11.3 業務プログラムの修正と再配置
EUR バージョン9で製品構成を大幅に変更しているため,バージョン8以前のEURからアップグレードする場合は,業務プログラムの修正が必要になることがあります。業務プログラムの修正が必要な場合を次に示します。
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EUR Web Plug-Inを使用している場合
EUR Web Plug-InのクラスIDが変わるため,EUR Web Plug-Inを呼び出す処理でクラスIDを直接指定しているときは,指定する値を変更してください。
ActiveX起動部品またはJava起動部品のメソッドを使用してクラスIDを取得しているときは,業務プログラムの修正は不要です。新しいバージョンのEUR Web Plug-In情報ファイル(EURPMPrintAX.infまたはEURPMPreViewAX.inf)をEUR Server - Adapter稼働マシンに配置すると,変更後のクラスIDが取得できます。
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コマンド起動部品(eurpmcコマンド),SS-コマンド起動部品(eurpmlscコマンド),eurpmcepfviewerコマンド,およびeurpsコマンド(V8互換機能)を使用している場合
コマンドの実行ファイルの格納先が変更になるため,コマンドの実行ファイルをフルパスで呼び出しているときは,呼び出し部分の処理を変更してください。
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JavaBeans起動部品(V8互換機能)を使用している場合
プロパティファイル(EURPSManager.properties)にパス情報が含まれるため,業務プログラムにプロパティファイルを取り込んでいるときは,プロパティファイルを修正してリビルドしてください。
修正が完了したら,業務プログラムを再配置してください。
また,業務プログラムの修正は不要でも,マシンの設定変更が必要になることがあります。マシンの設定変更が必要な場合を次に示します。
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Java起動部品,SS-Java起動部品,およびJavaBeans起動部品(V8互換機能)を使用している場合
起動部品の格納先が変わるため,クラスパス,およびライブラリのパスの設定を変更してください。
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COBOL起動部品を使用している場合
起動部品の格納先が変わるため,パスの設定を変更してください。
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コマンド起動部品(eurpmcコマンド),SS-コマンド起動部品(eurpmlscコマンド),eurpmcepfviewerコマンド,およびeurpsコマンド(V8互換機能)を使用している場合
コマンドの実行ファイルの格納先が変更になるため,コマンドの実行ファイルの格納先にパスを通しているときは,パスの設定を変更してください。