケーションのプロセスを終了します。
- 必要に応じてHDLM管理対象予定のデバイスの内容をテープなどにバックアップします。
- マウントを解除します。
HDLM管理対象予定のデバイスをマウントしている場合は,次の手順でマウントを解除してください。
- はじめに,次のコマンドを実行して,現在の設定を確認します。
# mount -p
現在の設定が次に示すように出力されます。図3-2 mount -pコマンドの実行結果の例(HDLMを新規インストールする前の準備)
ここでは,網掛けの部分のデバイスをHDLMで管理することとします。
- 次のコマンドを実行して,マウントを解除します。
# umount /mntpt- 次のコマンドを実行して,該当するボリュームグループを非活動化します。
# varyoffvg ボリュームグループ名
接続方式(Fabric,ALなど)を確認し,接続方式に合わせて設定してください。
- ストレージシステムを設定します。
設定内容については,ストレージシステムの保守マニュアルを参照してください。- ファイバチャネルスイッチを設定します。
設定方法については,ファイバチャネルスイッチのマニュアルを参照してください。ファイバチャネルスイッチを使用しない場合,この操作は不要です。- HBAを設定します。
設定方法については,HBAのマニュアルを参照してください。
1台のホストに設置するHBAのうち,HDLM管理対象デバイスに接続するHBAは,すべて同一の種類を使用してください。HBAのマイクロプログラムのバージョンも合わせてください。異なる種類のHBAを使用すると,障害発生時にパスを切り替えられません。SCSIのターゲットIDは,HBAの設定に従います。ターゲットIDを確認したい場合は,HBAのマニュアルなどを参照してください。- OSにLUを認識させます。
cfgmgrコマンドを実行してデバイスを構成したあと,lsdevコマンドを実行して,物理ボリュームがhdiskとして認識されていることを確認してください。# cfgmgr # lsdev -Cc disk
HDLMをクラスタ構成にするときは,次の手順でクラスタソフトウェアを設定してください。
- クラスタを構成するすべてのホストにクラスタソフトウェアをインストールします。
クラスタソフトウェアのインストールについては,各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。- クラスタソフトウェアのサービスを停止します。
クラスタソフトウェアのサービスを停止する方法については,各クラスタソフトウェアのマニュアルを参照してください。
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