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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


12.10.3 指定できるオプション

起動パラメタファイルには,eurpmcコマンドのメソッドオプションとプロパティオプションを指定できます。メソッドオプションの指定は必須です。

〈この項の構成〉

(1) メソッドオプション(必須)

起動パラメタファイルには,eurpmcコマンドのメソッドオプションを/mオプションで次のように指定します。

/m {epf | eur | pdf | print | xlsx}

起動パラメタファイルに指定できる/mオプションの指定値を次に示します。それ以外の指定値を指定した場合はエラーになります。

表12‒9 起動パラメタファイルに指定できる/mオプションの指定値

種類

/mオプションの指定値

内容

出力

epf

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象の制御情報付データファイルに定義されているマッピングデータと帳票ファイル名に従って,/epfnオプションに指定したファイル名のEPF形式ファイルを出力します。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象のマッピングデータファイルと/rfオプションに指定した帳票ファイル名に従って,/epfnオプションに指定したファイル名のEPF形式ファイルを出力します。

/mオプションの指定値にepfを指定する場合は,/epfnオプションを必ず指定してください。事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合は,/rfオプションも必ず指定してください。

eur

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象の制御情報付データファイルに定義されているマッピングデータと帳票ファイル名に従って,/eurnオプションに指定したファイル名のEUR形式ファイルを出力します。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象のマッピングデータファイルと/rfオプションに指定した帳票ファイル名に従って,/eurnオプションに指定したファイル名のEUR形式ファイルを出力します。

/mオプションの指定値にeurを指定する場合は,/eurnオプションを必ず指定してください。事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合は,/rfオプションも必ず指定してください。

pdf

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象の制御情報付データファイルに定義されているマッピングデータと帳票ファイル名に従って,/pdfnオプションまたは/dsfオプションに指定したファイル名のPDF形式ファイルを出力します。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象のマッピングデータファイルと/rfオプションに指定した帳票ファイル名に従って,/pdfnオプションまたは/dsfオプションに指定したファイル名のPDF形式ファイルを出力します。

/mオプションの指定値にpdfを指定する場合は,/pdfnオプションまたは/dsfオプションのどちらかを必ず指定してください。事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合は,/rfオプションも必ず指定してください。

print

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象の制御情報付データファイルに定義されているマッピングデータと帳票ファイル名に従って,/pmオプションに指定した印刷方式で帳票を出力します。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象のマッピングデータファイルと/rfオプションの帳票ファイル名に従って,/pmオプションに指定した印刷方式で帳票を出力します。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合は,/rfオプションも必ず指定してください。

xlsx

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象の制御情報付データファイルに定義されているマッピングデータと帳票ファイル名に従って,/xlfnオプションに指定したファイル名のExcel形式ファイルを出力します。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合

出力対象のマッピングデータファイルと/rfオプションに指定した帳票ファイル名に従って,/xlfnオプションに指定したファイル名のExcel形式ファイルを出力します。

/mオプションの指定値にxlsxを指定する場合は,/xlfnオプションを必ず指定してください。事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合は,/rfオプションも必ず指定してください。なお,/mオプションの指定値にxlsxを指定する場合は,/rfオプションの指定値に単数のファイルしか指定できません。

(2) プロパティオプション

起動パラメタファイルに指定できるプロパティオプションと指定値を次に示します。

表12‒10 起動パラメタファイルに指定できるプロパティオプションと指定値

プロパティオプション

内容

(指定値)

/adpenv

EUR Server - Adapterで使用する環境設定ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

EUR Server - Adapterで使用する環境設定ファイルの格納先のフォルダパス,またはファイルパスを指定します。

フォルダパスを指定する場合は,EUR Server - Adapterの環境設定ファイルのデフォルトのファイル名(EURPMADP.ini)が仮定されます。指定したフォルダには,デフォルトのファイル名で保存してください。指定したフォルダにデフォルトのファイル名のファイルが存在しない場合は,デフォルト値で動作します(環境設定ファイルの読み込み時に警告メッセージをログに出力します)。

フォルダパスを指定する場合の用途を次に示します。

・環境設定ファイルの格納先を任意のフォルダに変更

・業務アプリケーションごとの環境設定ファイルの切り替え(フォルダ指定)

・次に示すコンポーネントの環境設定ファイルを同じフォルダに格納

 ・EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)

 ・EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)

 ・EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)

 ・EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)

ファイルパスを指定する場合は,任意のファイル名を指定できます。指定したファイルが存在しない場合は,デフォルト値で動作します(環境設定ファイルの読み込み時に警告メッセージをログに出力します)。

ファイルパスを指定する場合の用途を次に示します。

・環境設定ファイルを任意の格納先およびファイル名に変更

・業務アプリケーションごとの環境設定ファイルの切り替え(ファイル指定)

・EUR Server Service,EUR Server - Adapter,EUR Server - Spool Service,EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイルの設定内容を同じファイルに指定

なお,各コンポーネントの環境設定ファイル間で重複するキーを指定した場合,そのキーを参照するコンポーネントすべてに有効となります。環境設定ファイル間で重複するキーを次の表に示します。

  • PORTセクションのEURPMキー,EURPMCLキー,EURPMLSキー

  • PATHセクションのCONFキー,TEMPキー

  • ERRORセクションのLOGFILEキー,LOGLEVELキー,LOGSIZEキー

  • OPTIONセクションのDATABUFFSIZEキー,RMDIRINTERVALTIMEキー,RMDIRRETRYCOUNTキー,SOCKBUFFSIZEキー,TEMPFILEDELキー

  • THREADセクションのEURPSキー,GENERALキー,MERGEキー

  • TIMEOUTセクションのCONNECTキー,ERRIGNOREキー,PRTCLSLISTキー

/adpenvオプションを省略した場合は,デフォルトの格納先の環境設定ファイルが使用されます。

EUR Server - Adapterで使用する環境設定ファイルは,EUR Server - Adapter稼働マシンに配置してください。

/bm

しおり定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

しおり定義ファイル名を指定します。

複数のファイルを指定できます。複数のファイルを指定する場合は,コンマ(,)で区切ってください。

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合

指定するファイル名は,制御情報付データファイルのeur_fms行で指定する帳票ファイル名と同じ数を指定してください。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合

