2.17.7 [バーコード]タブ
バーコードオプションを設定します。設定した値は,バーコードアイテムのプロパティのデフォルトになります。
- 〈この項の構成〉
(1) [バーコード]タブで設定できる項目
[バーコード]タブで設定できる項目を次に示します。
- [バーコード形式]グループボックス
-
バーコードを表示,または印刷した場合に,バーコードアイテムをどのように表示するかを設定します。
表2‒19 バーコードの種類別の設定できる項目 種類
サイズ
高さ
入力データ形式
JAN標準/UPC-A
○
○
×
JAN短縮/UPC-E
○
○
×
CODE39
○
○
×
CODE128
○
○
○
NW-7
○
○
×
ITF
○
○
×
カスタマバーコード
○
×
×
QRコード
×
×
○
- [種類]リストボックス
-
バーコードの種類を指定します。EURで指定できるバーコードは,JIS X 0507(JAN標準※1/UPC-A,JAN短縮※2/UPC-E),X 0502(ITF),X 0503(CODE39),X 0504(CODE128),X 0506(コーダバー。ただし,EURでは「NW-7」と表記します),X 0510(QRコード),および郵便事業株式会社が定めるカスタマバーコードです。デフォルトは,「JAN標準/UPC-A」です。
注※1
JIS X 0507で規定されているEAN-13に相当します。
注※2
JIS X 0507で規定されているEAN-8に相当します。
- [サイズ]テキストボックス
-
バーコードのサイズを設定します。サイズの単位は,選択したバーコードの種類によって替わります。デフォルトは,「1」です。[種類]リストボックスで各バーコードを選択した場合については,「2.4.11 [バーコード]タブ」を参照してください。
- [高さ]テキストボックス
-
バーコードを帳票ファイルに貼り付けた時の高さを設定します。高さの範囲は,1.0〜50.0mmで,0.1mm単位で設定します。デフォルトは,「24.5」です。
バーコードの種類が「カスタマバーコード」と「QRコード」の場合は,[高さ]を指定することはできません。
- [入力データ形式]リストボックス
-
バーコードの種類が「CODE128」と「QRコード」の場合,入力データ形式を指定します。
「CODE128」の場合は,「コードセットB」と「コードセットC」のどちらの入力データを指定するかを選択します。デフォルトは,「コードセットB」です。
「QRコード」の場合は,「文字列」と「16進文字列」,「16進バイナリ」のうち,どの入力データを指定するかを選択します。デフォルトは,「文字列」です。
- [データ形式]グループボックス
-
バーコードフィールドのデータをどのように表示するかを設定します。
表2‒20 バーコードフィールドに表示できるデータ形式一覧 種類
データ形式
データキャラクタの表示
チェックキャラクタの付加
スタート/ストップキャラクタの付加
FNC1の付加
JAN標準/UPC-A
○
−
×
−
JAN短縮/UPC-E
○
−
×
−
CODE39
○
○
×
○
CODE128
−
−
○
○
NW-7
○
○
×
○
ITF
○
−
×
−
QRコード
×
×
×
×
[バーコード形式]の[種類]のリストボックスから,「カスタマバーコード」を指定した場合は,[カスタマバーコードのデータ形式]のグループボックスからデータ形式を選択します。
- [チェックキャラクタを付加する]チェックボックス
-
バーコード表示に,チェックキャラクタを付加するかどうかを設定します。使用するデータにチェックキャラクタが付加されている場合は,チェックキャラクタは付加しないでください。
- [スタート/ストップキャラクタを付加する]チェックボックス
-
バーコード表示に,スタート/ストップキャラクタを付加するかどうかを設定します。デフォルトは,「オフ(付加しない)」です。
- [FNC1を付加する]チェックボックス
-
バーコードの種類が「CODE128」の場合,データ形式に「FNC1」を付加するかどうかを設定します。FNC1は,特定の工業規格に合致するシンボルを識別するキャラクタです。
- [カスタマバーコードのデータ形式]グループボックス
-
[バーコード形式]の[種類]のリストボックスから,「カスタマバーコード」を指定した場合に,バーコードフィールドのデータをどのように表示するかを設定できます。[種類]リストボックスで「QRコード」を選択した場合は,表示されません。
- [郵便番号+住所表示番号]ラジオボタン
-
データが「郵便番号と住所表示番号」の場合に選択します。EURがチェックデジットと制御コードを付加してカスタマバーコードを表示します。
- [郵便番号+住所表示番号+チェックデジット+制御コード]ラジオボタン
-
データが「郵便番号,住所表示番号,チェックデジット,および制御コード」の場合に選択します。EURは,データをそのままカスタマバーコードに変換して表示します。
- [データキャラクタを表示する]チェックボックス
-
バーコード表示に,データキャラクタを表示するかどうかを設定します。[種類]リストボックスで「QRコード」を選択した場合は,表示されません。
- [QRコード]グループボックス
-
[バーコード形式]の[種類]のリストボックスから,「QRコード」を指定した場合に,QRコードの訂正レベル,バージョン,セルサイズを設定できます。[種類]リストボックスでQRコード以外を選択した場合は表示されません。
- [訂正レベル]リストボックス
-
MレベルまたはQレベルを選択できます。訂正レベルとは,万一QRコードに損傷が発生した場合,損傷の度合いに応じてデータの復元能力を設定しておくもので,L(7%)<M(15%)<Q(25%)<H(30%)レベルがあります。EURで使用できる訂正レベルは,M(15%)レベルおよびQ(25%)レベルです。
- [バージョンを指定する]チェックボックス
-
QRコードの型番(バージョン)を指定できます。QRコードの型番は1型から40型まであります。型番を指定する場合は,チェックをオンにして,テキストボックスに型番を入力してください。型番は,1〜40までの整数です。
- [セルサイズを指定する]チェックボックス
-
QRコードのセルサイズを指定できます。セルサイズの単位は,1/100mmです。セルサイズを指定する場合は,チェックをオンにして,テキストボックスにセルサイズを入力してください。21〜126まで指定できます。
(2) 画面図
JAN標準/UPC-A,JAN短縮/UPC-E,CODE39,CODE128,NW-7,ITF,カスタマバーコードの場合
QRコードの場合