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EUR データベース連携ガイド


3.7.4 見出し辞書の使用

ここでは,見出し辞書の主な使用方法について説明します。

〈この項の構成〉

(1) 格納先を指定した見出し情報の登録

見出し辞書で作成した見出し情報は,デフォルトで指定されたフォルダに格納されています。

編集した見出し情報を別の場所へ格納したい場合は,任意の場所へ設定を変えられます。作成した見出し辞書をほかの使用者に配布する場合や,現在使っている見出し辞書の内容を別のEUR 帳票作成機能で使用する場合などに利用できます。

見出し辞書で作成したファイルの格納場所と,各ファイルの内容は次のとおりです。

見出し辞書で使用するファイルの格納場所
  • EUR Designerの場合

    EUR Designerのインストール先フォルダ\partnerW

  • EUR Developerの場合

    EUR Developerのインストール先フォルダ\EUR Designer\partnerW

表3‒18 見出し辞書で使用するファイル

内容

ファイル名

登録されている見出し情報の一覧

Dptindex.dpd

見出しグループの情報

Dptindex2.dpd

個々の見出し情報

Dpt00001.dpd〜Dpt65535.dpd

(a) 操作方法

格納先を指定した見出し辞書の登録方法を次に示します。

  1. [見出し編集]ダイアログの表示

    [データベースアクセス定義ウィンドウ]の[ツール]メニューから[見出し編集]を選択します。

    [見出し編集]ダイアログが表示されます。

  2. [見出し選択]ダイアログの表示

    [見出し編集]ダイアログの[見出し一覧]ボタンをクリックします。

    [見出し選択]ダイアログが表示されます。

  3. 格納したい表見出しの選択

    <Shift>キーを押しながら選択すると,複数選択できます。

  4. [格納先の指定]ダイアログの表示

    [格納]ボタンをクリックします。[格納先の指定]ダイアログが表示されます。[フォルダ(F)]エリアに現在の見出し情報の格納先が表示されています。

  5. [見出し選択ダイアログ]の表示

    手順4.で選択した表見出しの格納先を設定したら,[OK]ボタンをクリックします。

    [格納先の指定]ダイアログが閉じて,[見出し選択]ダイアログに戻ります。

  6. [見出し選択]ダイアログの表示

    [閉じる]ボタンをクリックします。[見出し選択]ダイアログが閉じて,[見出し編集]ダイアログに戻ります。

(2) 見出し情報の一括登録

複数の表の見出し情報を,見出し辞書に一括登録できます。

(a) 操作方法

見出し情報の一括登録方法を次に示します。

  1. [見出し編集]ダイアログの表示

    [データベースアクセス定義ウィンドウ]の[ツール]メニューから[見出し編集]を選択します。

    [見出し編集]ダイアログが表示されます。

  2. [表選択]ダイアログの表示

    [見出し編集]ダイアログの[一括作成]ボタンをクリックします。[表選択]ダイアログが表示されます。

  3. 一括登録をする表の選択

    一括登録したい表を選択して,[OK]ボタンをクリックします。

    表の選択は,表をダブルクリック,または表を選択して[選択]ボタンをクリックして[選択表一覧]に設定します。表をクリックしただけでは選択されませんので,[見出し編集]ダイアログの下段の[選択表一覧]に選択した表がきちんと設定されているか確認してください。

    • [登録経過]メッセージボックスの操作方法

      [OK]ボタンをクリックすると[登録経過]ダイアログが表示され,辞書登録が完了した表名が順番に表示されていきます。[キャンセル]ボタンをクリックすると,現在の辞書登録完了後に残りの辞書登録がキャンセルされます。

  4. [上書き確認]ダイアログの設定

    すでに見出し情報が登録されている表を選択した場合は,[上書き]ダイアログが表示されます。

    [図データ]