指定するファイル名は,/rfオプションで指定する帳票ファイル名と同じ数を指定してください。

/bmオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

しおり定義ファイルは,EUR Server - Adapter稼働マシンに配置してください。

/bmf

文書しおり定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

文書しおり定義ファイル名を指定します。

/bmfオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

文書しおり定義ファイルは,EUR Server - Adapter稼働マシンに配置してください。

/bmp

文書しおり定義ファイルまたはしおり定義ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/bmfオプションで指定した文書しおり定義ファイルのパス,または/bmオプションで指定したしおり定義ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは/bmfオプションで指定する文書しおり定義ファイルと,/bmオプションで指定するしおり定義ファイルのデフォルトの場所になります。

/bmpオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

文書しおり定義ファイルまたはしおり定義ファイルを配置しているEUR Server - Adapter稼働マシンのパスを指定してください。

/c

印刷部数

(1〜99)

印刷部数を指定します。

/cオプションを省略した場合は,1が仮定されます。ただし,/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/cオプションを指定しても無視されます。

/cオプションは,/mオプションの指定値にprintまたはepfのどちらかを指定している場合に有効となります。

/client

クライアントPCのIPアドレス

(255.255.255.255形式)

印刷を実行するクライアントPCのIPアドレス,または蓄積クライアント印刷実行を要求するクライアントPCのIPアドレスを指定します。

/clientオプションを省略した場合は,デフォルト値(127.0.0.1)が仮定されます。

/clientオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にclまたはsplのどちらかを指定している場合に有効となります。

/cry

PDF形式ファイルの暗号化出力の有無

  • 1:PDF形式ファイルを暗号化する

  • 0:PDF形式ファイルを暗号化しない

PDF形式ファイルを暗号化して出力するかどうかを指定します。

/cryオプションを省略した場合は,0が仮定されます。

/cryオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

/cryf

暗号化設定ファイル名

(255バイト以内の文字列)

暗号化設定ファイル名を指定します。

/cryfオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

暗号化設定ファイルは,EUR Server - Adapter稼働マシンに配置してください。

/cfyfp

暗号化設定ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/cryfオプションで指定した暗号化設定ファイルのパスを指定します。

/cfyfpオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

暗号化設定ファイルを配置しているEUR Server - Adapter稼働マシンのパスを指定してください。

/dest

出力先名

(80バイト以内の文字列)

スプールサーバの出力先名を指定します。

出力先名には「"」および「,」を含めないでください。

/destオプションは,次に示すどちらかの指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsv,かつ/srmオプションの指定値にdestを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にspl,かつ/srmオプションの指定値にsvを指定している場合

/df

文書情報設定ファイル名

(255バイト以内の文字列)

文書情報設定ファイル名を指定します。

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,文書情報ファイル名は,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのDOCINFOキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/dfpオプションに指定することもできます。/dfpオプションにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。

  • フルパスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのDOCINFOキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのDOCINFOキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのDOCINFOキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。

文書情報設定ファイルは,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/dfp

文書情報設定ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/dfオプションで指定した文書情報設定ファイルのパスを指定します。

文書情報設定ファイルを配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/dialog

ダイアログの表示モード

  • dialog:印刷先指定ダイアログを表示する(対話型印刷)

  • auto:直接印刷を実行する(自動印刷)

  • preview:プレビューウィンドウを表示する(対話型印刷プレビュー表示)

  • fullauto:直接印刷を実行する(全自動印刷)

  • pvonly:印刷を実行できないプレビューウィンドウを表示する(対話型印刷プレビュー表示限定)

クライアントPCで印刷する場合,ダイアログの表示モードを選択します。

/dialogオプションを省略した場合は,EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)でOPTIONセクションのDISPPRINTDLGキーの設定値(0〜4)が仮定されます。/dialogオプションと環境設定ファイルのDISPPRINTDLGキーをどちらも省略した場合は,0が仮定されます。/pオプションを指定している場合,かつ/dialogオプションに0または2を指定している場合は,1が仮定されます。

/dialogオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にclまたはsplのどちらかを指定している場合に有効となります。

/dsf

PDF仕分け定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

PDF仕分け定義ファイル名を指定します。

/mオプションの指定値にpdfを指定する場合は,/dsfオプションまたは/pdfnオプションのどちらかを必ず指定してください。/dsfオプションと/pdfnオプションを同時に指定した場合は,/pdfnオプションは無視されます。

/mオプションの指定値にpdf以外を指定した場合は,/dsfオプションを指定しても無視されます。

/dsfオプションを指定している場合は,/foutdestオプションは無効となります。この場合,PDF仕分け定義ファイルに記述されている出力先ファイル名に従って,EUR Server Service稼働マシンにPDF形式ファイルを出力します。

PDF仕分け定義ファイルは,EUR Server - Adapter稼働マシンに配置してください。

/dsfp

PDF仕分け定義ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/dsfオプションで指定したPDF仕分け定義ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/dsfオプションで指定するPDF仕分け定義ファイルのデフォルトの場所になります。

/dsfpオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

PDF仕分け定義ファイルを配置しているEUR Server - Adapter稼働マシンのパスを指定してください。

/enc

パスワード暗号化鍵

(32バイト以内の文字列)

オーナパスワードとユーザパスワードを暗号化した暗号化設定ファイルを使用して,暗号化したPDF形式ファイルを出力するときにパスワード暗号化鍵を指定します。

パスワード暗号化鍵に指定できる文字は,次のとおりです。

  • 半角文字

    0〜9

  • 半角英字

    A〜Z,a〜z

/encオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

/ep

印刷終了ページ

(0〜999,999)

印刷終了ページを指定します。

/epオプションを省略した場合,または指定した値が0の場合は,最終ページまで印刷されます。

/epオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,epf,またはxlsxのどれかを指定している場合に有効となります。

