8.2.3 データベースをバックアップする

障害が発生した場合に,管理サーバでデータベースをリストアできるようデータベースをバックアップしておく必要があります。

事前に確認しておく情報

データベースをバックアップする手順を次に示します。

  1. バックアップファイルを格納するフォルダの下に,ファイルおよびサブフォルダがないことを確認します。
  2. 次のコマンドを実行してデータベースをバックアップします。
    Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ¥bin¥hcmdsbackups /dir ローカルディスク上のバックアップファイル格納先フォルダ /auto
    dir
    データベースのバックアップファイルを格納するローカルディスク上のフォルダを,絶対パスで指定します。
    auto
    Hitachi Command Suite製品およびデータベースのサービスを,データベースをバックアップするために必要な状態に自動的に変更するオプションです。コマンド実行後には,Hitachi Command Suite製品およびデータベースのサービスが起動した状態になります。

hcmdsbackupsコマンドを実行すると,dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先フォルダの下にdatabaseというフォルダが作成され,データベースのバックアップファイルがbackup.hdbというファイル名で格納されます。

参考
dirオプションに指定したバックアップファイルの格納先フォルダに作成されたdatabase以外のフォルダには,Hitachi Command Suite製品の設定ファイルがバックアップされます。管理サーバの障害によってHitachi Command Suite製品を再インストールすることになった場合には,バックアップされた設定ファイルで以前の設定内容を確認できます。

関連項目