4.12.1 LIPSIII対応プリンタに出力するときの注意
UNIX/Linux対応のLIPSIII対応プリンタに出力するとき,次に示す制限事項があります。
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LIPSIV対応プリンタで出力しても,次に示すようにLIPSIII対応プリンタの機能範囲で印刷されます。
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LIPSIVのカラープリンタに印刷しても,モノクロで印刷されます。
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UNIX/Linux対応のプリンタに指定できる給紙トレイは,2段までです。そのため,出力先が3段以上の給紙トレイを持つプリンタであっても,給紙トレイ番号は1と2だけが有効です。
また,給紙トレイ番号に3以上の値を指定した場合は,常に自動給紙となります。
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出力するLIPSIV対応プリンタが両面印刷できても,LIPSIII対応プリンタの機能範囲では両面印刷できません。
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カラー指定の帳票を印刷する場合,モノクロ2値に変換して印刷されます。文字は,黒色で印刷されます。
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外字は,常に標準で印刷されます。外字にボールド体やイタリック体が指定されていても,標準で印刷されます。
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JIS X 0208 1983コードだけに対応しているため,IBM拡張文字(0xFA40〜0xFCFC),NEC選定IBM拡張文字(0xED40〜0xEEFC)などのベンダ定義文字は印刷されません。
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ゴシックフォントを搭載していないプリンタでは,文字をゴシックに指定しても正しく印刷されません。
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点線は,実線で印刷されます。
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実線以外の線種で,線幅に細線以外を指定している場合は,指定した線幅の実線で出力されます。帳票定義時に指定できる線幅を次に示します。