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EUR システム設計ガイド(UNIX(R)用)


9.1 帳票デザインを設計する

帳票デザインを設計するときには,目的の帳票の要素に合わせてEUR 帳票作成機能で使用する機能を決定します。

なお,EURで表を作成する場合,すべてのデータをドラッグアンドドロップで貼り付ける必要はありません。1行目のデータを貼り付けたあとで,繰り返し機能を設定すれば,簡単に表を作成できます。

帳票のレイアウトに関する主な機能を次に示します。詳細は,それぞれの参照先マニュアルを参照してください。

表9‒1 帳票のレイアウトに関する主な機能

目的

使用する機能

参照先マニュアル

既存帳票からの移行

Word文書またはExcel文書から移行したい

Word/Excel文書を利用した帳票

EUR 帳票作成 操作ガイド

メインフレームで作成していた帳票から移行したい

LPIおよびCPIでの指定

用紙の形態

プレプリント用紙に出力したい

下敷き機能

フォーマットの切り替え

1ページ目と2ページ目以降のフォーマットを変更したい(帳票ファイルは一つだけ作成)

表紙

データや帳票の切り替わるタイミングで,帳票ファイルのフォーマットを変更したい(帳票ファイルを複数作成)

複数様式での帳票出力

EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編

データの加工

設定した条件によって,データを強調したり非表示にしたりしたい

条件付きアイテム

EUR 帳票作成 操作ガイド

データを置換して表示したい

アイテムの置き換え

データの前後に「」や「様」などの任意の文字が出るようにしたい

前付加文字,後付加文字

文字データの表示形式を独自に設定したい

任意書式

データの集計

帳票上でデータを集計したい

データの集計

ページ番号を挿入したい

ページ番号アイテム

印刷した日付や時刻を挿入したい

印刷日付・印刷時刻アイテム

帳票作成の効率向上

EUR 帳票作成機能で自作した図形を登録しておきたい

部品登録機能

大量の帳票の情報を修正する手間を省きたい

帳票定義情報ファイルからの帳票定義

帳票を定義するための環境を自分用にカスタマイズしたい

デフォルトオプションの設定

EUR 帳票作成機能で簡単な帳票を作成する手順については,マニュアル「はじめての帳票作成」にも記載があるので参考にしてください。