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EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編


6.1.3 データベース連携での帳票出力インターフェース

データベース連携で帳票を出力する場合のインターフェースが,次のように変わりました。

バージョン3,またはバージョン4

バージョン5,またはバージョン7

クエリファイル ,またはクエリ情報(データソース名,接続文字列,SQL文)を指定して実行します。

接続情報ファイルと可変記号値定義ファイルを指定して実行します。

注※

レポートファイル(*.agr)に保存されたクエリファイルも含まれます。

インターフェースの変更に伴い,UAPで使用していたオプション記述ファイルのキーワード,およびOLEオートメーションのプロパティを変更する必要があります。変更となるキーワード一覧,およびプロパティ一覧を次に示します。

表6‒1 変更となるオプション記述ファイルのキーワード一覧

バージョン3,またはバージョン4

バージョン5,またはバージョン7

MappingQueryFile,UserDefQueryFile,MappingQueryPath,UserDefQueryPath

DBInfoFileName,UserDBInfoFileName,DBVarFileName,UserDBVarFileName,DBInfoFilePath,UserDBInfoFilePath

表6‒2 変更となるOLEオートメーションのプロパティ一覧

バージョン3,またはバージョン4

バージョン5,またはバージョン7

オブジェクト

プロパティ

オブジェクト

プロパティ

Application

MapQueryBasePath,UserQueryBasePath

Application

DBInfoFilePath,UserDBInfoFilePath

MappingData

ConnectString,DataSource,Query,QueryFileName

MappingData

DBInfoFileName,DBVarFileName

UserDefineData

ConnectString,DataSource,Query,QueryFileName

UserDefineData

DBInfoFileName,DBVarFileName

DataSourceプロパティ,およびConnectStringプロパティに相当する情報は,接続情報ファイルに記述します。

QueryFileNameプロパティに検索条件ファイルを指定していた場合は,帳票定義時にデータベースアクセス定義を使用して再定義する必要があります。定義内容はフォームシートファイルに保存されるため,帳票出力時に指定する必要はありません。

SQLの直接指定はできません。QueryプロパティでSQLを指定していた場合は,SQLに相当する内容を帳票定義時に再定義する必要があります。

ユーザが指定した条件値を使用して検索条件を付けたSQLを組み立ててQueryプロパティに指定していた場合は,データベースアクセス定義で条件を指定する列に可変記号を設定し,指定した条件を可変記号値定義ファイルに指定するように変更してください。

バージョン5以降のEURで,クエリファイルを含むレポートファイル(*.agr)を開いても,クエリファイルは読み込まれません。また,バージョン5以降のEURでは,クエリファイルに代わるものは提供されません。クエリファイルを使用していたUAPは,接続情報ファイルと可変記号値定義ファイルを使用してください。