1.1 Compute Systems Managerとは

Compute Systems Managerは,大規模なシステム環境下で遠隔地に分散されたサーバの管理・運用を支援するソフトウェアです。

サーバ管理者は,ハードウェアのモデルやサーバの種類(物理または仮想)に関係なく,リソース情報の収集や障害情報のチェック,管理対象リソースの電源管理などのタスクをWeb上のコンソールまたはCLIを使用して実行できます。

リソースの運用は,タスクとして一元管理できます。障害情報はアラートとして表示されるため,複数の管理者が業務を共有している場合や,多くのタスクを並行で実行している場合などでも,管理業務を円滑に進めることができます。

Compute Systems Managerを用いたサーバリソースの管理・運用の仕組みを次の図に示します。システム環境内にある物理リソースは濃い灰色で,仮想リソースは灰色の破線で示しています。

[図]