Tuning Manager - Agents

18.2.9 htmrestctrl

形式

htmrestctrl     ｛ on | off ｝

機能

htmrestctrlコマンドは，Storeデータベースで運用しているAgentのホスト単位に，Tuning Manager APIの利用の有効化／無効化を切り替えます。

Tuning Manager APIを利用してパフォーマンスデータを取得したいインスタンスが1つ以上存在するAgentのホストでは，htmrestctrlコマンドでTuning Manager APIの利用を有効化する必要があります。

Tuning Manager APIの利用を停止する場合には，htmrestctrlコマンドでTuning Manager APIの利用を無効化します。

Tuning Manager APIの利用の有効化／無効化を設定したあとの状態を，次に示します。

表18-8 Tuning Manager APIの利用の有効化／無効化を設定したあとの状態

項目	Tuning Manager APIの利用を有効化した場合	Tuning Manager APIの利用を無効化した場合
ファイル出力設定	稼働性能情報ファイルを出力する。	稼働性能情報ファイルを出力しない。
サービスの起動種別変更	Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントのサービス（Tuning Manager - Agent REST Web ServiceおよびTuning Manager - Agent REST Application Service）を自動起動にする。	Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントのサービス（Tuning Manager - Agent REST Web ServiceおよびTuning Manager - Agent REST Application Service）を手動起動にする。
サービスの起動・停止	Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントのサービス（Tuning Manager - Agent REST Web ServiceおよびTuning Manager - Agent REST Application Service）を起動する。ただし，PFM - ManagerおよびPFM - Agentのサービスは起動しない。	Tuning Manager Agent REST APIコンポーネントのサービス（Tuning Manager - Agent REST Web ServiceおよびTuning Manager - Agent REST Application Service）を停止する。ただし，PFM - ManagerおよびPFM - Agentのサービスは停止しない。

コマンドを実行できるホスト

HTM - Agent for RAIDがインストールされているホスト

実行権限

Windowsの場合

Administrators権限を持つユーザー（WindowsのUAC機能が有効な場合は管理者コンソールから実行）

UNIXの場合

rootユーザー権限を持つユーザー

格納先ディレクトリ

Windowsの場合

インストール先フォルダ\htnm\bin\

UNIXの場合

/opt/jp1pc/htnm/bin/

引数

on

Tuning Manager APIの利用を有効化したい場合に指定します。

off

Tuning Manager APIの利用を無効化したい場合に指定します。

注意事項

• Hybrid Storeで運用しているエージェントの場合，このコマンドは使用できません。
  なお，Storeデータベースでの運用からHybrid Storeでの運用に切り替えたエージェントの場合，切り替える前にすでにTuning Manager APIの利用を有効化していたときは，自動でTuning Manager APIの利用は有効化されています。
  
• Tuning Manager APIの利用を有効化する前に，デフォルトで使用するポート番号（24221～24226）の使用状況を確認してください。
  デフォルトで使用するポート番号が，ほかのプログラムと重複しないように調整する必要があります。重複する場合は，デフォルトで使用するポート番号を変更するか，または重複したほかのプログラムの設定を変更してください。
  デフォルトで使用するポート番号の詳細については，「7.1.4 ポート番号の変更について説明と手順」を参照してください。
  
• Tuning Manager APIの利用の有効化／無効化の設定は，Agentの上書きインストールまたはアップグレードインストールのあとにも引き継がれます。

戻り値

0	正常終了した。
1	引数の指定に誤りがある。
3	Hybrid Storeで運用中のため，このコマンドは利用できない。
255	予期しないエラーが発生した。

使用例

Tuning Manager APIの利用を有効化する場合のコマンド実行例を次に示します。

htmrestctrl on

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