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EUR 帳票作成 画面リファレンス


2.17.9 [文字配置]タブ

文字アイテムの文字間隔や描画方向を変更します。設定した値は,文字アイテムのプロパティのデフォルトになります。

〈この項の構成〉

(1) [文字配置]タブで設定できる項目

[文字配置]タブで設定できる項目を次に示します。

[バージョン2以前の文字配置を行う]チェックボックス

文字アイテムを文字の描画位置で補正して配置するかどうかを選択します。チェックボックスをオンにすると,文字アイテムを文字の描画位置で補正して配置します。デフォルトは,「オフ(補正しない)」です。ただし,英語ロケールおよび中国語ロケールでは使用できません。

バージョン2以前の文字配置を行うかどうかの違いを次に示します。

  • バージョン2以前の文字配置を行う場合

    UNIXの文字描画に合わせます。そのため,文字アイテムを文字の描画位置で補正して配置します。

    [図データ]

  • バージョン2以前の文字配置を行わない場合

    Windowsシステムやデバイスの文字描画に合わせます。そのため,文字アイテムを文字のフォント属性に従って描画します。

    バージョン2以前の文字配置を行わない場合は,[間隔]と[文字の方向]の設定ができます。文字間隔と行間隔を,5ptずつ広くした例と狭くした例を次に示します。

    [図データ]

なお,指定されているフォントによっては,[文字配置]を設定した帳票が実行する環境で正しく印刷されなかったり,表示されなかったりする場合があります。詳細は,マニュアル「EUR 帳票作成 操作ガイド」を参照してください。

[間隔]グループボックス

[バージョン2以前の文字配置を行う]のチェックボックスがオフの場合,文字間隔と行間隔を設定できます。

[文字間隔]リストボックス

文字アイテムの文字と文字の間隔を選択します。文字間隔は,「標準」,「狭く」,および「広く」のどれかを選択します。「狭く」と「広く」を選択した場合は,文字間隔を設定できます。間隔は,[間隔]のテキストボックスで指定します。

[間隔]テキストボックス

文字間隔を直接入力して指定します。指定できる範囲は,「狭く」(10pt)〜「広く」(100pt)です。

なお,文字間隔が狭い場合,指定した文字のサイズが文字間隔を超える(左右の文字が重なる)ようなサイズである場合は,文字を描画しません。また,出力プリンタによって,文字間隔を狭くした場合は,正しく印刷されないことがあります。

[行間隔]リストボックス

文字アイテムの行と行の間隔を選択します。行間隔は,「標準」,「狭く」,および「広く」のどれかを選択します。「狭く」と「広く」を選択した場合は行間隔を設定できます。間隔は,[間隔]のテキストボックスで指定します。

[間隔]テキストボックス

行間隔を直接入力して指定します。指定できる範囲は,「狭く」(10pt)〜「広く」(100pt)です。

なお,行間隔が狭い場合,指定した文字のサイズが行間を超える(上下の文字が重なる)ようなサイズである場合は,文字を描画しません。

(2) 画面図

[図データ]