2.19 GetBlade(getblade)

管理対象ブレードに関する情報を取得します。

構文

csm {GetBlade | getblade}
[svpAddr=<ブレード搭載シャーシのマネジメントモジュールのIPアドレス> [slotNo=<ブレード搭載スロット番号>]]
[-count | -describe] [-format {csv | csv-no-header | xml}]

オプションまたはパラメーター

オプションまたはパラメーター説明
svpAddr情報を取得するブレードが搭載されているシャーシのマネジメントモジュールのIPアドレスを指定します。指定できるIPアドレスはIPv4アドレス,またはIPv6アドレスです。
svpAddrを指定しない場合は,すべての管理対象ブレードが対象となります。
slotNo情報を取得するブレードが搭載されているスロット番号を指定します。
slotNoを指定する場合は,必ずsvpAddrを指定してください。
slotNoを指定しない場合は,特定のシャーシに搭載されている,すべてのブレードの情報を取得できます。ただし,シャーシに対するロールを持たない場合は,取得できません。
-count管理対象ブレードのうち,条件に一致する数だけを表示する場合に指定します。
-formatの指定に沿った形式で表示されます。
-formatを指定しない場合は,1行に管理対象ホストの数だけが表示されます。
-countは,-describeと同時に指定できません。
-describe各属性の情報だけを表示する場合に指定します。
-formatの指定に沿った形式で表示されます。
-formatを指定しない場合は,各属性の情報がテキストで表示されます。
-describeは,-countと同時に指定できません。
-format表示する出力形式を指定します。
-formatには,csvcsv-no-header(ヘッダーなしCSV),またはxmlのどれかを指定できます。
-formatを指定しない場合は,タブ区切りテキストとして表示されます。

事前に確認しておく情報

事前に完了しておく操作

マネジメントモジュールのIPアドレスが「192.168.12.70」のシャーシの,スロット番号0に搭載されているブレードの情報を,表示します。

Client1>csm GetBlade svpAddr=192.168.12.70 slotNo=0
Blade Instance
 serverName: BladeSymphony 540AA1
 slotNumber: 0,1
 chassisName: BS500#PFse
 hostName:
 powerStatus: OFF
 healthStatus: NORMAL
 maintenanceMode: OFF
 error: 0
 warning: 0
 information: 0
 lastRefreshed: 2015-11-26 14:00:18
 manufacturer: HITACHI
 modelNumber: GGAGD0A1-TNNN54Z
 serialNumber: 323SHDFFFFF-Z999FFF00000003
 uuid: d7ebfa50-036e-11e2-8eed-ee445d83b549
 lidStatus: OFF
 powerOnSuppressStatus: Disable
 npmColdStandby: Disable
 npmGroup:
 npmAssignment:
 initializationStatus: Initialized
 logicalPartitioning: Disable
 configurationStatus: No Information
 macType: Default
 wwnType: Default
 serverFirmwareVersion: 03-34
 lomFirmwareVersion: 03-21
 efiFirmwareVersion: 04-42
 lparManagerFirmwareVersion:
 updateFirmwarePendingRestart: -
 lomIpAddress: 192.168.12.80
 lomSubnetMask: 255.255.255.0
 lomDefaultGateway: 192.168.12.1
 lomIpv6IpAddress: fd00:4843:536d:c::50
 lomNetworkPrefix: 64
 lomIpv6DefaultGateway: fd00:4843:536d:c::1
 svpIpAddress: 192.168.12.70

