14.1 監査ログとは
EURでは,スプールデータを操作したときの情報を監査ログとして出力できます。
監査ログを出力するかどうかは,EUR - Spool Serviceの環境設定ファイルで設定します。
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監査証跡管理システムと連携する
JP1/Audit Management - Managerを導入して構築する監査証跡管理システムと連携することで,監査ログを自動的に収集して一元管理する運用方法です。
監査証跡管理システムと連携する場合,EUR Server - Spool Serviceの稼働中に監査ログファイルを参照できます。
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監査ログを業務プログラムで管理する
監査ログの管理や運用に独自の規定があるなど,監査証跡管理システムを適用できない場合に,監査ログを業務プログラムで収集して管理する運用方法です。
監査ログを業務プログラムで管理する場合は,EUR Server - Spool Serviceが出力中の監査ログファイルのバックアップファイルを監査用に参照します。
監査ログの出力には,次の二つの機能があります。
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監査ログを監査ログファイルに出力する機能です。
監査ログファイルは世代管理されます。世代の切り替えが発生すると,バックアップファイルを作成し,監査ログの出力先が新しい監査ログファイルに切り替わります。
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任意のタイミングで監査ログファイルの世代の切り替えを行う機能です。
業務プログラムで監査ログを管理して運用する場合は,コマンドまたはメソッドで監査ログ切り替えを実行して作成したバックアップファイルを監査用に参照します。
- 〈この節の構成〉