Replication Manager Application Agent CLI リファレンスガイド
EX_DRM_FTP_GET オペレーションID -server FTPサーバ名 -user FTPユーザー名 -password FTPパスワード引数で指定したオペレーションIDに対応するバックアップ情報のファイルを,FTPサーバの拡張コマンド用一時ディレクトリからFTPクライアントの拡張コマンド用一時ディレクトリに転送します。このとき,FTPクライアントのディレクトリ中に格納されている古いバックアップ情報のファイルは,新しいファイルを転送する前に削除されます。なお,バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合はVDIメタファイルも同時に転送します。
次の前提条件があります。
- 指定したオペレーションIDに対応するオペレーション定義ファイルが用意されていること
- FTPクライアント側でこの拡張コマンドを実行すること
- この拡張コマンドの実行前に,EX_DRM_DB_EXPORTが実行され,この拡張コマンドで転送するバックアップ情報のファイルが生成されていること
- この拡張コマンドの実行前に,EX_DRM_FS_DEF_CHECKコマンドを実行して,FTPサーバのファイル転送元ディレクトリが生成されていること
この拡張コマンドの引数は,オペレーションID,-server FTPサーバ名,-user FTPユーザー名,-password FTPパスワードの順に指定します。
オペレーションID
処理の対象となるリソースを表す固有の文字列を指定します。指定したオペレーションIDに対応したオペレーション定義ファイルの情報が,拡張コマンドの実行に使用されます。
-server FTPサーバ名
ファイルの取得元となるFTPサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPアドレスはIPv4形式またはIPv6形式で指定できます。IPv6形式をサポートするOSについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Replication Manager Application Agent CLI ユーザーズガイド」を参照してください。
-user FTPユーザー名
FTPサーバへの接続に使用するFTPユーザー名を指定します。
-password FTPパスワード
FTPサーバへの接続に使用するユーザーのFTPパスワードを指定します。
0:正常終了した場合
0以外:エラーが発生した場合
次の場合には,この拡張コマンドはエラーとなります。
- 不正なオプションが指定された場合
- オペレーションIDに対応する定義ファイルの情報取得に失敗した場合
- FTPサーバへの接続,ファイルの転送に失敗した場合
- 内部で実行するコマンドにエラーが発生した場合
- この拡張コマンドで転送するバックアップ情報のファイルが存在しない場合
- ホスト環境設定ファイルからの情報取得に失敗した場合
- オペレーション定義ファイルで指定された拡張コマンド用一時ファイル格納ディレクトリがファイルサーバ上またはデータベースサーバ上に存在しない場合
- ディクショナリマップファイル格納ディレクトリ名の取得に失敗した場合
オペレーションID「operation01」で特定されるリソースについて,FTPサーバからFTPクライアントへファイルを転送する。FTPユーザー名「ftp_user」,FTPパスワード「ftp_passwd」を使用して,FTPクライアントからFTPサーバ「serverA」に接続するものとする。
EX_DRM_FTP_GET operation01 -server serverA -user ftp_user -password ftp_passwd
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