/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/epオプションは無効となります。

制御情報付データファイル,または/rfオプションで複数の帳票ファイルを指定している場合は,/epオプションは無効となります。

/epfn

EPF形式ファイル名

(255バイト以内の文字列)

入力または出力するEFP形式ファイル名を指定します。

EPF形式ファイルの拡張子は,*.epfです。EPF形式ファイル名は,拡張子を含めて指定してください。ただし,出力したEPF形式ファイルを使用してヘルパクライアント印刷するときは,次に示す拡張子でEPF形式ファイル名を指定してください。

  • EPF形式ファイルをプレビューする場合:*.epf

  • EPF形式ファイルをプリンタ印刷する場合:*.epp

/mオプションの指定値にepfを指定する場合は,/epfnオプションを必ず指定してください。指定を省略した場合は,eurpmcコマンドでエラーになります。/mオプションの指定値にepf以外を指定した場合は,/epfnオプションを指定しても無視されます。

/epfnp

EPF形式ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/epfnオプションで指定したEPF形式ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/epfnオプションで指定するEPF形式ファイルのデフォルトの場所になります。

/epfnpオプションは,/mオプションの指定値にepfを指定している場合に有効となります。

/eurn

出力EUR形式ファイル名

(255バイト以内の文字列)

出力するEUR形式ファイル名を指定します。

/mオプションの指定値にeurを指定する場合は,/eurnオプションを必ず指定してください。指定を省略した場合は,eurpmcコマンドでエラーになります。/mオプションの指定値にeur以外を指定した場合は,/eurnオプションを指定しても無視されます。

/eurnp

出力EUR形式ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/eurnオプションで指定したEUR形式ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/eurnで指定するEUR形式ファイルのデフォルトの場所になります。

/eurnpオプションは,/mオプションの指定値にeurを指定している場合に有効となります。

/exp

実行可能印刷方式

  • sv:スプールサーバで印刷する

  • svcl:スプールサーバでの印刷,またはクライアントで印刷する

  • cl:クライアントで印刷する

実行可能印刷方式を指定します。

sv,svcl,およびcl以外の値を指定した場合は,svが仮定されます。

/expオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/fc

スプールデータの検索キーの分類

(80バイト以内の文字列を10個まで指定できる)

スプールデータの検索キーの分類を指定します。

指定する文字列には「,」を含めないでください。

/fcオプションを指定する場合は,検索キーの分類に対応する検索キーの値を必ず/fdオプションに指定してください。/fcオプションに指定する要素数と/fdオプションに指定する要素数は同じにしてください。指定する要素数が異なると,エラーになります。

検索キーを指定しない場合は,/fcオプションと/fdオプションは,どちらも指定しないでください。どちらか一つだけの指定している場合はエラーになります。

/fcオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/fd

スプールデータの検索キーの値

(80バイト以内の文字列を10個まで指定できる)

スプールデータの検索キーの値を指定します。

指定する文字列には「,」を含めないでください。

/fcオプションを指定する場合は,検索キーの分類に対応する検索キーの値を必ず/fdオプションに指定してください。/fcオプションに指定する要素数と/fdオプションに指定する要素数は同じにしてください。指定する要素数が異なると,エラーになります。

/fdオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/foutdest

PDF形式ファイルの出力先

  • adp:EUR Server - Adapter稼働マシンに出力する

  • pm:EUR Server Service稼働マシンに出力する

PDF形式ファイルの出力先を,EUR Server - Adapter稼働マシンにするか,またはEUR Server Service稼働マシンにするかのどちらかを指定します。

/foutdestオプションを省略した場合は,EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)のOPTIONセクションのFILEOUTPUTDESTINATIONキーが仮定されます。

また,adp,pm以外の値を指定した場合は,adpが仮定されます。

/foutdestオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

/dsfオプション(PDF仕分け定義ファイル名)を指定している場合は,/foutdestオプションは無効となります。この場合,PDF仕分け定義ファイルに記述されている出力先ファイル名に従って,EUR Server Service稼働マシンにPDF形式ファイルを出力します。

/fp

ページ番号の初期値

(1〜999,999)

ページ番号の初期値を指定します。

/fpオプションを省略した場合は,1が仮定されます。

/fpオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,またはepfのどれかを指定している場合,かつ/pnオプションを指定している場合に有効となります。

/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/fpオプションは無効となります。

/g

スプールデータの取得可否

  • get:スプールデータの取得を許可する

  • noget:スプールデータの取得を許可しない

スプールデータの取得を許可するかどうかを指定します。

/gオプションを省略した場合は,getが仮定されます。

/gオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/group

帳票振り分け定義の振り分けグループ名

(80バイト以内の文字列)

帳票振り分け定義の振り分けグループ名を指定します。

振り分けグループ名には「"」および「,」を含めないでください。

/groupオプションは,次に示すどちらかの指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsv,かつ/pkオプションの指定値にepf,かつ/smオプションの指定値にgroupを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にspl,かつ/smオプションの指定値にgroupを指定している場合

/ip

ページ番号の開始番号の初期化

  • reset:初期化する

  • normal:初期化しない

改ページのキーが設定されている場合,そのキーがブレイクするごとにページ番号の開始番号を初期化するかどうかを指定します。

/ipオプションを省略した場合は,出力する帳票の属性に従います。帳票の属性の初期値は,normalが仮定されます。

/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/ipオプションは無効となります。

/jsc

Acrobat JavaScript定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

Acrobat Java Script定義ファイル名を指定します。

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,Acrobat Java Script定義ファイル名は,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのSCRIPTCNTキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/jscpオプションに指定することもできます。/jscpオプションにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。

  • フルパスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのSCRIPTCNTキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのSCRIPTCNTキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのSCRIPTCNTキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。

/jscオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

文書情報設定ファイルは,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/jscp

Acrobat JavaScript定義ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/jscオプションで指定したAbrobat JavaScript定義ファイルのパスを指定します。

/jscpオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

Abrobat JavaScript定義ファイルを配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/lm

