15.3.21 EURPS_CODE39_PARAM
- 設定内容
-
CODE39バーコードのバーコード補正情報を指定します。
次に示す形式で指定します。
type〔,〔エレメント幅比〕,〔Param〕〕
環境変数EURPS_CODE39_PARAMとプリンタ定義ファイルのキーワードCODE39PARAMが同時に指定された場合は,プリンタ定義ファイルの指定が有効になります。
プリンタ定義ファイルの詳細については,「11.5 プリンタ定義ファイル」を参照してください。
- 指定値
-
- type
-
エレメント幅の求め方を指定します。
指定値
説明
0
細エレメントのサイズから計算された1文字の幅から,細エレメント,太エレメントを計算します。
計算の結果発生したずれはすべてキャラクタ間ギャップに追加されるため,サイズは自由に調整できます。
1
細エレメントのサイズをドット単位に変換した値と,細エレメント,太エレメント,キャラクタ間ギャップの比から,各バーの太さを計算します。
各バーの太さはドットで計算されるため,サイズの調整は段階的になります。
2
1を指定した場合の計算方法に加えて,バーコードの線の太さを補正します。
0,1,2以外の値を指定した場合は,省略値と同じ値が仮定されます。
- エレメント幅比
-
細エレメント,太エレメント,およびキャラクタ間ギャップの比率を指定します。次に示す形式で指定します。
細エレメント:太エレメント:キャラクタ間ギャップ
細エレメントには,1以上の値を指定してください。
太エレメントには,細エレメントの2.0〜3.0倍の値を指定してください。
キャラクタ間ギャップには,細エレメントの値以上の値を指定してください。
エレメント幅比を正しく指定していない場合は,省略値と同じ値が仮定されます。
- Param
-
typeに「2」を指定した場合,バーコードの線の太さを細く補正する幅をミリメートル単位で指定します。指定した値をドット単位に変換した計算値の小数第一位を四捨五入した値が補正されます。計算されたドット数の分だけ黒バーが細く,白バーが太くなります。
バーコードの線の太さは,補正するドット数の計算結果が1以上の場合に補正されます。
Paramに指定した値をドット単位に変換する計算式を次に示します。
計算値(ドット) = Paramに指定する値 ÷ 25.4 ×解像度(dpi)
解像度300dpiの場合,補正するドット数の計算結果を次に示します。
表15‒21 解像度300dpiの場合に補正するドット数 Paramに指定する値(ミリメートル)
補正するドット数(ドット)
計算値(ドット)
0.04
0
0.472441
0.041
0
0.484252
0.042
0
0.496063
0.043
1
0.507874
0.044
1
0.519685
0.045
1
0.531496
0.046
1
0.543307
解像度600dpiの場合,補正するドット数の計算結果を次に示します。
表15‒22 解像度600dpiの場合に補正するドット数 Paramに指定する値(ミリメートル)
補正するドット数(ドット)
計算値(ドット)
0.02
0
0.472441
0.021
0
0.496063
0.022
1
0.519685
0.023
1
0.543307
0.024
1
0.566929
0.025
1
0.590551
0.026
1
0.614173
Paramには1モジュール以上のドット数の幅は指定できません。Paramに指定した値が1モジュール以上のドット数になる場合は,1ドットが指定されます。
- 省略値
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typeの指定を省略した場合,typeの値は「0」が仮定されます。
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エレメント幅比の指定を省略した場合は,エレメント幅はtypeに「0」が指定されたときの方法で計算されます。
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Paramの指定を省略した場合は,未指定となります。
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- 注意事項
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typeに「2」を指定した場合でも,Paramを指定しなかったときは,エレメント幅はtypeに「1」が指定されたときの方法で計算されます。
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環境変数EURPS_CODE39_PARAMは,バージョン05-06以降で指定できます。05-05以前のバージョンでは,自動的にtypeに「0」が指定された場合と同じ計算方法でエレメント幅が決定します。
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