10.2.3 トラブルシューティング事例(データベースをリストアできない)
hcmds64dbコマンドとhcmds64dbtransコマンドのどちらを使っても,データベースをリストアできない場合のトラブルシューティング事例を示します。ここでは,hcmds64dbtransコマンドでエクスポートしたデータベースを,hcmds64dbrepairコマンドを使用してリストアする手順について説明します。
考えられる要因
データベースが破損しています。
対処方法
- エクスポートしたデータベースのサイズに応じて,次のディレクトリに空き領域を確保します。
Windows:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>¥tmp
Linux:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/tmp
リストア時,エクスポートで取得したアーカイブファイルはこのディレクトリに展開されます。
- Compute Systems Managerを停止します。
- hcmds64dbrepairコマンドを実行してデータベースをリストアします。
Windows:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>¥bin¥hcmds64dbrepair /trans <エクスポートで取得したアーカイブファイルまたはエクスポート先ディレクトリ>
Linux:
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールディレクトリ>/bin/hcmds64dbrepair -trans <エクスポートで取得したアーカイブファイルまたはエクスポート先ディレクトリ>
trans:<エクスポートで取得したアーカイブファイルまたはエクスポート先ディレクトリ>は,フルパスで指定してください。
- Compute Systems Managerを起動します。
- Compute Systems ManagerのSystemアカウントのパスワードを変更します。
hcmds64dbrepairコマンドを実行すると,Systemアカウントのパスワードが初期化されるためです。
関連項目