Hitachi

EUR データベース連携ガイド


2.3.5 データベースごとの設定

ここでは,EURでDABrokerを経由してデータベースと接続する場合のデータベースごとの設定内容について説明します。

〈この項の構成〉

(1) HiRDBを使用する場合の設定

DABrokerがインストールされているマシンに,HiRDBのクライアントの設定をしてください。接続するHiRDBのPDHOSTおよびPDNAMEPORTの指定値をデータベースの接続情報に指定してください。そこで設定したホスト名,IPアドレスまたは接続ポート名を,データベースアクセス定義が使用するODBC Driverで指定してください。HiRDBのクライアントの設定については,HiRDBのマニュアルを参照してください。

(2) Oracleを使用する場合の設定

(a) Oracleのクライアントの設定

DABrokerがインストールされているマシンに,Oracleのクライアントの設定をしてください。そこで設定したネット・サービス名称をデータベースの接続情報に指定してください。Oracleのクライアントの設定については,Oracleのマニュアルを参照してください。

(b) Oracleのバージョンの設定

Oracleに接続する場合,DABrokerの環境設定で,使用するOracleのバージョンを設定してください。

(c) Oracleから抽出する文字コードをUTF-8とする場合

DABrokerがインストールされているマシンのシステム環境変数に,Oracleの環境変数NLS_LANGを指定してください。NLS_LANGについては,Oracleのマニュアルを参照してください。

(例)NLS_LANG=JAPANESE_JAPAN.UTF8

(3) SQL Serverを使用する場合の設定

DABrokerがインストールされているマシンで,システムデータソースとして,SQL ServerのODBCデータソースを追加してください。SQL ServerのODBCデータソース追加時の設定で,「SQL Serverが,ログインIDの権限の確認を行う方法は?」に「ユーザーが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う」を選択してください。追加したSQL ServerのODBCデータソース名を,データベースの接続情報に指定してください。

重要

64bit OSで32bit版DABrokerを使用する場合は,WindowsディレクトリのSysWow64フォルダにあるODBCアドミニストレータ(odbcad32.exe)を使用する必要があります。