Hitachi

EUR システム設計ガイド


4.6.2 PDF形式ファイル

入力データがUnicodeの場合は,言語(OSのロケール)に関係なく,指定のフォントに従って文字を出力できます。※1

Unicode以外のマルチバイト文字の場合は,言語(OSのロケール)に従ったエンコード範囲の文字を出力できます。

外字などの一部の文字は,事前にフォント埋め込み指定やEURフォントファイルへの登録などの設定をしておくことで出力できるようなります。

次の文字集合の文字を出力できます。

  1. JISX0201:1997のローマ字,カタカナ

  2. JISX0208:1997

  3. NEC特殊文字のうちJISX0208,JISX0212に含まれない文字

  4. Windows31J-NEC特殊文字のうち,JISX0212に含まれる文字

  5. Windows31J-IBM拡張文字,NEC選定IBM拡張文字のうち,JISX0212に含まれない文字

  6. JISX0212

  7. UCS-2の私用領域(U+E000〜U+F8FF)に定義されている6,400字※2

  8. JISX0213:2004

  9. GB18030:2000

  10. ISO 8859-1

  11. ISO 8859-15

  12. CP1252

上記以外の文字は,PDF形式ファイルにフォントを埋め込んで出力できます。フォントの埋め込みの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 機能解説 EUR Server編」を参照してください。

注※1

結合文字列は正しく出力できません。

注※2

EURフォントファイルに文字を登録し,画像として出力します。EURフォントファイルを使用しない場合は,OSごとに作成した外字を出力することもできます(Linux環境の場合は,全角の空白に置き換えて出力します)。

EURフォントファイルについては,マニュアル「EUR システム構築ガイド」を参照してください。外字の出力については,「4.10 EURで使用できる外字」を参照してください。