9.9.6 クラスタ環境でデータベースをエクスポートする(Red Hat Enterprise Linux)
クラスタ構成となっているRed Hat Enterprise Linuxの管理サーバで,データベースをエクスポートします。
データベースのエクスポートは,実行系ノードで操作します。
事前に確認しておく情報
- 新規インストール時に,クラスタ管理アプリケーションへのサービス登録に使用したスクリプトのファイルパス
データベースのエクスポート後,クラスタ管理アプリケーションにサービスを登録するときに使用する情報です。
事前に完了しておく操作
- データベースを移行するための確認作業
- クラスタ管理アプリケーションのグループに登録されている,Compute Systems Managerを含むHitachi Command Suite製品のサービスの削除
クラスタ環境でデータベースをエクスポートする手順を次に示します。
- クラスタ管理アプリケーションのグループが,実行系ノードに移動していることを確認します。
グループが待機系ノードに移動している場合は,実行系ノードに移動します。
- 次のコマンドを実行して,データベースをエクスポートします。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmds64dbtrans -export -workpath <作業用ディレクトリ> -file <アーカイブファイル> -auto
- workpath
- データベース情報を一時的に配置するための作業用ディレクトリを,絶対パスで指定します。
- ローカルディスクのディレクトリを指定してください。
- workpathオプションに指定するディレクトリの下には,ファイルおよびサブディレクトリがないことを確認してください。
- file
- 出力されるアーカイブファイルの名称を絶対パスで指定します。
アーカイブファイルを作成できなかった場合,十分な容量を確保したあとに再度エクスポートしてください。
- アーカイブファイルを移行先サーバに転送します。
- 次のコマンドを実行して,Hitachi Command Suite製品を停止します。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmds64srv -stop
- クラスタ管理アプリケーションのグループから削除したサービスを再登録します。
- クラスタ管理アプリケーションで,実行系ノードを選択してクラスタ運用を開始します。
関連項目