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EUR システム設計ガイド


付録A EURで使用できる機能の一覧

EURで使用できる機能を,製品ごとに次の表に示します。

なお,説明文中では,バージョン11の製品名およびコンポーネント名を次のとおり表記しています。

DS:EUR Designer

DEV:EUR Developer

VW:EUR Viewer

SVE:EUR Server Enterprise

SVS:EUR Server Standard

表A‒1 EURで使用できる機能の一覧

機能

DS

DEV

VW

SVE

SVS

共通

用紙サイズ

A3,A4,A5,B4,B5の各縦横

連続紙

はがき

レター

リーガル

任意サイズ

データ型

文字列

数値

日付

画像(TIFF,GIF,BMP,JPEG,PNG)

バーコード※1(JAN標準,JAN短縮,UPC-A,UPC-E,CODE39,CODE128(コードセットB,コードセットC),NW-7,ITF,QRコード,カスタマバーコード,GS1-128(UCC/EAN-128))

文字コード※2

Unicode(UTF-8,UTF-16)※3

ロケールに対応する文字コード

IVS対応

印刷(Windows環境の場合),EPF形式ファイル出力,およびPDF形式ファイル出力(フォント埋め込み)

※4

※4

文字集合

詳細については,「1.2.1 サポートする入力データの文字集合」を参照してください。

入力可能データ

CSV形式ファイル

DAT形式ファイル

FIX形式ファイル

データベース連携※5(HiRDB,Oracle,SQL Server)

その他

DABrokerを同梱(Windows版)

マルチロケール対応※6

帳票作成

修飾機能

データ修飾

前付加文字

後付加文字

文字ピッチの桁数またはCPI指定

文字間隔

行間隔

自動縮小全体表示

ワードラップ

禁則処理(JIS X4051/4052)

横位置(左寄せ,中央,均等,右寄せ)

縦位置(上寄せ,中央,均等,下寄せ)

フォント指定

スタイル(標準,太字,斜体,太字斜体)

サイズ指定

文字の方向(縦書き,横書き)

下線

数値データ修飾

コンマ表示

指数表示

小数点以下桁揃え

前付加文字

後付加文字

ゼロ埋め桁数指定

負符号文字指定

小数点文字の変更

値がゼロのときのゼロ非表示(ゼロサプレス)または‐(ハイフン)指定

値が空のときの-(ハイフン)指定

日付データ修飾

西暦

和暦

フォント

固定ピッチフォント(動的,静的)

可変ピッチ(プロポーショナル)フォント※7

罫線

7種類の線種(実線,点線(丸),点線(角),点線,破線,一点鎖線,二点鎖線)

4種類の線幅(細線,中線,太線,極太線)

任意線幅(線アイテム)

線色指定

網掛け

14種類の網掛け

枠線表示(枠線種,線幅,線色)指定

背景色

前景色

図形

四角形

角丸四角形

楕円

多角形

アイテムの修飾

置き換え表で表示データを置換

しきい値条件で表示・非表示を指定

編集

繰り返し

アイテム(データ,罫線,図形,網掛け,画像)の縦横繰り返し

繰り返し個数指定

繰り返し間隔指定(mm,LPI)

縦横優先指定

改ブロック

改ページ

まとめ表示(階層あり/なし,罫線まとめ,集計行を分断しない)

書式作成支援機能

下敷き機能(帳票作成時に参考にする帳票の画像を表示)

Word/Excel文書からEUR帳票への変換機能

帳票定義情報ファイル入出力機能

アイテムの部品化機能

整列機能

文字,図形,または画像の同種アイテム間での表示順序指定(最前面,最背面,前面,背面)

多角形の回転,反転

整列(上下左右)

複数アイテムの幅・高さ揃え

位置・サイズ指定(0.01mm単位,0.01in単位,1px単位)

幅・高さのグリッド指定(mm,LPI,CPI)

ズーム機能

10〜800%の範囲の拡大・縮小表示

多段UNDO機能

直前の操作の取り消し

多段REDO機能

元に戻した操作のやり直し

サンプルデータ自動生成機能

帳票作成時にサンプルデータを自動で作成

出力ページ指定

表紙,全ページ,先頭ページ,または最終ページにアイテムを表示

改ページ(ページ番号初期化あり)で先頭または最終ページにアイテム表示

帳票ヘッダ定義

表紙次紙形式の帳票(1ページ目と2ページ目が異なる様式)

集計データ定義

データ修飾

表示位置の変更

演算機能

集計機能

キー集計

総集計(合計,平均,件数,最大,最小)

ページ集計

式・関数※8

四則演算

論理演算

文字列演算

集計関数

変換関数

日付関数

数学関数

文字列関数

システム関数

データソート

昇順または降順(データベース使用時)

その他

複数様式のGUI定義

帳票出力

起動インターフェース

サーバ実行環境:

コマンド

ActiveX(Windows版)

Java

COBOL

サービスプログラム

クライアント実行環境:

コマンド

OLEオートメーション

出力方式

プリンタ出力(サーバ,クライアント)

複数様式出力

PDF形式ファイル出力,

Excel形式ファイル出力

負荷制御

流量制御(受付リクエスト数の指定,同時起動プロセス数の指定)

ページ数指定による印刷ジョブの分割機能

プリンタ

Windows版:

Windows対応プリンタ

UNIX/Linux版:

LIPSⅢ対応プリンタ,PostScript対応プリンタ

ESC/P J84対応プリンタ

独自スプール機能

セキュリティ管理

ユーザ認証(LDAPまたは帳票管理ユーザ)

