7.3.1 インストール方法
- 〈この項の構成〉
(1) インストールの前に
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管理者権限を持つユーザでログインしてください。
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インストール時に必要なディスク空き容量を確認してください。
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ほかのユーザアプリケーションを終了してください。
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OSから実行許可についてのダイアログが表示されることがあります。このときには,実行を許可する応答をしてください。
(2) インストール手順
EUR Serverのインストール方法は,Windows環境とUNIX/Linux環境とで異なります。
(a) Windows環境の場合
EUR製品の統合CD-ROMをPCにセットすると,自動的に日立総合インストーラが起動されます。日立総合インストーラのウィンドウでEUR Serverを選択して,[インストール実行]ボタンをクリックしてください。インストールが開始されます。
インストール画面は,Windowsインストール時の言語で表示されます。ロケールが英語,中国語,日本語のどれでもない場合は英語で表示されます。ただし,サポートしていないロケールで実行した場合,EURの動作は保証されません。
(b) UNIX/Linux環境の場合
UNIX/Linux環境の場合,日立PPインストーラを使用してインストールします。
日立PPインストーラは,提供された媒体に格納されています。次のことに注意して実行してください。
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デバイススペシャルファイル名やCD-ROMのマウントディレクトリは,OS,ハード,および環境によって異なります。OSのマニュアルや使用環境を確認して実行してください。
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日立PPインストーラ実行時の言語種別と実行するターミナルの言語を一致させてください。
日立PPインストーラのメインメニューで[I]を選択すると,インストール画面が表示されます。インストール画面の例を次に示します。
PP-NO. VR PP-NAME <@>001 形名 バージョン番号 EUR Server Enterprise : F) Forward B) Backward J) Down K) Up Space) Select/Unselect I) Install Q) Quit
EUR Serverにカーソルを移動させて,スペースキーを押します。選択した製品の左側に「<@>」が表示されます。続いて[I]を入力すると,最下行に次のメッセージが表示されます。
Install PP? (y: install, n: cancel)==>
ここで,[y]または[Y]を選択するとインストールが開始されます。[y]または[Y]以外を選択すると,インストールが中止されてインストール画面に戻ります。
(3) リモートインストール
EUR Serverは,JP1/NETM/DMおよびGroupmax Remote Installationのリモートインストールに対応しています。操作・運用方法については,JP1/NETM/DMまたはGroupmax Remote Installationのマニュアルを参照してください。
(4) 注意事項
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EUR Serverのインストール後に,再起動を求めるダイアログが表示されることがあります。このときには,再起動を許可する応答をしてください。
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バージョン9以降では,インストールされるヘルプファイルのディレクトリ構成が変更されています。業務プログラムでヘルプファイルを使用している場合は,プログラムのパスなどをバージョン9以降のディレクトリ構成に合わせて作成してください。ディレクトリ構成については,「7.3.2 インストール後に作成されるディレクトリ」を参照してください。
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使用する機能や設定ファイルなどの更新で,管理者権限が必要になる場合があります。
使用する機能で管理者権限が必要になる場合の詳細については,「7.5.1 [EUR Server Service 起動管理]ダイアログを使用した起動管理」,「7.5.2 Server Service制御コマンドを使用した起動管理」,および「7.6.1 Spool Service制御コマンドを使用した起動管理」を参照してください。
設定ファイルなどの更新で管理者権限が必要になる場合の詳細については,「付録A Windows環境の場合の注意」を参照してください。