9.7.5 Windows Server Failover Clusteringでデプロイメントマネージャーを使用する場合のクラスタ環境を設定する
Windows Server Failover Clusteringでデプロイメントマネージャーを使用する場合のクラスタ環境を設定します。
事前に完了しておく操作
- Windows Server Failover ClusteringでのCompute Systems Managerのサービスに関するクラスタ環境設定
Windows Server Failover Clusteringでデプロイメントマネージャーを使用する場合のクラスタ環境を設定する手順を次に示します。
重要- クラスタ環境設定の作業中は,このトピックで実行している操作以外でCompute Systems Managerにアクセスしないでください。
- 次の手順で,サービスをリソースとして登録する時に指定したリソース名称が,クラスタ管理アプリケーションに表示されます。クラスタ管理アプリケーションを操作する場合は,リソース名称を指定して操作してください。
- クラスタ管理アプリケーションで,HCS Compute Systems Manager Web Serviceのサービスをオフラインにします。
- HCS Compute Systems Manager Web Serviceのサービスの設定を変更します。
- Windows Server 2012の場合
- 次のコマンドを,Windows PowerShellを起動して実行してください。
- Add-ClusterCheckpoint -ResourceName <HCS Compute Systems Manager Web Serviceのリソース名> -RegistryCheckpoint "SOFTWARE¥Wow6432Node¥NEC¥DeploymentManager"
- 上記のコマンドは,コマンドプロンプトでは実行できません。
- Windows Server 2012以外の場合
- クラスタ管理アプリケーションで,リソース名を右クリックし,[プロパティ]を選択して,次の表に示す項目を変更します。
表9-13 デプロイメントマネージャーを使用するためのHCS Compute Systems Manager Web Serviceのプロパティ変更値(Windows Server Failover Clusteringの場合)
タブ名 | 設定 |
---|
[レジストリのレプリケーション] | 次のレジストリキーを登録します。
- アーキテクチャがx86の場合:SOFTWARE¥NEC¥DeploymentManager
- アーキテクチャがx64の場合:SOFTWARE¥Wow6432Node¥NEC¥DeploymentManager
|
- 上記の項目以外は変更する必要はありません。
- クラスタ管理アプリケーションで,HCS Compute Systems Manager Web Serviceのサービスをオンラインにします。
- Compute Systems Managerのサービスが登録されているグループに,デプロイメントマネージャーのサービスをリソースとして追加します。
グループの名称を右クリックして,[リソースの追加]-[汎用サービス]を選択します。[サービスの選択]画面では,次のサービスを選択してください。
- DeploymentManager PXE Management
- DeploymentManager PXE Mtftp
- DeploymentManager Transfer Management
各サービスがリソースとして登録されます。
- 追加したリソース名を右クリックして,[プロパティ]を選択します。
各ダイアログで次の3つの表に示された設定を指定します。
なお,Windows Server 2012の場合,[レジストリのレプリケーション]タブはありません。
表9-14 DeploymentManager PXE Managementのプロパティの設定
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター]:何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HCS Compute Systems Manager Web Serviceを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
表9-15 DeploymentManager PXE Mtftpのプロパティの設定
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター]:何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HCS Compute Systems Manager Web Serviceを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
表9-16 DeploymentManager Transfer Managementのプロパティの設定
タブ名 | 設定 |
---|
[全般] | [スタートアップパラメーター]:何も指定しません(指定されている場合は削除してください)。 |
[依存関係] | HCS Compute Systems Manager Web Serviceを登録します。 |
[詳細なポリシー] | [実行可能な所有者]:実行系ノードと待機系ノードが追加されていることを確認します。 |
[ポリシー] | 何も指定しません。 |
[レジストリのレプリケーション] | 何も指定しません。 |
- Compute Systems Managerにログインし,GUIの[管理]タブからデプロイメントマネージャーの設定で,次のように指定します。
- イメージファイルの格納パスとして,共有ディスクにあるフォルダ名を指定
- デプロイメントマネージャーのサーバIPアドレスとして,クラスタ管理IPアドレスを指定
- DHCPサーバが,同じマシンにインストールされていないことを指定
GUIの[管理]タブでのデプロイメントマネージャーの設定については,マニュアル「Hitachi Command Suite Compute Systems Manager Software ユーザーズガイド」を参照してください。
- クラスタ管理アプリケーションで,手順4でリソースを追加したグループをオンラインにします。
関連項目