Tiered Storage Manager CLI リファレンスガイド
管理クライアントのOSがWindowsの場合に,CLIをセットアップする手順を説明します。
セットアップを開始する前に,次に示す要件を満たしているか確認してください。
- JREがインストールされていること。
- OSがインストールされているドライブに,100MB以上の空き容量があること。
- Zip形式のファイルを解凍できる環境であること。
- システムドライブに対して管理者権限を持つユーザーで,次のアクセスが許可されていること。
・ファイルの作成およびデータの書き込み
・フォルダの作成およびデータの追加次に示す手順で,CLIをセットアップしてください。
- 管理者権限を持つユーザーで管理クライアントのマシンにログインする。
- Tiered Storage Managerの管理サーバのマシンからCLIのセットアップファイルを,FTPまたは外部記録媒体を使って管理クライアントのマシンに転送する。
セットアップファイルの転送先は任意です。
CLIのセットアップファイルは,管理サーバ内の次のフォルダまたはディレクトリに格納されています。セットアップファイル名を次に示します。
- 管理サーバのOSがWindowsの場合
- <Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ>\TieredStorageManager\Dist\
- 管理サーバのOSがLinuxの場合
- <Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ>/TieredStorageManager/Dist/
TSM<Tiered Storage Managerのバージョン>-<修正版番号>_J<ビルド番号>_WIN_CLI.zip- 転送したセットアップファイルを,Windowsのシステムドライブの下に解凍する。
セットアップ用バッチファイル,アンセットアップ用バッチファイル,CLI実行用バッチファイル,プロパティファイルが解凍結果として展開されます。- セットアップ用バッチファイルsetup.batを,コマンドプロンプトから実行する。
<システムドライブ>\TieredStorageManager\<Tiered Storage Managerのバージョン>\Setup\setup.batOSの種類によっては,実行ユーザーに管理者権限がない場合,エラーメッセージを表示してセットアップは中断されます。管理者権限で起動したコマンドプロンプトからsetup.batを実行してください。
setup.batを実行時,解凍先が正しいかどうかチェックされます。実行したsetup.batが,上記に示したパスに存在するsetup.batと異なる場合,エラーメッセージを表示してセットアップは中断されます。
トレース情報を採取するための共通ライブラリーが格納,設定されます。また,CLI実行用バッチファイルが編集されます。共通ライブラリーは次のフォルダに格納されます。
<システムドライブ>\Program Files\Hitachi\HNTRLib2
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