2.1 データベースの接続の概要
データベースからデータを抽出する場合,EURの関連プログラムプロダクト「DABroker」を使用してデータベースに接続します。また,EUR 帳票作成機能では「ODBC Driver」も使用します。
EURに同梱しているDABrokerを使用する場合のシステム構成,マシン環境とその概要を,帳票作成時と帳票出力時に分けて説明します。
- 帳票作成時
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EUR DeveloperのEUR 帳票作成機能から,ODBC Driverを使用してDABrokerに接続します。この際,ODBC Driverで接続先のDABrokerを指定する必要があります。
- 注※
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ODBC Driverは,EURをインストールすると,自動的にインストールされます。
- 帳票出力時
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EUR DeveloperのEUR クライアント帳票出力機能,またはEUR Server製品のEUR サーバ帳票出力機能から,DABrokerに接続します。この際,接続情報ファイルで接続先のDABrokerを指定する必要があります。
なお,DABrokerをEURとは別のマシンやサーバにインストールした構成や,データベースとは別のサーバにインストールした構成にもできます。
DABrokerの設定とODBC Driverの設定については,「2.2 データベースの接続設定の流れ」以降で説明します。接続情報ファイルの詳細については,「4.1 接続情報ファイル」で説明します。
なお,これらの説明は,次に示す条件を前提にしています。
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データベースを使用できる環境が構築されていること
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EURをインストールするマシン,およびDABrokerをインストールするマシンをネットワーク上で使用できる環境がすでに構築されていること