PSEnvFileNameプロパティ
EUR Print Serviceの動作環境を印刷ジョブごとに変更する場合に,EUR Print Serviceの環境設定ファイル(EURPS_ENV)名を指定します。
解説
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EUR Print Serviceの環境設定ファイル(EURPS_ENV)名は,ReportIDプロパティの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルでも指定できます。PSEnvFileNameプロパティとReportIDプロパティの両方で指定したときは,ReportIDプロパティの帳票IDと紐付く帳票出力定義ファイルでの同じ設定項目の指定が無効になります。
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EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で,OPTIONセクションのPATHMODEキーに0(通常モード)を設定している場合,PSEnvFileNameプロパティは,ファイル名だけを指定してください。このとき,指定するファイルは,PATHセクションのPSENVキーで設定しているフォルダに格納しておいてください。
OPTIONセクションのPATHMODEキーに1(フルパスモード)を設定している場合は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。
パスは,PSEnvFilePathプロパティに指定することもできます。PSEnvFilePathプロパティにパスを指定しない場合は,次のことに注意してください。
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フルパスを指定する場合
環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPSENVキーには指定が要りません。
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相対パスを指定する場合
環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPSENVキーで設定している起点フォルダ下にあるファイル名を指定してください。
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ファイル名だけを指定する場合
環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPSENVキーで設定しているフォルダにあるファイル名を指定してください。
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EUR Print Serviceの環境設定ファイル(EURPS_ENV)名を指定するときの規則,および注意については,「付録A.1 ファイル名,およびファイルのパスを指定するときの注意」を参照してください。
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EUR Print Serviceの環境設定ファイル(EURPS_ENV)は,EUR Server Service稼働マシンに配置してください。
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PSEnvFileNameプロパティは,次に示すメソッドで印刷実行する場合,指定が有効になります。それ以外の場合は,PSEnvFileNameプロパティを指定しても無視されます。
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PrintPMReportメソッド
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OutputPDFReportメソッド
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OutputEPFReportメソッド
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OutputEURReportメソッド
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OutputXLSXReportメソッド
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データ型
String