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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


11.6.1 概要

帳票セット,または帳票セット指定ファイルを指定した帳票出力は,指定されている帳票ファイルが順に出力されますが,複数様式情報定義ファイルを指定することで,複数の帳票ファイルを組み合わせて一つの帳票のように入力できます。例えば,データ中のキーごとに複数の異なる様式をセットで出力したり,表紙のページと次のページの様式を変えたりして出力できます。これを「複数様式で帳票を出力する」といいます。

複数様式情報定義ファイルは,様式(帳票フォーマット)や読み込むデータを切り替える条件と,切り替え時の動作を定義しておくファイルです。

同じデータファイルから出力する様式のまとまりを様式グループといいます。様式グループの中にも様式グループを定義することができます。これをサブ様式グループといいます。サブ様式グループを定義すると,様式グループのデータを細かく切り分けて,それぞれ異なるフォーマットの帳票に出力できます。

サブ様式グループを定義した帳票の出力例を次に示します。

図11‒3  サブ様式グループを定義した帳票の出力例

[図データ]

この出力例では,日立家のデータをすべて出力してから,戸塚家のデータを出力します。一家族分のデータからは,まず家族全員の総計を出力してから,個人の明細を出力します。