スプールデータの蓄積期限日

  • 日付で指定する場合

    YYYYMMDD形式

  • 日数で指定する場合

    +XXX形式

スプールデータの蓄積期限日を指定します。

蓄積期限日は,日付または日数で指定してください。

  • 日付で指定する場合

    ・年(西暦)は4桁,月と日は2桁で入力します。

    ・月,または日が1〜9の場合は,ゼロ埋めをして入力します。

    ・指定できる値の上限は,20380118(2038年1月18日)です。

    ・過去の日付は指定できません。

    (指定例)20120521,20141008

  • 日数で指定する場合

    ・「XXX」には,蓄積実行時からの保管日数を指定します。

    ・指定できる値は000〜999です。0を指定した場合は,翌日にスプールデータが削除されます。

    ・2038年1月18日を超える日数は指定できません。

    (指定例)+030,+999

/lmオプションの指定を省略した場合,蓄積期限日は蓄積を要求したEUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)のOPTIONセクションのSPOOLLIMITキーの指定に従います。

/lmオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/lsp

印刷先サーバプリンタ名

(80バイト以内の文字列)

サーバのプリンタ名を指定します。

プリンタ名は,OS上のプリンタ名を指定してください。

プリンタ名には「"」および「,」を含めないでください。

/lspオプションは,次に示す指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsv,かつ/smオプションの指定値にprinterを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にspl,かつ/smオプションの指定値にprinterを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にpm,かつ/smオプションの指定値にprinterを指定している場合

/lst

印刷先サーバプリンタのトレイ名

(80バイト以内の文字列)

サーバのプリンタのトレイ名を指定します。

トレイ名は,OS上のプリンタのトレイ名を指定してください。

トレイ名には「"」および「,」を含めないでください。

/lstオプションを省略した場合は,オプションで指定したプリンタのデフォルトのトレイから給紙されます。

/lstオプションに指定したトレイ名が,出力先のプリンタで使用できない場合は,デフォルトのトレイから給紙されます。

/lstオプションは,次に示す指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsv,かつ/smオプションの指定値にprinterを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にspl,かつ/smオプションの指定値にprinterを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にpm,かつ/smオプションの指定値にprinterを指定している場合

/message

エラーメッセージを出力する

/mfd

複数様式情報定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

複数様式情報定義ファイル名を指定します。

複数様式を指定する場合は,/mfdオプションを必ず指定してください。

/mfdオプションを省略した場合は,制御情報付データファイル,または/rfオプションで指定した複数の帳票ファイルが順に出力されます。

複数様式情報定義ファイルは,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/mfdp

複数様式情報定義ファイルのパス ※1

(255バイト以内の文字列)

/mfdオプションで指定した複数様式情報定義ファイルのパスを指定します。

複数様式情報定義ファイルを配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/nomessage

エラーメッセージを出力しない

/num

印刷部数の単位

  • sort:部単位

  • stack:ページ単位

印刷部数の単位を指定します。

/numオプションを省略した場合は,sortが仮定されます。

/numオプションは,/mオプションの指定値にprintまたはepfを指定している場合に有効となります。

/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/numオプションは無効となります。

制御情報付データファイル,または/rfオプションで複数の帳票ファイルを指定している場合は,/numオプションは無効となります。

/opc

出力した帳票の総ページ数を出力するかどうか

  • 1:総ページ数を出力する

  • 0:総ページ数を出力しない

印刷またはファイル出力を実行した帳票の総ページ数を出力するかどうかを指定します。

/opcオプションを省略した場合は,0が仮定されます。

なお,/opcオプションは,BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルに指定した場合だけ有効となります。

/opcオプションは,次に示すオプションで印刷またはファイル出力を実行する場合に指定が有効になります。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にcl,spl,sv,またはpmのどれかを指定しているとき

  • /mオプションの指定値にepf,pdfまたはxlsxを指定しているとき

注意事項

EUR Server - Adapterで実行したジョブが正常または警告で終了したタイミングで,帳票の総ページ数が設定されます。

ただし,次の場合は,EUR Server - Adapterで実行したジョブが正常または警告で終了しても,実際の出力結果とページ数が異なります。

  • 帳票を分割または仕分けして蓄積する場合,途中で蓄積に失敗したときでも,蓄積に成功したページ数ではなく,合計ページ数が設定されます。

  • クライアント印刷実行時,エラーが発生した場合でも,EUR Server - Adapterの終了コードが正常のときは,ページ数が設定されます。

  • クライアント印刷実行時,印刷ダイアログでキャンセルした場合でも,ページ数が設定されます。

  • 蓄積後に続けて印刷を実行する場合,クライアント印刷またはスプールサーバ印刷でエラーが発生したときでも,ページ数が設定されます。

クライアント配布印刷の場合は,帳票の総ページ数が設定されません。クライアント配布印刷で出力した帳票の総ページ数の情報が必要な場合は,クライアントPCに配布する個々の印刷データ(EPF形式ファイル)を出力するときに帳票の総ページ数を出力し,合計ページ数は計算して求める運用としてください。

/p

印刷先クライアントプリンタ名

(80バイト以内の文字列)

クライアントPCのプリンタ名をOS上のプリンタ名で指定します。

/pオプションを指定している場合,対話型印刷は使用できません。

プリンタ名には「"」および「,」を含めないでください。

/pオプションが指定されると,/dialogオプションは強制的に「auto(直接印刷を実行する(自動印刷))」を仮定します。

/prcオプションを同時に指定した場合は,/pオプションの指定を優先します。

/pオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にclまたはsplのどちらかを指定している場合に有効となります。

/pdfn

出力PDF形式ファイル名

(255バイト以内の文字列)

出力するPDF形式ファイル名を指定します。

/foutdestオプションの指定値にpm(PDF形式ファイルをEUR Server Service稼働マシンに出力する)を指定している場合で,EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)でOPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定しているときは,/pdfnオプションにはファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのPDFキーで設定しているフォルダに出力されます。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定しているときは,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/pdfnpオプションに指定することもできます。/pdfnpオプションにパスを指定しない場合のPDF形式ファイルの出力先を次に示します。

