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EUR システム設計ガイド


1.2 どんな言語環境で利用するか検討する

EURは,英語,中国語(簡体字および繁体字),および日本語の作業環境に対応しています。作業環境に応じた言語で,画面やメッセージを出力し,データを取り扱います。※1

また,Unicodeに対応した入力データを指定することで,作業環境と異なる言語の文字を帳票に出力することもできます。※2

言語環境(OSのロケール)が異なるサーバにEUR Server - AdapterやEUR Server - Spool Service Adapter経由でデータを転送するときには,EURが自動で文字コードをUnicodeに変換します。複数の言語環境でEURを使用する場合は,すべてのデータをUTF-16で作成すれば,環境ごとのエンコーディングを意識する必要はありません。なお,文字コードを変換しない場合,転送時の効率は上がります。

言語環境ごとにサポートする入力データの文字集合,および各コンポーネント間でファイル転送をする場合の文字コードの変換規則を次に説明します。

注※1

EUR DesignerおよびEUR Viewerの言語環境については,マニュアル「EUR 帳票出力 EUR Designer/EUR Viewer編」の「表示言語の切り替え」を参照してください。

EUR Server製品の言語環境には,次の制限があります。

  • 中国語環境の場合,EUR Print Service以外のコンポーネントは,英語で画面やメッセージを出力します。

  • 帳票管理GUIサービスは,日本語だけをサポートしています。

  • EUR Server - Cipher optionは,日本語だけをサポートしています。

注※2

結合文字列には対応していません。

使用する言語に結合文字列が含まれているかは,事前に確認してください。

使用する言語に結合文字列が含まれる場合でも,結合文字列に相当する合成済み文字が存在するときは,合成済み文字を使用して出力することができます。

〈この節の構成〉