7.11 監査証跡管理システムとの連携
EURでは,スプールデータを操作したときの情報を監査ログとして出力できます。
監査ログの運用方法には,次の二つの方法があります。
-
監査証跡管理システムと連携する
JP1/Audit Management - Managerを導入して構築する監査証跡管理システムと連携することで,監査ログを自動的に収集して一元管理する運用方法です。
EUR Server - Spool Serviceの稼働中に監査ログファイルを取得して参照できます。
-
監査ログを業務プログラムで管理する
監査ログの管理や運用に独自の規定があるなど,監査証跡管理システムを適用できない場合に,監査ログを業務プログラムで収集して管理する運用方法です。
監査を実施するときは,監査ログの切り替えを実行してEUR Server - Spool Serviceが出力中の監査ログファイルをバックアップし,バックアップファイルを監査用に参照します。
ここでは,監査証跡管理システムと連携して運用する場合の帳票サーバの構築方法について説明します。監査証跡管理システムは,監査ログ管理サーバと監査ログ収集対象サーバで構成されます。
- 〈この節の構成〉