9.9.2 クラスタ環境でデータベースをリストアする
クラスタ環境でデータベースをリストアする手順を説明します。
重要- 手順の途中で使用するhcmdsdbコマンドは,実行時に一時ファイルを作成します。バックアップファイルの格納先フォルダが,次の条件を満たしていることを確認してください。
- hcmdsdbコマンドを実行するユーザーに書き込み権限がある
- 格納しているバックアップファイルと同じ分の空き容量がある
- Tuning Managerとリモート接続している場合は,Tuning Managerサーバがインストールされているマシンで,Tuning Managerをいったん停止しておく必要があります。データベースのリストアが完了したあと,Tuning Managerを再開させてください。
Tuning Managerを停止および起動する方法については,インストールされているTuning Managerに対応するバージョンのマニュアルを参照してください。
- クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を一時停止します。
- 実行系ノードで,次のコマンドを実行してデータベースをリストアします。
<Hitachi Command Suite共通コンポーネントのインストールフォルダ>¥bin¥hcmdsdb.bat /restore <バックアップファイル> /type ALL
restore:hcmdsbackupsコマンドで取得したデータベースのバックアップファイル(backup.hdb)を絶対パスで指定します。共有ディスクに保存したものを使用してください。
- クラスタ管理アプリケーションで,Compute Systems Managerのクラスタ運用を再開します。
- GUIでCompute Systems Managerのタスクの状態を確認します。
完了していない,またはエラーになっているタスクがあれば,必要に応じてタスクを再作成するか,実行スケジュールを変更してください。
- Tuning Managerとリモート接続していた場合は,データベースのリストアによって設定が初期化されるため,再設定します。
関連項目