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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


15.3.31 EURPS_USE_05_06_FONT_LANG

設定内容

フォントの半角全角判定を文字コードごとにするか,フォントごとにするどうかを指定します。

EUR サーバ帳票出力機能で出力されるフォントの詳細については,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。

指定値
表15‒31  EURPS_USE_05_06_FONT_LANGの設定値

環境変数の設定値

説明

YES

文字コードごとに半角全角判定をします(05-06以前の方式)。

NO

フォントごとに半角全角判定をします。

YES,NO以外の値を指定した場合は,省略値と同じ値が仮定されます。

省略値

環境変数EURPS_USE_05_06_FONT_LANGの指定を省略した場合は,「NO」が仮定されます。

注意事項
  • 文字コードごとに半角全角判定をすると,欧文フォントではラテン基本文字と同じ幅の文字(記号,ギリシャ文字,キリル文字などJISX0208に含まれる文字)が,全角(ラテン基本文字の2倍の文字幅)で出力されます。また,日本語で半角の文字が中国語(簡体字)では正しく出力できない場合があります。欧文フォント,簡体字中国語フォントを使用する場合は,NOを指定することをお勧めします。

  • 半角全角判定の文字幅は,英語フォントではCourier,簡体字中国語フォントでは新宋体,繁体字中国語フォントでは細明体,日本語フォントではMS 明朝の文字幅が適用されます。フォントの言語を判定できない場合は,中国語(簡体字)ロケールでは新宋体,日本語ロケールではMS 明朝,その他のロケールではCourierの文字幅が適用されます。

  • バージョン05-06の帳票をバージョン05-08以降で開いた場合,環境変数EURPS_USE_05_06_FONT_LANGに「YES」以外の値を指定すると,帳票の見た目が異なって表示されることがあります。

  • バージョン08-00以降の場合,環境変数EURPS_USE_05_06_FONT_LANGは次に示す条件で帳票を出力した場合にフォントの文字幅計算に適用されます。

    表15‒32  バージョン08-00以降でEURPS_USE_05_06_FONT_LANGが文字幅計算に適用される出力

    出力環境

    出力形式

    帳票アイテムの

    フォント

    文字幅計算方法

    の指定

    Windows環境

    プリンタ出力

    固定ピッチフォント

    静的,または指定なし

    PDF出力

    (フォント埋め込みなし)

    UNIX/Linux環境

    PDF出力

    (フォント埋め込みなし)

    注※

    フォントの埋め込みの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編」を参照してください。