Replication Manager システム構成ガイド

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4.3.6 base.propertiesファイルのプロパティ

base.propertiesファイルを使って,Replication Managerの内部処理に関するプロパティの値を指定します。

表4-8 base.propertiesファイルのプロパティ一覧

プロパティ 説明
base.repositry.synchronize.polling Replication ManagerがDevice Managerのデータベースと自動的に同期するかどうかを指定します。自動的に同期する場合はtrueを,自動的に同期しない場合はfalseを指定します。
指定できる値:trueまたはfalse
デフォルト値:true
base.repositry.synchronize.interval Device Managerでストレージシステムの情報が更新されたかどうかを,Replication Managerがチェックする間隔です。
指定できる値:10~1440(分)
デフォルト値:10
base.taskscheck.interval コピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する間隔です。
指定できる値:30~3600(秒)
デフォルト値:120
base.taskscheck.maxcount コピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する最大回数です。0を指定した場合,タスクが完了するまで確認を継続します。
指定できる値:0~100(回)
デフォルト値:0
base.taskscheck.mf.interval メインフレーム系システムのコピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する間隔です。
指定できる値:30~3600(秒)
デフォルト値:120
base.taskscheck.mf.maxcount メインフレーム系システムのコピーペア操作に関連するタスクが完了したかどうか,Replication Managerが確認する最大回数です。0を指定した場合,タスクが完了するまで確認を継続します。
指定できる値:0~100(回)
デフォルト値:0
base.alert.automarking Replication Managerがアラートの状態を未完了から完了に自動的に制御するかどうか,およびコピーグループ内のコピー状態の変化をコピーペアごとに検知するかどうかを指定します。制御および検知をする場合はtrueを,制御および検知をしない場合はfalseを指定します。
指定できる値:trueまたはfalse
デフォルト値:true
base.refreshdginfo.exec デバイスグループで定義されたコピーペアの定義情報の取得するかどうかを指定します。
定義情報を取得する場合は1を,取得しない場合は0を指定します。
指定できる値:0または1
デフォルト値:1
base.repositry.synchrocheck.interval Replication ManagerのデータベースとDevice Managerのデータベースが同期されているかどうか,Replication Managerが定期的に検知する間隔です。0を指定した場合,Replication Managerは検知を実行しません。
このプロパティは,情報取得元がリモートDevice Managerの場合にだけ有効です。
指定できる値:0~1440(分)
デフォルト値:10
base.rmi.port Replication Managerが処理要求を受け付けるRMIレジストリーのポート番号です。Replication Manager CLIを使用する場合,またはDevice Managerの[レプリケーション]タブを使用する場合に指定が必要です。
[レプリケーション]タブを使用する場合,このプロパティの値を変更したときは,Device Managerサーバのrpmlib.propertiesファイルにあるrpmlib.rpm.portプロパティの値も変更する必要があります。rpmlib.rpm.portプロパティについては,マニュアル「Hitachi Command Suite システム構成ガイド」を参照してください。
指定できる値:1~65535
デフォルト値:25200
base.rmi.enabled Replication Managerのバージョンが8.2.1より前の場合,RMIレジストリーを起動するかどうかを指定する値です。Replication Manager CLIを使用する場合,またはDevice Managerの[レプリケーション]タブを使用する場合は,trueを指定する必要があります。
指定できる値:trueまたはfalse
デフォルト値:true
Replication Managerのバージョンが8.2.1以降の場合,このパラメーターは無効になります。指定された値に関係なく,RMI レジストリーを常に起動します。
base.rmi.backlog Replication Managerが受け付けるRMIレジストリーの処理要求の最大数です。Replication Manager CLIを使用する場合,またはDevice Managerの[レプリケーション]タブを使用する場合に指定が必要です。0を指定した場合,Javaのデフォルト値(50)で動作します。
指定できる値:0~1000(個)
デフォルト値:100
base.taskschedule.threadmax Replication Managerが同時に実行できるタスクの最大数です。
指定できる値:10~100(個)
デフォルト値:10
base.refreshstorage.polling.timeout Device Managerでストレージシステム情報を更新するときの完了待ち時間です。
指定できる値:60~1440(分)
デフォルト値:60
base.pair.performance.interval コピーペア性能情報(C/Tデルタ)をDevice Managerエージェントから取得する間隔です。0を指定した場合,コピーペア性能情報(C/Tデルタ)の取得を抑止します。
指定できる値:0~60(分)(60を割り切れる値)
デフォルト値:1
base.pair.performance.aggregate コピーペア性能情報(C/Tデルタ)を集約する数です。
指定できる値:1~60
デフォルト値:5
base.vmhost.enabled 仮想化サーバ(VMware ESX/ESXi)の情報をホストビューに表示するかどうかを指定する値です。リモートDevice Managerで仮想化サーバを管理している場合,値を変更後,該当するDevice Managerに対して構成情報の更新を行ってください。
指定できる値:trueまたはfalse
デフォルト値:true
base.operationmode.forcemaintenancemode Hitachi Command Suite共通コンポーネントを起動する時に,Replication Managerの動作モードをメンテナンスモードにして起動するかどうかを指定します。trueを指定した場合,現在の動作モードに関係なくメンテナンスモードで起動します。falseを指定した場合,現在の動作モードで起動します。
指定できる値:trueまたはfalse
デフォルト値:false
base.pair.udpport.startnumber RAID Managerのインスタンス間の通信に使用するUDPポート番号の開始値です。
指定できる値:0~65535
デフォルト値:35301

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