  • フルパスを指定する場合

    /pdfnオプションで指定したパスに出力されます。なお,環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPDFキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPDFキーで設定しているフォルダを起点とし,そこから/pdfnオプションで指定したパスが出力されます。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPDFキーで設定しているフォルダに,/pdfnオプションで指定したファイル名で出力されます。

/mオプションの指定値にpdfを指定する場合は,/pdfnオプションまたは/dsfオプションのどちらかを必ず指定してください。指定を省略した場合は,eurpmcコマンドでエラーになります。/pdfnオプションと/dspオプションを同時に指定した場合は,/pdfnオプションは無視されます。

/mオプションの指定値にpdf以外を指定した場合は,/pdfnオプションを指定しても無視されます。

/dsfオプションでPDF仕分け定義ファイル名を指定している場合は,/pdfnオプションの指定を省略できます。

/pdfnp

出力PDF形式ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/pdfnオプションで指定したPDF形式ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/pdfnオプションで指定するPDF形式ファイルのデフォルトの場所になります。

/pdfnpオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。ただし,次の場合は/pdfnpオプションを指定しても無視されます。

  • /mオプションの指定値にpdf以外を指定している場合

  • /foutdestオプションの指定値にpm(PDF形式ファイルをEUR Server Service稼働マシンに出力する)を指定している場合で,かつEUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)でOPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を指定している場合

/pf

ページ番号のフォーマット

(任意のフォーマット文字列)

ページ番号のフォーマットを指定します。

ページ番号を「*」,最終ページ番号を「$」で示して出力形式を指定します。

ページ番号および最終ページ番号を全角で表示したいときは全角の記号で,半角で表示したいときは半角の記号で指定します。

/pfオプションを指定しても,/pnオプションを省略した場合は無効となります。ただし,/mfdオプションをで複数様式を指定している場合は,/pfオプションを指定しても無視されます。

/pfオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,またはepfのどれかを指定している場合に有効となります。

/pk

スプールサーバ印刷方式の印刷モード

  • epf:EPF形式ファイルでの印刷

  • eur:EUR形式ファイルでの印刷

スプールサーバ印刷方式の印刷モードを指定します。

/pkオプションを省略した場合,または/pkオプションの指定値にepf,eur以外の値を指定した場合は,epfが仮定されます。

/pkオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsvを指定している場合に有効となります。

/pl

余白へのページ番号の印刷位置

  • topl:ページ番号を左上に出力する

  • topc:ページ番号を中央上に出力する

  • topr:ページ番号を右上に出力する

  • btml:ページ番号を左下に出力する

  • btmc:ページ番号を中央下に出力する

  • btmr:ページ番号を右下に出力する

余白へのページ番号の印刷位置を指定します。

/plオプションを指定しても,/pnオプションを省略した場合は無効となります。ただし,/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/plオプションを指定しても無視されます。

/plオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,またはepfのどれかを指定している場合に有効となります。

/pm

出力メソッド(/mオプションの指定値print)の印刷方式

  • default:EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)に設定したデフォルト印刷方式で印刷する

  • cl:クライアントPCで印刷する

  • spl:蓄積する

  • sv:スプールサーバで印刷する

  • pm:帳票サーバで直接印刷する

  • clds:クライアントPCへの配布印刷をする

出力メソッド(/mオプションの指定値print)の印刷方式を指定します。

/pmオプションの指定値にdefaultを指定する場合は,EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)でOPTIONセクションのDEFAULTPRINTMODEキーに値を設定してください。

/pmオプションの指定値にdefault,cl,spl,sv,pm,clds以外を指定した場合は,defaultが仮定されます。

/pmオプションを省略した場合は,環境設定ファイル(EURPMADP.ini)でOPTIONセクションのPRINTMODEキーに指定されている値をデフォルトにします。

/mオプションの指定値にprintを指定する場合は,/pmオプションを必ず指定してください。/mオプションの指定値にprint以外を指定した場合は,/pmオプションを指定しても無視されます。

/pmip

接続する帳票サーバのIPアドレス

(255.255.255.255形式)

接続する帳票サーバのIPアドレスを指定します。

帳票サーバが複数台起動されている場合に,/pmipオプションを指定すると,接続する帳票サーバを振り分けられます。

/pmipオプションを省略した場合は,EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)のIPADDRESSセクションのEURPMキーが仮定されます。EURPMキーの指定が省略されているとき,または値が指定されていないときは,デフォルト値(127.0.0.1)が仮定されます。

/pmpn

帳票サーバのポート番号

(1〜65,535)

帳票サーバのポート番号を指定します。

EUR Server Serviceが複数起動されている場合に,/pmpnオプションを指定すると,接続するポートを振り分けられます。

/pmpnオプションを省略した場合は,EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)のPORTセクションのEURPMキーが仮定されます。

/pmpnオプションを省略した場合,および環境設定ファイル(EURPMADP.ini)のPORTセクションのEURPMキーが指定されていない場合は,環境設定ファイルの省略時の値が仮定されます。

/pn

余白へのページ番号印刷の有無

  • on:余白へのページ番号を出力する

  • off:余白へのページ番号を出力しない

余白へのページ番号印刷を指定します。

/pnオプションを省略した場合は,offが仮定されます。ただし,/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/pnオプションを指定しても無視されます。

/pnオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,またはepfのどれかを指定している場合に有効となります。

/po

用紙の向き

  • portrait:用紙の向きを縦にして印刷する

  • landscape:用紙の向きを横にして印刷する

用紙の向きを指定します。

/poオプションを省略した場合は,帳票を定義したときの情報に従います。

制御情報付データファイル,または/rfオプションで複数の帳票ファイルを指定している場合は,/poオプションの指定に関係なく,帳票を定義したときの情報に従います。

/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/poオプションを指定しても無視されます。

/poオプションは,/mオプションの指定値にprintまたはepfのどちらかを指定している場合に有効となります。

/prc

プリンタクラス名

(80バイト以内の文字列)

プリンタクラス名を指定します。

プリンタクラス名には「"」および「,」を含めないでください。

プリンタクラス名に「EUR_DELIVERY_PRINT_OUTPUT_DEFAULT_PRINTER_CLASS_________________________________」は使用できません。

