Hitachi Command Suite CLI リファレンスガイド

C.2 global-active deviceのコピーペアに使用するボリュームの条件（VSP Gx00モデル，VSP Fx00モデル）

VSP Gx00モデルでマイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降の場合，または，VSP Fx00モデルでマイクロコードのバージョンが83-04-02-XX/XX以降の場合，global-active deviceを使用して，2台のストレージシステムのボリューム間でコピーペアを作成できます。

VSP Ex00モデルの場合，コピーペアを構成するストレージはVSP Ex00モデルである必要があります。

global-active deviceのコピーペアを管理する場合のボリュームの条件を次に示します。

P-VOLおよびS-VOL共通の条件：

• nondisruptive migrationの機能を利用したデータ移行中のLDEVでないこと
• 仮想ストレージマシンのタイプが次のどれかであること
  
  • VSP 5000 シリーズ^※
  • VSP G1000，G1500，VSP F1500
  • VSP Gx00モデル または VSP Fx00モデル
  • Virtual Storage Platform
  • Universal Storage Platform V/VM
  • Hitachi USP
  • HUS VM

  注※

  VSP Ex00モデルの場合に選択可能です。

• P-VOLおよびS-VOLのLDEVが同じ仮想ストレージマシンに属していること
• S-VOLのLDEVが属する仮想リソースグループの属性が，次の条件をすべて満たしている場合は，P-VOLの仮想LDEVの情報（仮想SSIDおよび仮想CVS）とS-VOLのLDEVの情報（SSIDおよびCVS）も同じである必要があります。SSIDについては各ストレージシステムに対応するマニュアルを参照してください。
  
  • ストレージシステムのタイプと仮想ストレージマシンのタイプが一致
  • ストレージシステムのシリアル番号と仮想ストレージマシンのシリアル番号が一致
• 指定するP-VOLおよびS-VOLのLDEVの情報（ストレージシステムのタイプ，ストレージシステムのシリアル番号，およびデバイス番号）が，ほかのLDEVの仮想情報として登録されていないこと
• 仮想エミュレーションタイプがOPEN-Vであること

マイクロコードのバージョンが83-01-2X-XX/XX以降，83-03-0X-XX/XXより前の場合

• DPボリュームであること

マイクロコードのバージョンが83-03-0X-XX/XX以降の場合

• P-VOLとS-VOLのボリュームの種別（DPボリューム，内部ボリューム，または外部ボリューム）が同じであること
  ボリュームの種別を確認するには，「5.20 LDEVインスタンス」を参照してください。
  

P-VOLの条件：

• 仮想LDEVの場合，仮想デバイス番号が登録されていること
• 仮想LDEVの操作モードが0（通常のボリューム）であること
• TrueCopy Sync，Universal Replicator，またはglobal-active deviceのペアボリュームでないこと

S-VOLの条件：

• LDEVに仮想デバイス番号が登録されていないこと
• 仮想LDEVの操作モードが32（global-active deviceのS-VOL用に予約されているボリューム）であること
• P-VOLの仮想LDEVの仮想デバイス番号が，S-VOL側で使用されていないこと
  例：P-VOLの仮想LDEVの仮想デバイス番号が100の場合
  
  • S-VOL側にある仮想LDEV（デバイス番号：100）の仮想デバイス番号が削除されていること
  • S-VOL側にあるほかの仮想LDEVが仮想デバイス番号100を使用していないこと

関連項目

• 3.12 global-active deviceに関連するコマンド
• 4.6.1 AddConfigFileForReplication
• 4.6.2 AddReplication

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