Hitachi

EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


15.11.6 REMAINFLAG

セクション

[OPTION]

設定内容

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)が生成する一時ファイルを保存する条件を指定します。

BSP-RM連携コマンドが一時ファイルとして生成する帳票セット指定ファイルおよびマッピングデータファイルを保守情報として採取する場合に指定します。

指定値

指定できる値と条件を次に示します。また,各条件の値を足し合わせることによって,条件を組み合わせて指定することもできます。

  • 1:BSP-RM連携コマンドから呼び出すeurpmcコマンドの実行中に警告が発生した場合(BSP-RM連携コマンドの終了コードが4の場合)に一時ファイルを保存します。

  • 2:BSP-RM連携コマンドが異常終了した場合(BSP-RM連携コマンドの終了コードが3008または3032の場合)に一時ファイルを保存します。

  • 4:BSP-RM連携コマンドが正常終了した場合(BSP-RM連携コマンドの終了コードが0の場合)に一時ファイルを保存します。

なお,BSP-RM連携コマンドから呼び出すeurpmcコマンドでエラーが発生した場合(BSP-RM連携コマンドの終了コードが8の場合)はデフォルトで一時ファイルが保存されます。eurpmcコマンドでエラーが発生した場合に一時ファイルを削除する場合は,ERRORREMAINキーの指定値に0を設定する必要があります。ERRORREMAINキーの詳細については,「15.11.7 ERRORREMAIN」を参照してください。

REMAINFLAGキーの指定値の組み合わせと一時ファイルを保存するかどうかの動作を次の表に示します。

表15‒56 REMAINFLAGキーの指定値の組み合わせと一時ファイルを保存するかどうかの動作

指定値

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)の終了コード

0(正常終了)

4(eurpmcコマンドで警告が発生)

8(eurpmcコマンドでエラーが発生)

3008または3032(異常終了)

1

×

×

2

×

×

3

×

4

×

×

5

×

6

×

7

(凡例)

○:一時ファイルを保存します。

×:一時ファイルを削除します。

△:ERRORREMAINキーを省略している場合,またはERRORREMAINキーの指定値に1を設定している場合は一時ファイルを保存します。

 

指定値に数値以外の値を指定した場合は,REMAINFLAGキーの指定なしと仮定されます。

指定値に1〜7以外の数値を指定した場合は,指定値を2進数のビットパターンで判定し,1桁目が1のときは値1の条件,2桁目が1のときは値2の条件,および3桁目が1のときは値4の条件が指定されているものとして動作します。

省略値

REMAINFLAGキーを省略した場合は,未指定となります。

注意事項

業務システムでeurpmcコマンドの警告を判別していない場合は,REMAINFLAGキーの指定値に1を含む条件を設定する運用を推奨します。eurpmcコマンドの警告発生時に警告要因を調査するときは,保存されている一時ファイルを保守情報として採取します。