15.3.22 EURPS_CODE128_PARAM
- 設定内容
-
CODE128バーコードのバーコード補正情報を指定します。
次に示す形式で指定します。
type〔,〔Param1〕,〔Param2〕〕
環境変数EURPS_CODE128_PARAMとプリンタ定義ファイルのキーワードCODE128PARAMが同時に指定された場合は,プリンタ定義ファイルの指定が有効になります。
プリンタ定義ファイルの詳細については,「11.5 プリンタ定義ファイル」を参照してください。
- 指定値
-
- type
-
バーコードの描画方式を指定します。
指定値
説明
0
ミリメートル(mm)で指定したモジュールサイズからバーキャラクタサイズを計算します。モジュールサイズ×11(mm)を超えないドット数でバーキャラクタを描画します。ストップキャラクタは,モジュールサイズ×13(mm)を超えないドット数で描画します。1を指定した場合と比べて,サイズを細かく指定できますが,バーコードの質は落ちます。
1
ミリメートル(mm)で指定したモジュールサイズを超えないドット数を求め,その11倍をバーキャラクタのサイズにします。1ドットの大きさを超えるまではバーコードの大きさは変わりません。プリンタ解像度によって補正するドット数が変わります。
2
1を指定した場合の計算方法に加えて,Param1で指定した幅に相当するドット数分だけ黒バーを細く,白バーを太くします。
Param2を指定した場合は,Param1で指定した値で補正した状態のスタートキャラクタとストップキャラクタにParam2で指定した値でさらに補正します。
0,1,2以外の値を指定した場合は,省略値と同じ値が仮定されます。
typeに「0」を指定した場合,Param1,およびParam2に指定した値は無視されます。
- Param1
-
typeに「2」を指定した場合,バーを調整する幅をミリメートルで指定します。指定した値をドット単位に変換した計算値の小数第一位を四捨五入した値が補正されます。補正するドット数の計算結果が1以上の場合だけ補正されます。
Param1に指定した値をドット単位に変換する計算式を次に示します。
計算値(ドット) = Param1に指定する値 ÷ 25.4 ×解像度(dpi)
解像度300dpiの場合,補正するドット数の計算結果を次に示します。
表15‒23 解像度300dpiの場合に補正するドット数 Param1またはParam2に指定する値(ミリメートル)
補正するドット数(ドット)
計算値(ドット)
0.04
0
0.472441
0.041
0
0.484252
0.042
0
0.496063
0.043
1
0.507874
0.044
1
0.519685
0.045
1
0.531496
0.046
1
0.543307
解像度600dpiの場合,補正するドット数の計算結果を次に示します。
表15‒24 解像度600dpiの場合に補正するドット数 Param1またはParam2に指定する値(ミリメートル)
補正するドット数(ドット)
計算値(ドット)
0.02
0
0.472441
0.021
0
0.496063
0.022
1
0.519685
0.023
1
0.543307
0.024
1
0.566929
0.025
1
0.590551
0.026
1
0.614173
- Param2
-
typeに「2」を指定した場合,Param1で指定した値で補正したスタートキャラクタとストップキャラクタを調整する幅をミリメートルで指定します。指定した値をドット単位に変換した計算値の小数第一位を四捨五入した値が補正されます。補正するドット数の計算結果が1以上の場合だけ補正されます。Param2に指定した値をドット単位に変換する計算式はParam1の場合と同じです。
解像度別の補正するドット数については,Param1の表を参照してください。
- 省略値
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typeの指定を省略した場合,typeの値は「0」が仮定されます。
- 注意事項
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バーの幅を超える値を指定した場合は,バーの幅を1ドットに設定します。
typeに「1」を指定した場合でも,Param1に数値を指定して,Param2を省略したときは0が仮定されます。
typeに「2」を指定した場合でも,次のときは0が仮定されます。
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Param1を指定しなかったとき
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Param1が数値以外,または0以下だったとき
typeに「2」を指定した場合でも,Param1に0より大きい値,Param2に0以下の値を指定したときはParam2は無視されます。
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