2.32 DpmRestore(dpmrestore)

指定した管理対象リソースのディスク全体,またはパーティションをバックアップイメージファイルを使ってリストアするタスクを登録します。

タスクの登録が成功した場合,タスクIDを表示します。

構文

csm {DpmRestore | dpmrestore} macAddr=<MACアドレス
backupFileName=<バックアップイメージファイル名
[diskNo=<ディスク番号>] [partitionNo=<パーティション番号>]
[allowForcePowerOff={yes | no}] [powerStatusAfterTask={on | off | same}]
[schedule={Now | Later date="<YYYY/MM/DD HH:MM:SS>"}]
[notification={send | not_send | send_only_failed}]

パラメーター

パラメーター説明
macAddrリストアする管理対象リソースのMACアドレスを指定します。MACアドレスの値は<XX:XX:XX:XX:XX:XX>の形式で指定する必要があります。XXは2桁の16進数です。
backupFileName管理サーバに保存されているバックアップイメージファイル名を指定します。拡張子「.lbr」も含めた128バイト以内の絶対パスを指定してください。
ドライブ文字の「: 」を除き,次の文字は使用できません。
/ * ? < > " | : ;
diskNoリストアするディスク番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
デフォルトではバックアップ時の指定を自動的に引き継ぎます。
partitionNoリストアするパーティション番号を指定します。1から1,000の範囲の整数で指定してください。
デフォルトではバックアップ時の指定を自動的に引き継ぎます。
allowForcePowerOffリストアする管理対象リソースの電源状態がONだった場合に,管理対象リソースの電源を強制的にOFFにするかどうかを指定します。
  • yes:許可する(電源を強制的にOFFにする)
  • no:許可しない(電源を強制的にOFFにしない)
デフォルトの値はnoです。
powerStatusAfterTaskリストア完了時に管理対象リソースの電源状態をどのように制御するかを指定します。
  • on:電源ONにする
  • off:電源OFFにする
  • same:リストア実行前と同じ状態にする
デフォルトの値はsameです。
scheduleリストアを開始するスケジュールを指定します。
  • Now:即時開始
  • Laterdateで指定した日時に開始
Laterを指定する場合は,dateも合わせて指定してください。
デフォルトの値はNow です。
dateリストアを開始する日付と時刻を,YYYY/MM/DD HH:MM:SSの形式で指定します。この値は,「""」で囲む必要があります。
scheduleLaterを指定する場合,dateは必須です。
notificationEメール通知の方法を指定します。
  • send:Eメール通知あり
  • not_send:Eメール通知なし
  • send_only_failed:タスク失敗時だけEメール通知あり
デフォルトの値はnot_sendです。

事前に確認しておく情報

MACアドレスは[デプロイメントリソース]画面の一覧を,ディスク構成は操作する管理対象リソースのディスク構成情報を,それぞれGUIで参照して確認してください。

事前に完了しておく操作

管理対象リソースをデプロイメントマネージャーに追加する手順については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Managerユーザーズガイド」を参照してください。

DpmBackupコマンドの例に従ってバックアップしたイメージファイルを即時にリストアするタスクを登録する例を示します。

Client1>csm DpmRestore macAddr=00:00:87:1A:2B:3C backupFileName=E:¥csm-cli¥BK-2014-12-25.lbr allowForcePowerOff=yes schedule=Now notification=send
400000000004000

この例では,次に示す設定内容でリストアするタスクを登録します。

戻り値

意味
0タスクの登録に成功した。
1タスクの登録に失敗した。

注意事項

関連コマンド