setUserDataFileDataメソッド
ユーザ定義データまたは可変記号値定義データをメモリ渡しする場合,各帳票ファイルで使用するデータを配列で指定します。帳票との対応づけは,配列の要素順です。
形式
public void setUserDataFileData(StringBuffer[] newUserDataFileData)
解説
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setUserDataFileDataメソッドには,setReportFileNameメソッド,setMultiReportFileNameメソッド,またはsetReportIDメソッドの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルで指定した帳票ファイルに対応するデータを配列で指定します。
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配列の要素数は,setReportFileNameメソッドまたはsetMultiReportFileNameメソッドで指定した帳票ファイル名の数以下,または,setReportIDメソッドの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルで指定した帳票ファイル名の数以下で指定してください。また,配列の要素の順序についても,setReportFileNameメソッド,setMultiReportFileNameメソッド,またはsetReportIDメソッドの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルで指定した帳票ファイル名の順序と合わせてください。
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setUserDataFileDataメソッドは,setUserDataFileNameメソッドと同時に使用できません。また,setUserDataFileDataメソッドを使用する場合は,ほかのファイルを指定するときも,次に示すメモリ入力(データ指定)のメソッドを使用してください。ファイル入力のメソッドと組み合わせて使用した場合は,ファイル入力のメソッドを無視します。
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マッピングデータ(setDataFileData)
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しおり定義データ(setBookmarkFileData)
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文書しおり定義データ(setDocBookmarkFileData)
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暗号化設定データ(setCryptoFileData)
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PDF仕分け定義データ(setDistributeFileData)
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分割定義データまたは仕分け定義データ(setSplitFileData)
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setUserDataFileDataメソッドで指定したユーザ定義データまたは可変記号値定義データの配列に従って,帳票をExcel形式ファイルに出力する場合,配列の要素数が複数のときは,先頭の要素だけが有効になります。
引数
newUserDataFileData
ユーザ定義データまたは可変記号値定義データの配列
戻り値
なし
指定例
複数の帳票セットを指定する場合,一部の帳票に対してユーザ定義データ(または可変記号値定義データ)の指定を省略したいときは,配列の要素に空文字を指定してください。
2番目の帳票のユーザ定義データの指定を省略する場合の例を次に示します。
// 帳票ファイル名を配列fmsに指定 fms[0]="Sample1.fms"; fms[1]="Sample2.fms"; fms[2]="Sample3.fms"; // ユーザ定義データを配列strUsrに指定 usrFileData1 = new StringBuffer("参加者名簿"); Array.set(strUsr, 0, usrFileData1); mapFileData2 = new StringBuffer(""); Array.set(strUsr, 1, usrFileData2); mapFileData3 = new StringBuffer("出納帳"); Array.set(strUsr, 2, usrFileData3);
また,複数の帳票セットを指定する場合,複数の帳票に対して同じユーザ定義データ(または可変記号値定義データ)を指定したいときは,それぞれに同じオブジェクトを指定してください。
1番目と2番目の帳票に,同じユーザ定義データを指定するときの例を次に示します。
// 帳票ファイル名を配列fmsに指定 fms[0]="Sample1.fms"; fms[1]="Sample2.fms"; fms[2]="Sample3.fms"; // ユーザ定義データを配列strUsrに指定 usrFileDataA = new StringBuffer("参加者名簿"); Array.set(strUsr, 0, usrFileDataA); Array.set(strUsr, 1, usrFileDataA); usrFileDataB = new StringBuffer("出納帳"); Array.set(strUsr, 2, usrFileDataB);