戻り値

意味
0成功
1失敗

出力項目

次に示す項目を-formatオプションの指定に従った形式に出力します。

出力項目説明
大項目名小項目名
BladeserverNameサーバ名が表示されます。
slotNumberブレードが搭載されているスロット番号が表示されます。
サーバを構成するブレードが挿入されているすべてのスロットの番号がコンマ区切りで列挙されます。
chassisNameシャーシ名が表示されます。
シャーシに対するロールを持たない場合は,空文字列が表示されます。
hostNameホスト名が表示されます。
ホストに対するロールを持たない場合は,空文字列が表示されます。
powerStatusサーバの電源状態が表示されます。
  • ON:サーバが起動していることを示します。
  • OFF:サーバが停止していることを示します。
  • UNCONNECTED:マネジメントモジュールとの通信に失敗したため,状態不明であることを示します。
  • NO_INFORMATION:状態未取得であることを示します。
healthStatusサーバの稼働状態が表示されます。
  • NORMAL:正常であることを示します。
  • WARNING:警告状態となっていることを示します。
  • FAIL:障害状態となっていることを示します。
  • NO_INFORMATION:稼働状態未取得であることを示します。
maintenanceModeサーバが保守モードかどうかを示します。
  • ON:保守モードに設定されていることを示します。
  • OFF:保守モードに設定されていないことを示します。
error障害アラート数が表示されます。
warning警告アラート数が表示されます。
information情報アラート数が表示されます。
lastRefreshed最終更新日時が表示されます。
manufacturerベンダーが表示されます。
modelNumber製品番号が表示されます。
serialNumberシリアル番号が表示されます。
uuidUUIDが表示されます。
lidStatusLIDの状態が表示されます。
  • ON:LIDが点灯していることを示します。
  • OFF:LIDが消灯していることを示します。
  • UNKNOWN:状態不明であることを示します。
  • NOT_SUPPORTED:サポートされていないことを示します。
powerOnSuppressStatus電源ON抑止の状態が表示されます。
  • Enable:有効。サーバブレードの電源ONが抑止されていることを示します。
  • Disable:無効。電源ON抑止の状態ではないことを示します。
npmColdStandbyN+Mコールドスタンバイグループの現用ブレードまたは予備ブレードとして使用できるかどうかを示します。
  • Enable:N+Mコールドスタンバイグループの現用ブレードまたは予備ブレードとして使用できます。
  • Disable:N+Mコールドスタンバイグループの現用ブレードまたは予備ブレードとして使用できません。
npmGroupN+Mコールドスタンバイのグループ名が表示されます。N+Mコールドスタンバイグループに登録されていない場合,この値は空文字列になります。
npmAssignmentN+Mコールドスタンバイグループの現用ブレードまたは予備ブレードを示します。N+Mコールドスタンバイグループに登録されていない場合,この値は空文字列になります。
  • Active:N+Mコールドスタンバイグループの現用ブレードに登録されていることを示します。
  • Standby:N+Mコールドスタンバイグループの予備ブレードに登録されていることを示します。
initializationStatusブレードの初期化状態を示します。
  • Initialized:初期化が正常に終了したことを示します。
  • Not initialized:初期化されていないことを示します。
  • Failed:初期化が失敗したことを示します。
  • Executing:初期化中であることを示します。
logicalPartitioningサーバブレードの動作モードがHVMモードかBasicモードかを示します。
設定されていない場合,空文字列が表示されます。
  • Enable:HVMモード。HVMを使用するモードであることを示します。
  • Disable:Basicモード。HVMを使用しないモードであることを示します。
configurationStatusPre-configure状態が表示されます。
  • No Information:Pre-configureを実行していないことを示します。
  • In Progress:Pre-configureが手動または自動で実行されていることを示します。
  • Configured:Pre-configureの実行が完了していることを示します。
  • Not Configured:N+Mコールドスタンバイの切り替えまたは復帰が発生したが,切り替え先,または復帰先のサーバブレードがまだ起動していない状態であることを示します。
macTypeMACアドレスの種類が表示されます。
設定されていない場合,空文字列が表示されます。
  • Default:Original MACアドレスであることを示します。
  • Optional:Additional MACアドレスであることを示します。
wwnTypeWWNの種類が表示されます。
設定されていない場合,空文字列が表示されます。
  • Default:Original WWNであることを示します。
  • Optional:Additional WWNであることを示します。
serverFirmwareVersion動作中のファームウェアのバージョンが表示されます。
lomFirmwareVersion動作中のBMCのバージョンが表示されます。
efiFirmwareVersion動作中のEFIのバージョンが表示されます。
lparManagerFirmwareVersionHVMのファームウェアバージョンが表示されます。設定されていない場合,空文字列が表示されます。
updateFirmwarePendingRestartファームウェアの更新を反映するために,ブレードを再起動する必要があるかどうかを示します。
  • Pending:ブレードを再起動する必要があります。
  • -:更新したファームウェアはすでに反映されています。
lomIpAddressBMCのIPv4アドレスが表示されます。設定されていない場合,空文字列が表示されます。
lomSubnetMaskBMCのサブネットマスクのIPv4アドレスが表示されます。設定されていない場合,空文字列が表示されます。
lomDefaultGatewayBMCのデフォルトゲートウェイのIPv4アドレスが表示されます。設定されていない場合,空文字列が表示されます。
lomIpv6IpAddressBMCのIPv6アドレスが表示されます。設定されていない場合,空文字列が表示されます。
lomNetworkPrefixBMCのプレフィックス長が表示されます。設定されていない場合,空文字列が表示されます。
lomIpv6DefaultGatewayBMCのデフォルトゲートウェイのIPv6アドレスが表示されます。設定されていない場合,空文字列が表示されます。
svpIpAddressシャーシのマネジメントモジュールのIPアドレスが表示されます。表示されるIPアドレスはIPv4アドレス,またはIPv6アドレスです。
シャーシに対するロールを持たない場合でも表示されます。

関連コマンド

関連項目