Hitachi

EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編


13.1.10 GUIで管理するときの注意

〈この項の構成〉

(1) スプールデータの一覧をソート表示する場合の注意

取得したスプールデータの一覧をソート表示する場合,一覧に表示されているスプールデータの件数が5,000件程度になるようにしてください。一覧に表示されているスプールデータの件数が多い(約10,000件以上)と,正しくソートできないことがあります。

一覧に表示されているスプールデータの件数が5,000件を超えている場合,検索条件を設定するなどして,表示されるスプールデータを絞り込んでください。検索条件の設定方法については,「13.1.9 スプールデータの検索」を参照してください。

(2) EUR Web Plug-Inを使用する場合の注意

(3) 応答に時間が掛かる操作のタイムアウト

●Internet ExplorerやWebサーバなどのタイムアウト指定

帳票管理GUIを使用して時間が掛かる操作を行った場合,Internet ExplorerやWebサーバなどでタイムアウトが発生する可能性があるため,事前にタイムアウトの指定を確認しておく必要があります。

タイムアウト値の参考値を次に示します。

  • Internet Explorer 11の場合:60分(デフォルト)

  • EUR Server Enterpriseが同梱するEUR HTTP Serverの場合:60分(変更不可)

EUR HTTP Server以外のWebサーバを使用している場合のタイムアウト値については,使用しているWebサーバのマニュアルを参照してください。

●帳票管理GUIの操作のタイムアウト指定

帳票管理GUIの操作について,EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)でタイムアウトを指定できます。タイムアウトを指定できる操作,およびタイムアウトを指定する環境設定ファイルのキーを次に示します。

  • 印刷:TIMEOUTセクションのPRINTキー

  • PDF取得:TIMEOUTセクションのGETFILEキー

EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイルの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。

●帳票管理GUIの操作(印刷またはPDF取得)がInternet ExplorerやWebサーバなどで設定したタイムアウト値を超えても完了しない場合の注意事項
  • タイムアウトが発生した際,エラーダイアログを表示して操作が失敗しますが,EURのログファイル(EURPMLSADP.logやEURPMLS.log)にエラー情報が出力されないことがあります。

    タイムアウトが発生した際にログファイルにエラー情報を出力するためには,EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイル(EURPMLSADP.ini)のタイムアウトの指定(TIMEOUTセクションのPRINTキーおよびGETFILEキー)で,次の点に注意してください。

    ・0(タイムアウト監視しない)を指定しないでください。

    ・Internet ExplorerやWebサーバなどで設定しているタイムアウト値を超えない値を指定してください。

    上記を満たさない場合,タイムアウトが発生した際にEURのログファイルにエラー情報が出力されないことがあります。

    EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイルの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。

  • タイムアウトが発生しても,EURでは指定された操作が完了するまで処理を継続し,マシンのリソース(CPUやメモリなど)を使い続けます。

    なお,PDF取得でタイムアウトが発生したときは,処理が完了してもPDF形式ファイルは生成されません。

  • EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル(EURPMLS.ini)でPDF取得の並列処理数(THREADセクションのCONVERTキー)に小さい値を指定して運用している場合,ほかのPDF取得の処理待ちが発生する可能性があります。

    EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイルの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。