印刷方法ごとに指定するオプションを次に示します。

  • スプールサーバでの印刷

    /pmオプション:指定値sv

    /smオプション:指定値class

    /prcオプション:拠点プリンタクラス名

  • クライアントPCでの対話型印刷

    /pmオプション:指定値cl

    /dialogオプション:指定値dialog

    /prcオプション:帳票ジョブ名,およびEPF形式ファイルの属性情報に設定するプリンタクラス名

  • クライアントPCでの自動印刷

    /pmオプション:指定値cl

    /dialogオプション:指定値auto

    /prcオプション:クライアントプリンタクラス名

  • クライアントPCでの対話型印刷プレビュー表示

    /pmオプション:指定値cl

    /dialogオプション:指定値preview

    /prcオプション:帳票ジョブ名,およびEPF形式ファイルの属性情報に設定するプリンタクラス名

  • クライアントPCでの全自動印刷

    /pmオプション:指定値cl

    /dialogオプション:指定値fullauto

    /prcオプション:クライアントプリンタクラス名

  • クライアントPCでの対話型印刷プレビュー表示限定

    /pmオプション:指定値cl

    /dialogオプション:指定値pvonly

    /prcオプション:EPF形式ファイルの属性情報に設定するプリンタクラス名

  • 帳票サーバでの印刷

    /pmオプション:指定値pm

    /smオプション:指定値class

    /prcオプション:帳票サーバプリンタクラス名

  • 蓄積(プリンタクラス名指定)

    /pmオプション:指定値spl

    /smオプション:指定値class

    /prcオプション:拠点プリンタクラス名,または蓄積クライアント印刷方式のプリンタクラス名

  • 蓄積(OS上のプリンタ名指定)

    /pmオプション:指定値spl

    /smオプション:指定値printer

    /prcオプション:EPF形式ファイルの属性情報に設定するプリンタクラス名

  • 蓄積(帳票名による自動振り分け)

    /pmオプション:指定値spl

    /smオプション:指定値group

    /prcオプション:EPF形式ファイルの属性情報に設定するプリンタクラス名

「クライアントPCでの自動印刷」と「蓄積クライアント印刷」の場合,/pオプションを同時に指定したときは,/pオプションの指定を優先します。

EPF形式ファイルを出力する場合は,/prcオプションにEPF形式ファイルの属性情報に設定するプリンタクラス名を指定します。

EPF形式ファイルを出力する場合に,/prcオプションの指定を省略したときは,EPF形式ファイルのプリンタクラス名情報は未設定となります。

クライアントPCへの配布印刷では,指定できません。

/prdatef

印刷日時出力定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

印刷日時出力定義ファイル名を指定します。

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,印刷日時出力定義ファイル名は,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのPRINTDATEキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/prdatefpオプションに指定することもできます。/prdatefpオプションにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。

  • フルパスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPRINTDATEキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPRINTDATEキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPRINTDATEキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。

/prdatefオプションは,/mオプションの指定値にprintまたはepfのどちらかを指定している場合に有効となります。

印刷日時出力定義ファイルは,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/prdatefp

印刷日時出力定義ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/prdatefオプションで指定した印刷日時出力定義ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/prdatefオプションで指定する印刷日時出力定義ファイルのデフォルトの場所になります。

/prdatefpオプションは,/mオプションの指定値にprintまたはepfのどちらかを指定している場合に有効となります。

印刷日時出力定義ファイルを配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/prh

蓄積後に続けて印刷するかどうか

  • hold:続けて印刷しない(印刷保留)

  • sv:続けてスプールサーバで印刷する

  • cl:続けてクライアントPCで印刷する

蓄積印刷方式で,蓄積後に続けて印刷するかどうかを選択します。

/prhオプションを省略した場合,または/prhオプションの指定値にhold,sv,cl以外の値を指定した場合は,/racオプションおよび/radオプションの指定の有無によって次の値が仮定されます。

  • /racオプションおよび/radオプションの指定がある場合

    holdが仮定されます。

  • /racオプションおよび/radオプションの指定がない場合

    svが仮定されます。

/prhオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/psenvf

環境設定ファイル名

(255バイト以内の文字列)

EUR Print Serviceの動作環境を印刷ジョブごとに変更する場合に,EUR Print Serviceの環境設定ファイル(EURPS_ENV)名を指定します。

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,環境設定ファイル名は,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのPSENVキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/psenvfpオプションに指定することもできます。/psenvfpオプションにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。

  • フルパスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPSENVキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPSENVキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPSENVキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。

/psenvfオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,epf,eurまたはxlsxのどれかを指定している場合に有効となります。

環境設定ファイル(EURPS_ENV)は,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/psenvfp

環境設定ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/psenvfオプションで指定したEUR Print Serviceの環境設定ファイル(EURPS_ENV)のパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/psenvfオプションで指定する環境設定ファイル(EURPS_ENV)のデフォルトの場所になります。

/psenvfpオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,epf,eurまたはxlsxのどれかを指定している場合に有効となります。

環境設定ファイル(EURPS_ENV)を配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/pvp

ビューアプレファレンス定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

ビューアプレファレンス定義ファイル名を指定します。

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,ビューアプレファレンス定義ファイル名は,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのPREFERENCEキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/pvppオプションに指定することもできます。/pvppオプションにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。

  • フルパスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPREFERENCEキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPREFERENCEキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPREFERENCEキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。

/pvpオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

ビューアプレファレンス定義ファイルは,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/pvpp

ビューアプレファレンス定義ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/pvpオプションで指定したビューアプレファレンス定義ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/pvpオプションで指定するビューアプレファレンス定義ファイルのデフォルトの場所になります。

/pvppオプションは,/mオプションの指定値にpdfを指定している場合に有効となります。

ビューアプレファレンス定義ファイルを配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/rac

スプールデータの宛先キーの分類

(1〜80バイトの文字列)

