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EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編(UNIX(R)用)


13.1.2 監査ログ参照の流れ

〈この項の構成〉

(1) 監査証跡管理システムと連携する場合

監査証跡管理システムと連携する場合の監査ログ参照の流れを,次の図に示します。

図13‒2 監査ログ切り替えの流れ(監査証跡管理システムと連携する場合)

[図データ]

  1. 収集(スプールサーバ)

    スプールサーバ(監査ログ収集対象サーバ)で出力する監査ログが,監査証跡管理システムに収集されます。

  2. 格納(イベントデータベース)

    収集された監査ログが,JP1/Baseの監査ログ専用のイベントデータベースに格納されます。

  3. 収集(監査ログ管理サーバ)

    監査ログ収集対象サーバで蓄積された監査ログが,監査ログ管理サーバに収集されます。

  4. 格納(監査ログ管理データベース)

    収集された監査ログが,監査ログ管理サーバの監査ログ管理データベースに格納されます。

  5. 参照

    監査者は,監査ログを参照します。

(2) 監査ログを業務プログラムで管理する場合

監査ログを業務プログラムで管理する場合の監査ログ参照の流れを,次の図に示します。

図13‒3 監査ログ参照の流れ(監査ログを業務プログラムで管理する場合)

[図データ]

  1. 監査ログ切り替え要求

    監査ログ切り替え要求が,業務プログラムに送られます。

  2. 監査ログ切り替え指示

    EUR Server - Spool Service Adapterは,監査ログ切り替えをEUR Server - Spool Serviceに指示します。

  3. ログ切り替え

    EUR Server - Spool Serviceは,監査ログ切り替えを実行します。

  4. バックアップ作成

    監査ログファイルのバックアップが作成されます。監査ログの出力先が新しい監査ログファイルに切り替えられます。

  5. 参照

    監査者は,監査ログファイルのバックアップを参照します。