Compute Systems Manager REST API リファレンスガイド

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1.1 Compute Systems ManagerのAPIとは

Compute Systems ManagerのAPIを使用すると,ブレードサーバ,シャーシ,LPAR,ホストなどの管理対象リソースの情報取得や変更,操作を実行できます。

Compute Systems ManagerのAPIは,Compute Systems Managerで提供する機能の一部をサポートします。機能ごとのAPIのサポート状況を次の表に示します。APIの機能の詳細については,各APIのトピックを参照してください。

機能 APIのサポート状況 説明
Compute Systems Managerのインストールと設定 × Compute Systems Managerのインストールおよび管理サーバの設定を行います。
リソースの探索 管理対象に追加したいリソース群の認証情報およびIP アドレス を指定することで,条件に合ったリソースを探索します。また,不要になった管理対象リソースを管理対象から外します。

管理対象の追加・除外,リソースの削除はAPIではサポートしていません。
管理対象リソースの情報の取得 管理対象リソースの情報を取得します。

管理対象リソースの情報をCSVファイルに出力する機能は,APIではサポートしていません。
管理対象リソースの電源管理,ランプ操作 管理対象リソースの電源ON,電源OFFおよびリセットを行います。また,ブレードやシャーシのLIDを点灯または消灯させます。
ファームウェアの更新 × シャーシのマネジメントモジュール,またはブレードのファームウェアを更新します。
アラート管理 × 管理対象リソースから受信したアラートを表示します。また,アラートの状態を変更します。
ライセンス管理 × Compute Systems Managerのライセンスを登録します。
ユーザーグループ,ユーザーの管理 × Compute Systems Managerのユーザーアカウントを作成・削除します。
また,ユーザーグループへユーザーを登録および削除します。
リソースグループの管理 × リソースグループへ管理対象リソースを追加・削除します。また,ユーザーグループにリソースグループとロールを割り当てます。
仮想リソースの管理 管理対象サーバ上のLPARを認識し,HVMと連携して操作します。
性能監視 × プロセッサ,メモリー,ネットワーク,およびディスクの使用状況を監視します。
電力監視 × 電力キャッピングの設定および電力量の監視を行います。
N+Mコールドスタンバイ × N+Mコールドスタンバイグループの設定,切り替え,および切り戻しを実行します。
デプロイメントマネージャー × バックアップしたイメージファイルを使用して,管理対象リソースの環境をほかの管理対象リソースに複製します。また,管理対象リソースのディスクのデータのバックアップとリストアを実行します。

(凡例)
○:サポート
×:非サポート

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