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EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編


7.1 配送印刷とは

EURでは,ログインしたユーザの印刷できる帳票を一定間隔でポーリング(問い合わせ)し,そのユーザに宛てた帳票が届いていた場合に自動で印刷できます。この機能を配送印刷といいます。

配送印刷を使用することで,次のような運用ができます。

EURでは,帳票の配送先(宛先)と帳票を出力するユーザとの関連づけを,宛先情報として管理します。宛先定義ファイルで,「宛先」と「宛先に登録したいユーザ名」を宛先情報として登録します。出力された帳票は宛先ごとに私書箱で管理され,ポーリングしてきたユーザと宛先情報が合致したときに,帳票をクライアントPCに配送して印刷します。

配送印刷をするためには,目的の帳票を蓄積しておく必要があります。蓄積するときに宛先情報を付加して蓄積します。

配送印刷のイメージを次の図に示します。

図7‒1 帳票の配送印刷イメージ

[図データ]

なお,「自分宛ての帳票を印刷する」設定もできます。この設定をすれば,ユーザ個人宛ての帳票を印刷したい場合にも,ユーザ全員分の宛先を登録する必要はありません。