スプールデータのアクセス可否の設定

ユーザ管理

LDAP IDでのユーザ指定

新規追加

アクセス制限指定(アクセス制御方式,分類,キー値)

宛先管理指定(帳票の取得可否,分類,キー値,ポーリング間隔)

ユーザ削除

出力先指定

スプールサーバ管理名指定

スプールサーバIPアドレス指定

プリンタ名・トレイ名指定

配送印刷指定(ユーザ,プリンタ,部署など)

出力先管理

サーバプリンタクラス定義(サーバ,プリンタ,トレイの組み合わせ)

クライアントプリンタクラス定義(プリンタ,トレイの組み合わせ)

振り分け定義(帳票単位でプリンタトレイ指定)

帳票管理GUI

ユーザの設定

スプールサーバの情報取得

スプールデータ(EPF形式ファイル)の検索

一覧取得

属性値の参照,変更

プレビュー

印刷

まとめ印刷

直接印刷

削除

一括削除

配送印刷

定期的に問い合わせポーリングを行い,取得した帳票をクライアントプリンタに配送して印刷

サーバ印刷

サーバプリンタクラス定義指定

振り分け定義指定

出力先指定

データのファイル,メモリ渡し

蓄積日時や印刷日時の表示

対話型印刷

自動印刷

再印刷

直接印刷

クライアント印刷

クライアントプリンタクラス指定

出力先指定

データのファイル,メモリ渡し

蓄積日時や印刷日時の表示

プレビュー

対話型印刷

自動印刷

再印刷

直接印刷

Webクライアントでのプレビュー(対話型)

Webクライアントでの印刷(対話型)

印刷オプション

プリンタ給紙トレイ指定(トレイコード指定)

プリンタ印刷位置補正機能(水平シフト量,垂直シフト量)

バーコード補正機能

両面印刷指定

両面印刷のとじ代指定

テスト印刷機能

仕分け印刷(入力データ/ページ数指定で帳票仕分けして蓄積,指定出力先に印刷)

PDF形式ファイル

しおり機能

仕分け出力機能

分割出力機能

Adobe Readerのビューアプレファレンス指定機能

Acrobat JavaScript埋め込み機能

フォント埋め込み機能

解像度指定

暗号化機能

PDF形式ファイルの暗号化出力,暗号化仕分け出力,または暗号化分割出力

※9

※9

PDFパスワード暗号化ツール

ファイル暗号化ツール(個人番号接続情報ファイルの暗号化)

※10

※10

外字対応

Windows環境で作成した外字をEURフォントファイルに変換して出力(Windows環境,UNIX/Linux環境)

外字ファイル指定(Windows環境)

外字を定義したフォントファイル指定(UNIX環境)

BSP-RM連携

BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド)

個人番号管理サービス連携

Windows環境での帳票出力時に個人番号管理サービスから取得した個人番号を帳票に出力

その他

実行単位で環境設定ファイルの切り替え

サーバ環境設定ファイルエディタ※11

サーバ帳票出力コマンド指定機能※11

実行時ログ採取機能

IT Report Utility(システム情報採取ツール)

(凡例)

○:使用できます。

−:使用できません。

注※1

バーコードの読み取りは,実際に使用するプリンタおよび読み取り装置で十分な評価をしてから使用してください。

注※2

データベース連携機能を利用するときに使用できる文字コードは,Shift JISまたはUnicode(UTF-8)です。詳細はマニュアル「EUR データベース連携ガイド」を参照してください。

注※3

結合文字列には対応していません。合成済み文字を利用してください。結合文字列の場合は,声調記号などが正しく表示されないことがあります。

注※4

IVS(基底文字+異体字セレクタ)で表現される文字を入力した場合,文字幅の計算では異体字セレクタは1文字としてカウントされ,異体字セレクタが空白で印字または出力されます。IVSの異体字に対応したフォント(IPAmj明朝フォントなど)を使用している場合,IVSの異体字は印字または出力されますが,異体字の後ろに空白が印字または出力されます。IVSの異体字に対応したフォントを使用していない場合は,異体字の代わりに基底文字が印字または出力されます。

注※5

DABrokerが同梱されていない製品がデータベース連携機能を利用する場合,別途DABrokerが必要となります。詳細はマニュアル「EUR データベース連携ガイド」を参照してください。

注※6

開発環境の製品では,日本語版OS,中国語版OS,英語版OSに合わせて,日本語,簡体中国語,英語で表示されます。実行環境の製品では,日本語OS以外は英語で表示されます。

注※7

出力先にフォントがない場合,出力できるフォントに置き換えられます。置き換えられるフォントの詳細については,「4.7 EURで使用できるフォント」を参照してください。

注※8

使用できる式および関数は,データベースによって異なります。詳細はマニュアル「EUR データベース連携ガイド」を参照してください。

注※9

PDF形式ファイルを暗号化して出力するときに使用します。この機能を使用するときには,EUR Server EnterpriseまたはEUR Server Standardのほかに,オプション製品のEUR Server - Cipher optionが必要です。

注※10

個人番号管理サービス連携機能で個人番号接続情報ファイルを暗号化する場合に使用します。ファイル暗号化ツールを使用する場合は,EUR Server EnterpriseまたはEUR Server Standardのほかに,オプション製品のEUR Server - Cipher optionが必要です。

注※11

V8互換機能として提供しています。詳細については,バージョン8対応のマニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。