2.3.3 ネットワーク環境の設定

TCP/IP環境でのDABrokerのサービス名およびポート番号として,「Windowsインストールディレクトリ¥system32¥drivers¥etc¥services」ファイルに次の記述を追加してください。DABrokerのサービス名の指定は省略できません。

参考
UNIX/Linux環境の場合,servicesファイルは「/etc」に格納されています。
DABROKER_SV XXXXX/tcp
DABROKER_SV:DABrokerのサービス名です。
XXXXX:ポート番号です。
tcp:プロトコル名です。TCP/IPを使用することを表します。
注意
  • XXXXXにはDABrokerがオープンするポート番号を指定します。推奨値は40179です。
    OSによっては推奨値がエフェメラルポートの範囲にあたるので,問題がある場合は別のポート番号を指定してください。
    この番号とクライアント側のポート番号には同じ値を指定します。
  • servicesファイルでの設定で,40179がほかのサービス名で使用されている場合は,5001~65535の範囲内で任意の番号を指定してください。ただし,ポート番号はクライアント側と同じ番号を指定してください。
  • NIS(Network Information Service)を使用している場合,ネットワーク環境をNISのサーバで設定してください。NISのサーバを使用している場合,ネットワーク環境の設定は,NISのサーバでの設定が有効になります。
  • クライアント側では,DABrokerの組み込まれたサーバのホスト名,IPアドレスおよびポート番号を別途登録してください。