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EUR システム構築ガイド(UNIX(R)用)


7.5.1 [EUR Server Service 起動管理]ダイアログを使用した起動管理

[EUR Server Service 起動管理]ダイアログは,EUR製品のプログラムメニューから,[Server]−[Server Service 起動管理]を選択すると表示されます。なお,[EUR Server Service 起動管理]ダイアログの操作は,管理者権限を持つユーザが実行してください。

〈この項の構成〉

(1) 起動管理定義を登録する

起動管理定義の登録手順を次に示します。最大5件の起動管理定義を登録できます。

  1. [EUR Server Service 起動管理]ダイアログで[追加]ボタンをクリックします。

    [サービスの追加]ダイアログが表示されます。

  2. 次の項目を設定します。

    • 識別名(必須)

    • 自動起動設定(必須)

    • 環境設定ファイルパス(任意)

    環境設定ファイルパスには,EUR Server Serviceの環境設定ファイルの格納先のディレクトリパス,またはファイルパスを指定できます。ディレクトリパスを指定する場合はEUR Server Serviceの環境設定ファイルのデフォルトのファイル名(EURPM.ini)が仮定されます。ファイルパスを指定する場合は任意のファイル名を指定できます。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    起動管理定義が[EUR Server Service 起動管理]ダイアログに追加されます。

    ただし,次の場合は,メッセージが表示されて,[サービスの追加]ダイアログに戻ります。

    • 識別名に半角空白だけを入力した場合

    • 識別名が16バイトを超えている場合

    • 識別名および環境設定ファイルパスに使用できない文字があった場合

    • すでに同じ名前の識別名が登録されている場合

    また,次の場合はメッセージが表示されますが,処理は続行します。

    • 指定した環境設定ファイルパスが別のEUR Server Serviceの起動管理定義で使用されている場合

(2) 起動管理定義を変更する

起動管理定義の変更手順を次に示します。

  1. [EUR Server Service 起動管理]ダイアログで変更する起動管理定義を選択して,[変更]ボタンをクリックします。

    [サービスの変更]ダイアログが表示されます。

  2. 設定内容を変更します。

    次の項目の設定が変更できます。

    • 自動起動設定

    • 環境設定ファイルパス

    なお,識別名は変更できません。識別名を変更したい場合は,起動管理定義を登録し直してください。

  3. [OK]ボタンをクリックします。

    起動管理定義が変更されます。変更後の登録内容が[EUR Server Service 起動管理]ダイアログに表示されます。

    指定した環境設定ファイルパスが別のEUR Server Serviceの起動管理定義で使用されている場合はメッセージが表示されますが,処理は続行します。

(3) 起動管理定義を削除する

起動管理定義の削除手順を次に示します。

  1. [EUR Server Service 起動管理]ダイアログで削除する起動管理定義を選択して,[削除]ボタンをクリックします。

    削除を確認するダイアログが表示されます。

  2. [OK]ボタンをクリックします。

    起動管理定義が削除されます。

(4) ダイアログの設定項目

起動管理定義ファイルの作成で使用するダイアログの設定項目について説明します。

(a) [EUR Server Service 起動管理]ダイアログ

[図データ]

起動管理定義一覧

起動管理定義に登録されているEUR Server Serviceとその稼働状態が一覧で表示されます。初期表示では登録順で表示され,項目名をクリックするとその項目でShift JISのコード順にソートして表示されます。稼働状態は自動では更新されないため,最新の稼働状態を表示させたい場合は,[稼働確認]ボタンをクリックしてください。

なお,起動管理定義をダブルクリックすると,[サービスの変更]ダイアログが表示されて登録内容を変更できます。

[識別名]

EUR Server Serviceの識別名が表示されます。

[状態]

EUR Server Serviceの稼働状態が表示されます。表示される内容とその意味は次のとおりです。

Running:稼働

Starting:起動処理中

Stopping:停止処理中

Stopped:停止

ErrorStopped:異常停止

Unknown:不明

[自動起動設定]

EUR Server Serviceを自動で起動するかどうかが表示されます。表示される内容とその意味は次のとおりです。

AUTO:自動で起動します。

MANUAL:手動で起動します。

[環境設定ファイルパス]

EUR Server Serviceの環境設定ファイルの格納先のディレクトリパスまたはファイルパスが表示されます。

[起動]ボタン

選択したEUR Server Serviceを起動できます。

[停止]ボタン

選択したEUR Server Serviceを停止できます。

[追加]ボタン

[サービスの追加]ダイアログが表示され,起動管理定義を登録できます。ただし,起動管理定義の登録数が上限を超えていた場合は,不活性になります。最大5件の起動管理定義を登録できます。

[変更]ボタン

[サービスの変更]ダイアログが表示され,起動管理定義の情報を変更できます。

[削除]ボタン

削除を確認するダイアログが表示され,起動管理定義を削除できます。

[構成定義]ボタン

[EUR Server Service 構成定義]ダイアログが表示され,選択したEUR Server Serviceに登録されている出力先やプリンタクラスを確認できます。

[稼働確認]ボタン

EUR Server Serviceの最新の稼働状態を表示できます。

[閉じる]ボタン

[EUR Server Service 起動管理]ダイアログを閉じます。

(b) [サービスの追加]ダイアログ

[図データ]

[識別名]テキストボックス

EUR Server Serviceの識別名を,1〜16バイトの範囲で入力します。半角英数字および「_」(アンダースコア)を使用できます。先頭と末尾に半角空白を入力した場合は登録時に削除されます。また,半角空白だけを入力した場合は,値を指定していないと見なされ,そのまま登録しようとするとエラーになります。

なお,すでに登録された識別名は登録できません。

[自動起動設定]グループボックス

EUR Server Serviceを自動で起動するかどうかを選択します。デフォルトでは,[自動起動しない]オプションボタンが選択されています。

[自動起動する]オプションボタン

自動で起動します。

[自動起動しない]オプションボタン

手動で起動します。

[環境設定ファイルパス]テキストボックス

EUR Server Serviceの環境設定ファイルの格納先のパスを入力します。ただし,「;」,「*」,「?」,「"」,「<」,「>」,および「|」を含むパスは指定できません。先頭と末尾の半角空白は登録時に削除されます。半角空白だけを入力した場合は未入力とされます。

デフォルトでは,EUR Server Serviceのインストールパスが表示されています。

[参照]ボタン

EUR Server Serviceの環境設定ファイルの格納先のディレクトリパスまたはファイルパスを選択するためのダイアログが表示されます。

(c) [サービスの変更]ダイアログ

[図データ]

[識別名]テキストボックス

EUR Server Serviceの識別名が表示されます。変更はできません。

そのほかの項目については,「(b) [サービスの追加]ダイアログ」を参照してください。