2.3.1 インストール時の入力項目の検討とは
インストールの際,インストールウィザードでは,インストール先や管理サーバの情報などを入力する必要があります。デフォルト値が用意されている項目については,デフォルト値を使用することをお勧めします。
デフォルト値と異なる値を設定する項目については,入力する値をあらかじめ決めておいてください。
重要- Hitachi Command Suiteの仮想アプライアンスを利用する場合は,作成される仮想マシンにCompute Systems Managerがインストールされています。また,Compute Systems Managerの動作に必要な設定がデフォルトで設定されているため,このマニュアルで説明しているインストール時の入力項目の検討は不要です。
- 仮想アプライアンスを利用したインストールについては,マニュアル「Hitachi Command Suite 仮想アプライアンス インストールガイド」を参照してください。
指定できるインストール先とデフォルト値を次に示します。
- Compute Systems Managerのインストール先(新規インストールの場合)
Windows:
<Program Filesディレクトリ>¥HiCommand
- <Program Filesディレクトリ>は,環境変数%ProgramFiles%に設定されているディレクトリです。
デプロイメントマネージャーはx86アーキテクチャで動作するため,Compute Systems Managerとは異なるディレクトリにインストールされます。x86アーキテクチャで動作するプログラムの場合,<Program Filesディレクトリ>は,環境変数%ProgramFiles(x86)%に設定されているディレクトリです。
Linux:
/opt/HiCommand
- データベースの格納先(新規インストールの場合)
Windows:
<Compute Systems Managerのインストールディレクトリ>¥database¥x64¥HCSM
Linux:
/var/<Compute Systems Managerのインストールディレクトリ>/database/x64/HCSM
データベースの格納先を変更すると,指定したディレクトリに「x64¥HCSM」(Windowsの場合)または「x64/HCSM」(Linuxの場合)ディレクトリが作成されます。
- データベースのバックアップ先(Hitachi Command Suite製品を構築済みの環境にCompute Systems Managerをインストールする場合)
Windows:
<Compute Systems Managerのインストールディレクトリ>¥ComputeSystemsManager_backup
Linux:
/var/<Compute Systems Managerのインストールディレクトリ>/backup
参考- Hitachi Command Suite共通コンポーネントは,デフォルトで次のディレクトリにインストールされます。
- Windows:
- <Compute Systems Managerのインストールディレクトリ>¥Base64
- Linux:
- <Compute Systems Managerのインストールディレクトリ>/Base64
- すでにほかのHitachi Command Suite製品が稼働しているサーバにCompute Systems Managerをインストールする場合は,ほかのHitachi Command Suite製品で指定したHitachi Command Suite共通コンポーネントのインストール先と同じ場所にインストールされます。
関連項目