    [はい]ボタンをクリックした場合は,現在の表を上書き登録します。

    [いいえ]ボタンをクリックした場合は,現在の表の登録を中止して次の表の登録に進みます。

    [すべて上書き]ボタンをクリックした場合は,現在の表以降に登録済みの表があっても,メッセージで確認することなくすべて上書きします。

    ただし,グループ名の情報は,上書きしても変更されません。

  5. [OK]ボタンのクリック

    [見出し編集]ダイアログに戻ります。

(3) 見出し辞書のグループ設定

見出し辞書は,表ごとにグループを設定できます。

表を見出し辞書に登録する時にグループを設定しておくと,グループ名を条件にして表を抽出できます。

(a) 操作方法

見出し辞書のグループ設定方法を次に示します。

  1. [見出し編集]ダイアログの表示

    [データベースアクセス定義ウィンドウ]の[ツール]メニューから[見出し編集]を選択します。

    [見出し編集]ダイアログが表示されます。

  2. [見出し選択]ダイアログの表示

    [見出し編集]ダイアログの[見出し一覧]ボタンをクリックします。

    [見出し選択]ダイアログが表示されます。

  3. 表の選択

    グループを設定したい表を,[登録表一覧]リストから選択します。

    一度に複数の表を登録することもできます。

    表を複数選択する場合は,<Shift>キーを押しながら表をクリックすると,複数の表を選択できます。

  4. グループ名の入力

    選択した表に設定するグループ名を,[グループ名]コンボボックスに入力するか,またはリストから選択します。すでに登録されているグループ名は,[グループ名]コンボボックスに格納されています。

    [図データ]

  5. グループの設定

    [グループ名]コンボボックスにグループ名を入力したら,[設定]ボタンをクリックしてグループを設定します。

    [設定]ボタンをクリックすると,グループ名の設定(変更または削除)を確認するメッセージが表示されます。[はい]をクリックすると,グループ名が設定されます。

    設定した内容は,[見出し選択]ダイアログで登録した表を選択すると,[グループ名]コンボボックスに表示されるので確認できます。

(4) 別のドライブまたはフォルダの見出し情報を読み込む

見出し辞書で参照する見出し情報は,設定されたフォルダのファイルを参照しています。設定された場所ではなく,別の場所にある見出し情報を参照したい場合は,任意の参照先を指定して読み込めます。一つの見出し辞書をマスタ辞書として,必要な見出し情報だけを読み込んで編集して個人用の見出し辞書に登録する場合などに利用すると便利です。

(a) 操作方法

別のドライブまたはフォルダの見出し情報を読み込む方法を次に示します。

  1. [見出し編集]ダイアログの表示

    [データベースアクセス定義ウィンドウ]の[ツール]メニューから[見出し編集]を選択します。

    [見出し編集]ダイアログが表示されます。

  2. [読み込み先指定]ダイアログの表示

    [見出し編集]ダイアログの[読み込み]ボタンをクリックします。

    [読み込み先指定]ダイアログが表示されます。

  3. 読み込み先の指定

    読み込む見出し情報が格納されているドライブまたはフォルダを指定します。

    読み込み先のドライブまたはフォルダをダブルクリックすると,選択した場所が[フォルダ(F):]下段に表示されます。[[...]]をダブルクリックすると,選択中の階層が一つ上位に上がります。

  4. [見出し選択]ダイアログの表示

    [OK]ボタンをクリックすると,[読み込み先指定]ダイアログが閉じて,[見出し選択]ダイアログが表示されます。[見出し選択]ダイアログには,手順3で選択したフォルダに格納されている表見出しの一覧が表示されます。

  5. 読み込む表見出しの選択

    選択できる見出し情報は一つだけです。複数選択すると[編集]ボタンが不活性になり,選択できません。

  6. [編集]ボタンのクリック

    [見出し選択]ダイアログが閉じて,[見出し編集]ダイアログが表示されます。[見出し編集]ダイアログには,手順5で選択した表見出しが表示されています。

    読み込んだ見出し情報を編集,または削除する場合は,[見出し編集]ダイアログが行ってください。