Replication Manager システム構成ガイド
ボリュームのアンマウント/マウントに関する前提条件
- Application Agentでは,ファイルシステムやデータベースのバックアップおよびリストアを実行する場合に,処理の対象となるボリュームを,アンマウント/マウントします。このとき,ボリュームのマウントポイントディレクトリ名は次のように設定してください。
- 最大文字数:
- 指定できるパスの長さはRAID Managerのマウント/アンマウント機能の制限に従います。
- ディスクバックアップする場合
- コールドバックアップをする場合,バックアップ対象となる正ボリュームがマウントされているパスの長さはRAID Managerのマウント/アンマウント機能の制限内で指定してください。
- テープバックアップする場合
- ディスクバックアップでバックアップ対象となるボリュームがマウントされているパスの長さと,テープバックアップで副ボリュームをマウントするパスの長さはRAID Managerのマウント/アンマウント機能の制限内で指定してください。
- 使用できる文字
- Windowsでフォルダ名に使用できる文字(ただし,半角スペース,マルチバイト文字,半角カタカナは使用できません)
- 1つの論理ボリュームには,マウントポイントを1つ指定できます。
- ディレクトリマウントポイントの上位ディレクトリやドライブにマウントしたボリュームにはコピーグループを定義しないで,バックアップの対象外としてください。また,バックアップ対象のディレクトリマウントポイントは同じディレクトリ階層となる構成を推奨します。同じディレクトリ階層にすることで,マウントポイントの管理がしやすくなります。
バックアップ対象となるディレクトリマウントの構成例を次に示します。この図では,データファイルとログファイルをディレクトリマウントしてバックアップ対象としています。図5-6 バックアップ対象となるディレクトリマウントの構成例
バックアップ対象とならないディレクトリマウントの構成例を次に示します。
ボリューム配下のディレクトリにマウントポイントディレクトリを含む構成の場合,ディレクトリマウントされたボリュームを含む上位のボリュームはバックアップ対象にはできません。図5-7 バックアップ対象とならないディレクトリマウントの構成例
ボリュームのバックアップおよびリストアに関する前提条件
- 論理ボリュームの容量を拡張または縮小する機能は使用しないでください。このような機能を使用すると,論理ボリュームの容量の変動に応じて論理ボリュームを構成する物理ボリュームの数が変化するため,バックアップやリストアが正しく行われなくなります。Application Agentでは,論理ボリュームの構成が変更されているかをチェックし,変更がある場合にはリストア処理がエラー終了します。
- Application Agentの処理対象ボリュームで,Data Retention Utilityによってアクセスレベルが通常モード以外に指定されているLDEVが含まれる場合,バックアップおよびリストアは実行できません。
- Windowsの共有フォルダのシャドウコピー機能を有効にしたボリュームおよびシャドウコピーの記憶域として指定した正ボリュームに対して,バックアップを実行しないでください。バックアップを実行した場合,データの整合性は保証できません。
- バックアップおよびリストアの対象外とするデータベースファイルやファイルシステムは,バックアップおよびリストア対象と同じディスク上には配置しないでください。
- 同時にバックアップを実行するが,別々にリストアする可能性があるデータベースファイルやファイルシステムは,同じディスク上には配置しないでください。
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