setAdpEnvFileメソッド
EUR Server - Adapterで使用する環境設定ファイルのパスを指定します。
EUR Server - Adapterの環境設定ファイルの格納先のフォルダパス,またはファイルパスを指定できます。
形式
public void setAdpEnvFile(String newAdpEnvFile)
解説
-
フォルダパスを指定する場合は,EUR Server - Adapterの環境設定ファイルのデフォルトのファイル名(EURPMADP.ini)が仮定されます。指定したフォルダには,デフォルトのファイル名で保存してください。
指定したフォルダにデフォルトのファイル名のファイルが存在しない場合は,デフォルト値で動作します(環境設定ファイルの読み込み時に警告メッセージをログに出力します)。
フォルダパスを指定する場合の用途を次に示します。
・環境設定ファイルの格納先を任意のフォルダに変更
・業務アプリケーションごとの環境設定ファイルの切り替え(フォルダ指定)
・次に示すコンポーネントの環境設定ファイルを同じフォルダに格納
・EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)
・EUR Server - Adapterの環境設定ファイル(EURPMADP.ini)
・EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)
・EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)
各環境設定ファイルの指定方法については,「15. 環境設定ファイル」を参照してください。
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ファイルパスを指定する場合は,任意のファイル名を指定できます。
指定したファイルが存在しない場合は,デフォルト値で動作します(環境設定ファイルの読み込み時に警告メッセージをログに出力します)。
ファイルパスを指定する場合の用途を次に示します。
・環境設定ファイルを任意の格納先およびファイル名に変更
・業務アプリケーションごとの環境設定ファイルの切り替え(ファイル指定)
・EUR Server Service,EUR Server - Adapter,EUR Server - Spool Service,EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイルの設定内容を同じファイルに指定
各環境設定ファイルの指定方法については,「15. 環境設定ファイル」を参照してください。
なお,各コンポーネントの環境設定ファイル間で重複するキーを指定した場合,そのキーを参照するコンポーネントすべてに有効となります。環境設定ファイル間で重複するキーを次の表に示します。
表8‒8 環境設定ファイル間で重複するキー セクション
重複するキー
EUR Server Serviceの環境設定ファイル
EUR Server - Adapterの環境設定ファイル
EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル
EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイル
PORT
EURPM
○
○
−
−
EURPMCL
○
−
○
−
EURPMLS
○
−
○
○
PATH
-
CONF
-
TEMP
○
−
○
−
ERROR
-
LOGFILE
-
LOGLEVEL
-
LOGSIZE
○
○
○
○
OPTION
DATABUFFSIZE
−
○
−
○
-
RMDIRRETRYCOUNT
-
RMDIRINTERVALTIME
-
TEMPFILEDEL
○
−
○
−
SOCKBUFFSIZE
○
○
○
○
THREAD
-
EURPS
-
GENERAL
-
MERGE
○
−
○
−
TIMEOUT
-
CONNECT
-
ERRIGNORE
○
−
○
−
PRTCLSLIST
−
○
−
○
-
-
パスを指定するときの規則,および注意については,「付録A.1 ファイル名,およびファイルのパスを指定するときの注意」を参照してください。
-
setAdpEnvFileメソッドを省略した場合は,デフォルトの格納先の環境設定ファイルが使用されます。
-
setAdpEnvFileメソッドで指定した環境設定ファイルは,Java起動部品がメモリから解放されるか,または再度指定されるまで有効になります。
引数
newAdpEnvFile
EUR Server - Adapterで使用する環境設定ファイルのパス
戻り値
なし