Hitachi

EUR システム構築ガイド(UNIX(R)用)


3.2 実行ユーザとアクセス権

サーバで動作するコンポーネントが使用するファイルの操作権限を実行ユーザに与えてください。入出力ファイルには適切なアクセス権を設定してください。入力ファイルには読み取りアクセス権,出力ファイルには書き込みアクセス権が必要です。

また,EUR Server - AdapterとEUR Server Serviceが同一マシンの場合は,EUR Server - AdapterとEUR Server Serviceの両方に,アクセス権を設定してください。

サーバで動作するコンポーネントの実行ユーザを次に示します。

表3‒2 サーバで動作するコンポーネントの実行ユーザ

コンポーネント

機能

実行ユーザ

EUR Server Service

EUR Server Service

Windows環境の場合

ローカルシステムアカウント(SYSTEM)※1

UNIX/Linux環境の場合

Server Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)の実行ユーザ

EUR Print Service

EUR Print Service

  • EUR Print Serviceが帳票サーバ上にある場合

    実行ユーザはEUR Server Serviceの実行ユーザです。

  • EUR Print Serviceがスプールサーバ上にある場合

    実行ユーザはEUR Server - Spool Serviceの実行ユーザです。

EUR Server - Adapter

EUR Server - Adapter

使用するアプリケーションプログラムの実行ユーザ※2

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)

ファイル監視サービス

ローカルシステムアカウント(SYSTEM)※1

EUR Server - Spool Service

EUR Server - Spool Service

Windows環境の場合

ローカルシステムアカウント(SYSTEM)※1

UNIX/Linux環境の場合

Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)の実行ユーザ

EUR Server - Spool Service Adapter

EUR Server - Spool Service Adapter

使用するアプリケーションプログラムの実行ユーザ※2

注※1

デフォルトの実行ユーザです。

注※2

IISとASP Scriptでブラウザから出力する場合,匿名ログオンを使用したときの実行ユーザは匿名ユーザ(IUSER),認証ログインを使用したときの実行ユーザはログインユーザです。

なお,Server Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)およびSpool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)はEURの起動管理に使用するコマンドです。詳細については,「7.5.2 Server Service制御コマンドを使用した起動管理」および「7.6.1 Spool Service制御コマンドを使用した起動管理」を参照してください。