Replication Manager システム構成ガイド

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7.9 データベースサーバから正ボリュームが切断された場合の対処方法

ここでは,Applicationの操作の実行によって,データベースサーバ(ファイルサーバ)から正ボリュームが切断された場合の対処方法について説明します。

デバイスグループで定義されたコピーグループを管理する構成で,正ボリュームおよび副ボリュームを管理するそれぞれの構成定義ファイルのHORCM_LDEVG定義句を省略して記述した場合,Applicationの操作の実行のあと,データベースサーバを再起動したり,ディスクをスキャンしたりすると,データベースサーバから正ボリュームが切断されるおそれがあります。

データベースサーバから正ボリュームが切断された場合,データベースサーバでRAID Managerのコマンドを使用して,Application Agentの操作の対象となったすべてのコピーペアに対して次の手順を繰り返してください。

  1. 正ボリュームがINQUIRY禁止であることを確認します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    PROMPT>raidvchkdsp -g Grp01 -d vol01 -v gflag
    Group PairVol Device_File Seq# LDEV# GI-C-R-W-S PI-C-R-W-S R-Time
    Grp01 vol01 Harddisk1 2332 3 D E E E E E E E E E -
    GI属性の値が「D」(=INQUIRY禁止)である場合だけ,手順2に進んでください。
  2. 正ボリュームのINQUIRY禁止を解除します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    PROMPT>raidvchkset -g Grp01 -d vol01 -idb
  3. 正ボリュームがINQUIRY許可であることを確認します。
    コマンドの実行例を次に示します。
    PROMPT>raidvchkdsp -g -g Grp01 -d vol01 -v gflag
    Group PairVol Device_File Seq# LDEV# GI-C-R-W-S PI-C-R-W-S R-Time
    Grp01 vol01 Harddisk1 2332 3 E E E E E E E E E E -
    GI属性の値が「E」(=INQUIRY許可)に変更されていることを確認します。

上記の手順を実施したあと,正ボリュームおよび副ボリュームを管理するそれぞれの構成定義ファイルでHORCM_LDEVGを定義してください。

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