Importメソッド
MappingDataプロパティ,またはUserDefineDataプロパティに設定されている条件でデータウィンドウにデータを入力します。
対象
MappingData,UserDefineData
形式
Import(datatype)
引数
- datatype〔Integer〕
-
実際に読み込むデータの種別を指定します。
解説
既存の帳票のフォーマットを利用して別のデータを表示する場合にImportメソッドを実行します。このメソッドは,MappingDataオブジェクト,またはUserDefineDataオブジェクトの各プロパティに設定されている条件でデータを入力して,帳票に反映します。データファイルからデータを入力する場合は引数に0を,データベースからデータを入力する場合は引数に1を指定します。
- 複数様式帳票指定時のプロパティの扱い
-
-
Openメソッドの実行によって複数様式帳票が開かれているときにImportメソッドを指定しても,値は無効になります。
-
データ型
String
記述例
オブジェクト型変数rptで参照した帳票にデータを入力します。
-
対象が,MappingDataオブジェクトの場合
-
データファイルからデータを入力する場合
rpt.MappingData.DataFileName = "tbl.dat"
rpt.MappingData.Import(0)
-
データベースのデータを入力する場合
rpt.Application.DBInfoFileName = "dbinfo.txt"
rpt.MappingData.DataFileName = "dbvar.txt"
rpt.MappingData.Import(1)
-
-
対象が,UserDefineDataオブジェクトの場合
-
データファイルからデータを入力する場合
rpt.UserDefineData.DataFileName = "tbl.dat"
rpt.UserDefineData.Import(0)
-
データベースのデータを入力する場合
rpt.Application.DBInfoFileName = "dbinfo.txt"
rpt.UserDefineData.DataFileName = "userdbvar.txt"
rpt.UserDefineData.Import(1)
-
エラーメッセージ
コード |
メッセージ |
---|---|
1005 |
メモリ不足が発生しました。 |
1134 |
処理中にエラーが発生しました。 |
1135 |
Windowsでエラーが発生しました。 |
4506 |
データファイル(データファイル名)が見つかりません。 |
4508 |
データファイル名(データファイル名)が正しくありません。 |
4518 |
データファイル名が指定されていません。 |
4529 |
データファイル(データファイル名):n行目 記述に誤りがあります。 |
4531 |
データファイル(データファイル名)がオープンできません。 |
4553 |
データファイル(データファイル名)には読み込み権限がありません。 |
4588 |
データベースアクセス定義実行でエラーが発生しました。 |
4590 |
特殊編集レベルとして認識できないデータがありました。 |