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EUR データベース連携ガイド


5.10.1 [条件設定]ダイアログで設定できる項目

[条件設定]ダイアログで設定できる項目を次に示します。

[表名]コンボボックス

データベースアクセス定義ウィンドウに設定されている表名が表示されます。

[列一覧]リスト

条件を設定できる列名が一覧表示されます。[列一覧]リストから列を選択すると,その列の属性と長さが,「列属性:」横に表示されます。

複数の表が選択されている場合は,[表名]コンボボックスの状態によって,[列一覧]リストの表示が異なります。

  • [表名]コンボボックスの表名リストから,一つの表を選択したとき

    選択した表の列名だけが一覧表示されます。

  • [表名]コンボボックスから「全表示」を選択したとき

    すべての表の列名が一覧表示されます。

[オプション設定]ダイアログの[表示]タブで,[インデクス情報を表示]チェックボックスがオンの場合は,列名の前に次に示す情報が表示されます。[オプション設定]ダイアログについては,「5.22 [オプション設定]ダイアログ」を参照してください。

表示される情報

情報の意味

UNQ

列にユニークインデクスが定義されていることを示します。

[UNQ]

列にユニークインデクスが定義されていることを示します(一つのインデクスが複数の列から構成されている場合の2列目以降)。

DUP

列に重複インデクスが定義されていることを示します。

[DUP]

列に重複インデクスが定義されていることを示します(一つのインデクスが複数の列から構成されている場合の2列目以降)。

重複インデクスとは,キー値がユニークでないインデクスのことです。

一つの列に複数インデクスがある場合は,「ユニークインデクス/重複インデクス」の順で一つ表示されます。

繰り返し列にインデクスがある場合は,繰り返し列の要素の先頭列に情報が表示されます。

列名を選択したあと,条件式を設定します。設定できる条件式を次に示します。

設定できる条件式

条件式を設定する場所

説明

表結合

[表結合条件]ダイアログ

  • [表結合]ボタンをクリックしてください。

  • 複数の表を結合して,設定した条件に合うデータを抽出できます。

IN,NOT IN

[IN条件式]ダイアログ

  • [IN]ボタンをクリックしてください。

  • 指定した値と一致する行,または指定した値と一致しない行を抽出できます。

BETWEEN,NOT BETWEEN

[BETWEEN条件式]ダイアログ

  • [BETWEEN]ボタンをクリックしてください。

  • 指定した範囲の値が含まれる行,または指定した範囲の値が含まれていない行を抽出できます。

演算数式(=<><<=>>=()E+E-/*-+

[列演算条件式]ダイアログ

  • [列演算]ボタンをクリックしてください。

  • 列と列を演算した値が含まれる行を抽出できます。

演算数式の直接入力(=<><<=>>=()||/*-+

[条件式直接入力]ダイアログ

  • [直接入力]ボタンをクリックしてください。

  • 条件を設定する各ダイアログでは設定できない条件式を設定できます。

比較条件(=<><<=>>=),NULL条件,NOT NULL条件,LIKE条件,NOT LIKE条件

[条件設定]ダイアログの[条件]コンボボックス

条件式の値は,[条件]コンボボックスの右にあるテキストボックスに入力します。[設定]ボタンをクリックすると,条件式が[一覧]リストに追加されます。

条件は,列の属性によって使用が制限されます。詳細は,「表3-8 列と定数の規則」を参照してください。

条件式の値に可変記号を設定する場合

比較条件,LIKE条件,およびNOT LIKE条件の値には,可変記号を設定できます。可変記号は,[可変記号入力]ダイアログで設定します。[可変記号入力]ダイアログは,[可変記号]ボタンをクリックすると表示されます。

可変記号を設定すると,テキストボックスには,「&可変記号名〔(省略値)〕」の形式で表示されます。〔 〕内は,省略値が指定されている場合,表示されます。また,可変記号が設定されたテキストボックスは,書き込みができません。

[可変記号入力]ダイアログについては,「5.16 [可変記号入力]ダイアログ」を参照してください。

[条件]コンボボックス

比較条件(=,<>,<,<=,>,>=),「NULL」,「NOT NULL」,「LIKE」,および「NOT LIKE」のうち,どれかを選択します。ただし,「LIKE」と「NOT LIKE」を選択した場合,条件式に指定できる列名は,次に示す列属性を持つ列です。

CHAR,VARCHAR,LONG VARCHAR,NCHAR,NVARCHAR,MCHAR,MVARCHAR,UCHAR,UVARCHAR,LONG UVARCHAR

UCHAR,UVARCHAR,またはLONG UVARCHARはSQL Serverを使用する場合で,Unicodeデータを抽出するときだけ使用できます。

[条件]テキストボックス

条件式の右辺を入力します。Unicodeが入力できます。

[一覧]リスト

設定された条件式が一覧表示されます。表示される条件式は,ダイアログで設定した条件,または[条件]コンボボックスで設定した条件から作成された,データの抽出条件です。

  • 条件式の表示位置を入れ替える場合

    条件式を選択したあと,[↑]ボタン,または[↓]ボタンをクリックします。

  • 条件式を変更する場合

    条件式を単一選択したあと,[変更]ボタンをクリックします。変更を決定する場合は,[設定]ボタンをクリックします。変更を取りやめる場合は,[取消]ボタンをクリックします。

  • 条件式を削除する場合

    条件式を選択したあと,[削除]ボタンをクリックします。削除する条件式が条件関連式で設定されている場合は,条件番号が「?」に置き換えられます。このとき,条件関連式に誤りがあった場合は,エラーが表示され,条件式が削除されます。

    [一覧]リストに表示されている条件式がすべて削除された場合は,条件関連式も削除されます。

[関連]テキストボックス

複数の条件式を関連させる式(条件関連式)を指定します。条件関連式は,次に示す文字を半角で指定します。

  • [一覧]リストに表示される条件番号

  • 論理演算子「AND」「OR」「NOT」

  • 半角記号「(」「)」

条件関連式に指定できる論理演算子の組み合わせは,255個までです。

次に示すように,条件関連式は,論理演算子の前後に半角空白(△)を指定してください。

(指定例)

(1△OR△2)△AND△(3△OR△4)

複数の条件を設定して,条件関連式を入力しない場合は,すべての条件を「AND」で関連づけます。