スプールデータの宛先キーの分類を指定します。

指定する文字列には「"」,「,」および制御コード(0x00〜0x1F,0x7F〜0x9F)を含めないでください。

/racオプションを指定する場合は,/radオプションも必ず指定してください。/radオプションが指定されていない場合はeurpmcコマンドでエラーになります。

/racオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/rad

スプールデータの宛先キーの値

(1〜80バイトの文字列)

スプールデータの宛先キーの値を指定します。

指定する文字列には「"」,「,」および制御コード(0x00〜0x1F,0x7F〜0x9F)を含めないでください。

/radオプションを指定する場合は,/racオプションも必ず指定してください。/racオプションが指定されていない場合はeurpmcコマンドでエラーになります。

/radオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/rf

帳票ファイル名

(255バイト以内の文字列)

帳票ファイル名(*.fms)を指定します。

複数のファイルを指定できます。複数のファイルを指定する場合は,コンマ(,)で区切ってください。

事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合は,/rfオプションを必ず指定してください。

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,帳票ファイル名は,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのFORMキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/rfpオプションに指定することもできます。/rfpオプションにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。

  • フルパスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのFORMキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのFORMキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのFORMキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合は,/rfオプションを指定してもeurpmcコマンドでは無視されます。

帳票ファイルは,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/rfp

帳票ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/rfオプションで指定した帳票ファイルのパスを指定します。

UNIX/Linux環境のEUR Server Service稼働マシンのパスを指定する場合,パスのフォルダ名の最終文字が「\」のときは,パスの終端に「/」を付加して指定してください。

帳票ファイルを配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/rif

置き換え表管理情報ファイル名

(255バイト以内の文字列)

置き換え表管理情報ファイル名を指定します。

EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,置き換え表管理情報ファイル名は,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのREPLACEITEMキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。

OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。

パスは,/rifpオプションに指定することもできます。/rfpオプションにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。

  • フルパスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのREPLACEITEMキーには指定が要りません。

  • 相対パスを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのREPLACEITEMキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。

  • ファイル名だけを指定する場合

    環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのREPLACEITEMキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。

/rifオプションは,次に示すどれかの指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsv,かつ/pkオプションの指定値にepfを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にclを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合

  • /mオプションの指定値にpdf,epf,eur,またはxlsxのどれかが指定されている場合

置き換え表管理情報ファイルは,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。

/rifp

置き換え表管理情報ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/rifオプションで指定した置き換え表管理情報ファイルのパスを指定します。

/rifpオプションは,次に示すどれかの指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsv,かつ/pkオプションの指定値にepfを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にclを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合

  • /mオプションの指定値にpdf,epf,eur,またはxlsxのどれかが指定されている場合

置き換え表管理情報ファイルを配置しているEUR Server Service稼働マシンのパスを指定してください。

/sf

スプールデータに格納する印刷データ(EPF形式ファイル)のファイル名 ※1

(255バイト以内の文字列)

スプールデータに格納するファイルのファイル名を指定します。

「%N」を指定すると,00000001から始まる8桁の通し番号を設定できます。

/sfオプションを省略した場合は,自動的にファイル名が生成されます。自動的に生成されるファイル名は「ジョブID.epf」です。

複数のスプールデータに同一ファイル名が指定されている場合,スプールデータ取得時に同一パスで取得されると,ファイルが上書きされます。同一パスで取得する可能性のあるファイルは,別の格納ファイル名に指定することをお勧めします。

/sfオプションは,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

「ジョブID」の形式を次に示します。

E+ESFID+処理実行日時+通番フォルダ番号+通し番号

ESFID(2桁):EURPMLS.iniのキーワードESFIDに指定された値(0〜99)

処理実行日時(17桁):YYYYMMDDhhmmssmmm

通番フォルダ番号(7桁):0000001〜2000000

通し番号(9桁):000000001〜999999999

通番フォルダ番号が2000000を超えた場合は,エラー(KEEY430-S)になります。

通し番号が999999999を超えた場合は,000000003に戻ります。

/sm

プリンタの指定方法

  • class:プリンタクラス名を指定する

  • printer:OS上のプリンタ名を指定する

  • group:帳票名による自動振り分けを行う

プリンタの指定方法を選択します。

/smオプションを省略した場合,またはclass,printer,group以外の値を指定した場合は,classが仮定されます。

/smオプションは,次に示すどれかの指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsvを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にsplを指定している場合

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にpmを指定している場合

なお,/mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にpmを指定している場合は,/smオプションの指定値にgroupを指定するとエラーになります。

/sp

印刷開始ページ

(0〜999,999)

印刷開始ページを指定します。

/spオプションを省略した場合,または指定した値が0の場合は,1ページから印刷されます。

/spオプションは,/mオプションの指定値にprint,pdf,epf,またはxlsxのどれかを指定している場合に有効となります。

/mfdオプションで複数様式を指定している場合は,/spオプションは無効となります。

制御情報付データファイル,または/rfオプションで複数の帳票ファイルを指定している場合は,/spオプションは無効となります。

/split

帳票を分割または仕分けして蓄積するかどうか

  • default:EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)の設定に従う

  • no:分割または仕分けしない

  • key:仕分けする

  • page:分割する 

帳票を蓄積する場合,帳票を分割または仕分けするかどうかを指定します。

/splitオプションを省略した場合は,defaultが仮定されます。

/splitオプションは,/mオプションの指定値にprint,/pmオプションの指定値にsplを指定している場合に有効となります。

/splitf

分割定義ファイル名または仕分け定義ファイル名

(255バイト以内の文字列)

帳票を分割または仕分けして蓄積する場合に,分割定義ファイルまたは仕分け定義ファイルのファイル名を指定します。

/splitfオプションは,/mオプションの指定値にprint,/pmオプションの指定値にsplを指定している場合で,かつ次のどちらかの条件に当てはまるときに有効となります。

  • /splitオプションの指定値がpageまたはkeyのとき

  • /splitオプションの指定値がdefault,かつEUR Server Serviceの環境設定ファイルのOPTIONセクションのSPLITMODEキーにPAGE(分割)またはKEY(仕分け)を指定しているとき

