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EUR システム設計ガイド


4.8 EURのPDF出力で使用できるフォント

PDF出力では,欧文フォント,中国語フォント,および日本語フォントが使用できます。ただし,PDF形式ファイルを暗号化出力するときは,日本語ロケールでだけ正しく動作します。PDF形式ファイルを暗号化出力するときは,ロケールを日本語環境に設定してください。

帳票アイテムのフォント,フォント埋め込みの有無,および文字幅計算方法の指定によって,PDF形式ファイルへのフォントの出力方法は次のとおり異なります。なお,環境変数EURPS_USE_05_06_FONT_REPLACEにYESが設定されており,かつ「フォント縦横比を補正する」が設定されている文字列アイテムのフォントがMS ゴシックでない場合,すべて「MS 明朝」で出力されます。

PDF形式ファイル出力の詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編」を参照してください。

表4‒23  PDF形式ファイルへのフォントの出力方法の違い

帳票アイテムのフォント

フォント埋め込み

文字幅計算方法の指定

PDF形式ファイルへのフォントの出力方法

プロポーショナルフォント

なし

フォントの書体名称を出力※1

あり

フォントを埋め込んで出力

固定ピッチフォント

なし

動的

フォントの書体名称を出力※1

静的

フォントを置き換えて出力※2

あり

動的

フォントを埋め込んで出力

静的

(凡例)

−:文字幅計算方法の指定は適用されません。プロポーショナルフォントの場合は常に動的モードとして計算されます。

注※1

出力できるフォントの詳細については,「4.8.2(2) 置き換えられて出力されるフォント」を参照してください。

注※2

07-60以前のEUR サーバ帳票出力機能でPDF形式ファイルを出力した場合と同じフォントに置き換えて出力します。詳細については,「4.8.1(4) フォントの置き換え結果」を参照してください。

〈この節の構成〉