2.3.2 パスの指定規則
デフォルト値とは異なるインストール先を指定する場合は,インストール前にディレクトリを作成しておいてください。インストール先として,任意のディレクトリを作成する場合は,条件を満たすディレクトリを用意してください。
インストールに使用する任意のディレクトリのパスに指定できる文字および文字数を次に示します。
- 指定できる文字:
- Windows:A~Z a~z 0~9 . _ 半角スペース ¥ :
- Linux:A~Z a~z 0~9 . _ /
Linuxの場合,データベース格納先パスには"."も指定できます。
- 指定できる文字数:
- インストール先パス:64バイト以内
- データベース格納先パス:90バイト以内
- データベースのバックアップ先パス:150バイト以内
インストール先のパスに指定できない文字など,制限事項を次に示します。この項目のどれにもあてはまらないパスを指定してください。
Windows:
- 半角スペースが2文字以上続いている
- ピリオドおよび半角スペースがディレクトリ名の末尾に指定されている
- シンボリックリンクまたはジャンクションが指定されている
- ドライブ直下(例えば,D:¥)のパスが指定されている
- 次のどれかのディレクトリまたはその下のディレクトリが指定されている
- %ProgramFiles(x86)%に設定されているディレクトリ
- %CommonProgramFiles(x86)%に設定されているディレクトリ
- %systemroot%¥system32ディレクトリ
- %systemroot%¥SysWOW64ディレクトリ
- %ProgramFiles%¥WindowsAppsディレクトリ(Windows Server 2012の場合)
%ProgramFiles(x86)%,%CommonProgramFiles(x86)%,%systemroot%,および%ProgramFiles%はWindowsの環境変数です。
- ネットワークドライブのパスが指定されている
Linux:
- 次のディレクトリが指定されている
- ルートディレクトリ
- /usrディレクトリ
- /usr/localディレクトリ
- /varディレクトリ
- シンボリックリンクが指定されている
- ディレクトリパスの最後にパスの区切り文字(/)が指定されている
関連項目