分割定義ファイルまたは仕分け定義ファイルは,EUR Server - Adapter稼働マシンに配置してください。

/splitfp

分割定義ファイルまたは仕分け定義ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/splitfオプションで指定した,分割定義ファイルまたは仕分け定義ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/splitfオプションで指定する分割定義ファイルまたは仕分け定義ファイルのデフォルトの場所になります。

/splitfpオプションは,/mオプションの指定値にprint,/pmオプションの指定値にsplを指定している場合で,かつ次のどちらかの条件に当てはまるときに有効となります。

  • /splitオプションの指定値がpageまたはkeyのとき

  • /splitオプションの指定値がdefault,かつEUR Server Serviceの環境設定ファイルのOPTIONセクションのSPLITMODEキーにPAGE(分割)またはKEY(仕分け)を指定しているとき

分割定義ファイルまたは仕分け定義ファイルを配置しているEUR Server - Adapter稼働マシンのパスを指定してください。

/sptl

スプールタイトル

(255バイト以内の文字列)

スプールタイトルを指定します。

スプールタイトルには「"」および「,」を含めないでください。

/sptlオプションは,次に示す指定がある場合に有効です。

  • /mオプションの指定値にprint,かつ/pmオプションの指定値にcl,spl,pm,またはsvのどれかを指定している場合

  • /mオプションの指定値にepfまたはeurを指定している場合

/sptlオプションを省略した場合は,スプールタイトル情報は未設定となります。スプールタイトル情報が未設定の場合,印刷時のスプールタイトルに出力される内容は次のとおりです。

  • /mオプションの指定値にprintまたはepfを指定している場合

    文書情報設定ファイル(/dfオプション)でTITLEキーを設定しているときは,TITLEキーの指定値が出力されます。TITLEキーを設定していないときは,「HITACHI Report - 帳票ファイル名」が出力されます。

  • /mオプションの指定値にeurを指定している場合

    文書情報設定ファイル(/dfオプション)でTITLEキーを設定しているときは,TITLEキーの指定値が出力されます。TITLEキーを設定していないときは,次に示す表示形式で出力されます。

    ・単一様式帳票の場合

     「HITACHI Report - EUR形式ファイル名(拡張子なし)」

    ・複数の帳票セットを指定した帳票,または複数様式を指定した帳票の場合

     「EUR形式ファイル名(拡張子なし)」

/srm

スプールサーバの指定方法

  • dest:出力先名を指定する

  • sv:スプールサーバIPアドレスを指定する

スプールサーバの指定方法を選択します。

/srmオプションを省略した場合,またはdest,sv以外の値を指定した場合は,destが仮定されます。

/srmオプションは,/mオプションの指定値がprint,かつ/pmオプションの指定値がsvまたはsplの場合に有効となります。

/svr

スプールサーバのIPアドレス

(255.255.255.255形式)

スプールサーバのIPアドレスを「255.255.255.255」形式で指定します。

/svrオプションを省略した場合は,デフォルト値(127.0.0.1)が仮定されます。

/svrオプションは,/mオプションの指定値がprint,かつ/pmオプションの指定値がsvまたはspl,かつ/srmオプションの指定値がsvの場合に有効となります。

/t

印刷先クライアントプリンタのトレイ名

(80バイト以内の文字列)

クライアントプリンタのトレイ名を指定します。クライアントプリンタは,OS上のプリンタを指します。

トレイ名には「"」および「,」を含めないでください。

/tオプションを指定する場合は,/pオプションを必ず指定してください。

/tオプションに指定したトレイ名が,/pオプションで指定したプリンタで使用できない場合は,/pオプションで指定したプリンタのデフォルトのトレイから給紙されます。

/tオプションを省略した場合は,/pオプションで指定したプリンタのデフォルトのトレイから給紙されます。

/tオプションは,/mオプションの指定値がprint,かつ/pmオプションの指定値がclまたはsplの場合に有効となります。

/usr,

ユーザ定義データファイル名

(255バイト以内の文字列)

ユーザ定義データファイル名または可変記号値定義ファイル名を指定します。

複数のファイルを指定できます。複数のファイルを指定する場合は,コンマ(,)で区切ってください。指定するファイル名は,/rfオプションで指定したファイル名と同じ数を指定してください。

/usrオプションは,事前定義型のファイル監視サービスで使用する起動パラメタファイルの場合に指定できます。

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)で使用する起動パラメタファイルの場合は,/usrオプションを指定してもeurpmcコマンドでは無視されます。

ユーザ定義データファイルは,EUR Server - Adapter稼働マシンに配置してください。

/usrp

ユーザ定義データファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/usrオプションで指定した,ユーザ定義データファイルまたは可変記号値定義ファイルのパスを指定します。

ユーザ定義データファイルまたは可変記号値定義ファイルを配置しているEUR Server - Adapter稼働マシンのパスを指定してください。

/xlfn

出力Excel形式ファイル名

(255バイト以内の文字列)

出力するExcel形式ファイル名を指定します。

/mオプションの指定値にxlsxを指定する場合は,/xlfnオプションを必ず指定してください。指定を省略した場合は,eurpmcコマンドでエラーになります。/mオプションの指定値にxlsx以外を指定した場合は,/xlfnオプションを指定しても無視されます。

/xlfnp

出力Excel形式ファイルのパス

(255バイト以内の文字列)

/xlfnオプションで指定したExcel形式ファイルのパスを指定します。

指定されたファイルのパスは,/xlfnオプションで指定する出力Excel形式ファイルのデフォルトの場所になります。

/xlfnオプションは,/mオプションの指定値がxlsの場合に有効となります。

/xp

スプールデータの上限印刷回数

  • -1:無限に印刷できる

  • 0:印刷を禁止する

  • 1〜65,536:印刷回数の上限を指定する

スプールデータの上限印刷回数を指定します。

/xpオプションを省略した場合,または1〜65,536以外の値を指定した場合は,-1が仮定されます。

/xpオプションは,/mオプションの指定値がprint,かつ/pmオプションの指定値がsplの場合に有効となります。

注※

ファイル名,およびファイルのパスを指定するときの規則,および注意については,「付録A.1 ファイル名,およびファイルのパスを指定するときの注意」を参照してください。