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EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編(UNIX(R)用)


11.5.1 概要

プリンタ定義ファイルのファイル名は「printerinf」固定です。格納先については「15.3.30 EURPS_PRINTERINFPATH」を参照してください。

プリンタ定義ファイルには,次に示す情報を定義します。

印刷位置補正情報

帳票印刷時に印刷位置を補正するために,水平方向と垂直方向のシフト量をプリンタ定義ファイルに定義します。

例えば,プレプリント用紙を使用した場合,出力先プリンタのハードの給紙精度によって印刷位置がずれることがあります。プリンタごとの補正情報をプリンタ定義ファイルに定義しておくことで,印刷位置がずれることなく印刷できます。

印刷位置を補正できるのは,帳票サーバでの印刷,およびPDF形式ファイル出力の場合です。

印刷で使用するプリンタの情報

両面印刷の指定や,UNIX/Linux環境での印刷で使用するプリンタ情報をプリンタ定義ファイルに定義します。

プリンタ定義ファイルは,Windows環境でのプリンタアイコンの代わりになるものです。プリンタのハード情報(PDL言語,解像度,マージンなど)や,プリンタアイコンのプロパティで指定できる内容(給紙トレイ,両面印刷など)を定義します。

一つのプリンタ定義ファイルに,複数のプリンタ情報を登録できます。

PDF形式ファイルを印刷するときの解像度情報

PDF形式ファイルは,使用するプリンタの解像度に合わせて印刷されます。PDF形式ファイルと解像度が異なるプリンタで印刷されたバーコードは,バーコードリーダで正しく読み取れないときがあります。

プリンタ定義ファイルに使用するプリンタの解像度を指定することで,プリンタの解像度に合わせたPDF形式ファイルを出力できます。バーコードのあるPDF形式ファイルを印刷する場合は,必ず指定することをお勧めします。

CODE39/GS1-128(UCC/EAN-128)/CODE128バーコードのバーコード補正情報

CODE39バーコード,CODE128バーコードおよびGS1-128(UCC/EAN-128)バーコードのエレメントやバーの幅を指定できます。これによって,バーコードの印字精度を使用するプリンタに合わせてカスタマイズできます。

QRコードのセルサイズ

QRコードのセルサイズを指定できます。QRコードのセルサイズを指定することによって,QRコードのサイズを自由に変えられるので,作成した帳票に合わせたQRコードのカスタマイズができます。

バーコードの描画方法

バーコードの描画方法を変更できます。QRコードまたはカスタマバーコードがにじんだり周囲に線が表示されたりする場合に指定すると,出力結果が改善することがあります。

PDF形式ファイルへのフォント埋め込み

PDF形式ファイルにフォントを埋め込んで出力できます。フォントを埋め込むと,出力したマシンと同じフォントがインストールされていないマシンでも,PDF形式ファイルをプレビューしたり印刷したりできるようになります。