ClientAddressプロパティ
蓄積クライアント印刷するときのクライアントPCのIPアドレスを指定または取得します。
解説
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ClientAddressプロパティは,次に示すメソッドを呼び出すタイミングによって,値が異なります。
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GetSpoolFileAttributeメソッドを呼び出したあと
蓄積クライアント印刷するときのクライアントIPアドレスが「255.255.255.255」形式で取得されます。
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SetSpoolFileAttributeメソッド,およびPrintSpoolReportメソッドを呼び出す前
蓄積クライアント印刷するときのクライアントIPアドレスを「255.255.255.255」形式で指定します。長さは15バイトまでです。
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サーバアプリケーションから次のようなAPIを使用すると,Webクライアントの要求元を取得できます。指定方法などについては,各APIのアプリケーションサーバの仕様を確認してください。
- ASPの場合
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Request.ServerVariables("REMOTE_ADDR")
- JSPの場合
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request.getRemoteAddr()
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ClientAddressプロパティは,GetSpoolFileAttributeメソッド,およびSetSpoolFileAttributeメソッドでスプールデータを操作する場合,ならびにPrintSpoolReportメソッドで蓄積クライアント印刷する場合に指定が有効になります。それ以外のメソッドでは,ClientAddressプロパティを指定しても無視されます。
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蓄積クライアント印刷する場合にClientAddressプロパティの指定を省略したときは,デフォルト値(127.0.0.1)を仮定して印刷します。複数のスプールデータのEPF形式ファイルを統合して印刷するときは,最初に指定したスプールデータの属性情報でクライアントPCのIPアドレスを決定します。
なお,ClientAddressプロパティとスプールデータの属性情報のどちらにもクライアントIPアドレスの設定がないときは,蓄積クライアント印刷実行時にエラーとなります。
データ型
String