6.2.1 環境設定ファイルとは
環境設定ファイルとは,EUR Serverの各コンポーネントの動作環境を設定するファイルです。各コンポーネントの環境設定ファイルのファイル名と格納先を次の表に示します。
各ファイルの詳細については,マニュアル「EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編」を参照してください。
環境 |
コンポーネント |
機能 |
環境設定ファイルのファイル名と格納先 |
---|---|---|---|
サーバ |
EUR Print Service |
EUR Print Service |
運用によって異なります。詳細については,「(1) EUR Print Serviceの環境設定ファイルのファイル名と格納先」を参照してください。 |
EUR Server Service |
EUR Server Service |
●デフォルト
●起動管理定義またはServer Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)で環境設定ファイルの格納先のディレクトリを指定する場合※
●起動管理定義またはServer Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド)で環境設定ファイルのファイルパスを指定する場合※
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルの格納先を任意のディレクトリに変更し,EUR Server Serviceの環境設定ファイルを同じディレクトリに格納する場合
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルを任意のファイルパスで指定し,EUR Server Serviceの環境設定ファイルで設定する内容を同じファイルに指定する場合
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Server Service制御コマンド(eurpmctrlコマンド) |
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EUR Server - Adapter |
EUR Server - Adapter |
●デフォルト
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルの格納先を任意のディレクトリに変更する場合
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルを任意のファイルパスで指定する場合
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BSP-RM連携コマンド(eursmprコマンド) |
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ファイル監視サービス |
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ジョブ実行プログラム |
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EUR Server - Spool Service |
EUR Server - Spool Service |
●デフォルト
●システム環境変数EUR_SPOOL_SERVICE_ENVFILEに環境設定ファイルの格納先のディレクトリを指定する場合※1
●システム環境変数EUR_SPOOL_SERVICE_ENVFILEに環境設定ファイルのファイルパスを指定する場合※1
●Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)で環境設定ファイルの格納先のディレクトリを指定する場合※2
●Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド)で環境設定ファイルのファイルパスを指定する場合※2
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルの格納先を任意のディレクトリに変更し,EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイルを同じディレクトリに格納する場合
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルを任意のファイルパスで指定し,EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイルで設定する内容を同じファイルに指定する場合
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Spool Service制御コマンド(eurpmlsctrlコマンド) |
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EUR Server - Spool Service Adapter |
EUR Server - Spool Service Adapter |
●デフォルト
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルの格納先を任意のディレクトリに変更し,EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイルを同じディレクトリに格納する場合
●EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルを任意のファイルパスで指定し,EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイルで設定する内容を同じファイルに指定する場合
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帳票管理GUI |
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クライアント |
EUR Client Service |
EUR Client Service |
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- 〈この項の構成〉
(1) EUR Print Serviceの環境設定ファイルのファイル名と格納先
EUR Print Serviceの環境設定ファイルのファイル名と格納先は,次に示すように指定方法によって異なります。
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印刷ジョブごとにファイルを指定する場合
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ファイル名
次に示す起動部品で指定したファイル名
・ActiveX起動部品:PSEnvFileNameプロパティ
・Java起動部品:setPSEnvFileNameメソッド
・COBOL起動部品:PSENVFILENAMEパラメタ
・コマンド起動部品:eurpmcコマンドの/psenvfオプション
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格納先
次に示す起動部品で指定したディレクトリパス
・ActiveX起動部品:PSEnvFilePathプロパティ
・Java起動部品:setPSEnvFilePathメソッド
・COBOL起動部品:PSENVFILEPATHパラメタ
・コマンド起動部品:eurpmcコマンドの/psenvfpオプション
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EUR Server Serviceのサービスごとにファイルを指定する場合
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ファイル名
EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)のENVセクションのPSENVFILENAMEキーで指定したファイル名
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格納先
EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)のPATHセクションのPSENVキーで指定したディレクトリパス
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EUR Print Serviceの実行ユーザごとにファイルを指定する場合
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ファイル名と格納先
EUR Print Serviceの環境変数EURPS_ENVFILEで指定したファイルパス(ファイル名は任意)
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何も指定しなかった場合(デフォルトの格納先)
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ファイル名
Windows環境
EURPS_ENV
UNIX/Linux環境
eurps_env
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格納先
Windows環境
インストール先ディレクトリ\Print
UNIX/Linux環境
/etc/opt/eur
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また,EUR Print Serviceの環境設定ファイルは複数指定することもできます。複数の環境設定ファイルを指定した場合で,同じ環境変数に異なる値を指定したときは,次の優先順位で設定内容が適用されます。
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起動部品で指定した環境設定ファイルの内容
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EUR Server Serviceの環境設定ファイル(EURPM.ini)で指定した環境設定ファイルの内容
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環境変数EURPS_ENVFILEで指定した環境設定ファイルの内容
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デフォルトのディレクトリに格納した環境設定ファイルの内容
(2) EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Service Adapterで使用する環境設定ファイルのパスを指定する場合のファイル名と格納先
EUR Server - AdapterまたはEUR Server - Spool Server Adapterで使用する環境設定ファイルのパスを指定する場合の,各コンポーネントの環境設定ファイルのファイル名と格納先は,次に示す指定方法によって異なります。
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環境設定ファイルの格納先を任意のディレクトリに変更する場合
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ファイル名
次に示すデフォルトのファイル名
・EUR Server Serviceの環境設定ファイル:EURPM.ini
・EUR Server - Adapterの環境設定ファイル:EURPMADP.ini
・EUR Server - Spool Serviceの環境設定ファイル:EURPMLS.ini
・EUR Server - Spool Service Adapterの環境設定ファイル:EURPMLSADP.ini
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格納先
次に示す起動部品で指定したディレクトリパス
・ActiveX起動部品:AdpEnvFileプロパティ
・Java起動部品:setAdpEnvFileメソッド
・コマンド起動部品:eurpmcコマンドの/adpenvオプション
・SS-ActiveX起動部品:AdpEnvFileプロパティ
・SS-Java起動部品:setAdpEnvFileメソッド
・SS-コマンド起動部品:eurpmlscコマンドの/adpenvオプション
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環境設定ファイルを任意のファイルパスで指定する場合
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ファイル名と格納先
次に示す起動部品で指定したファイルパス(ファイル名は任意)
・ActiveX起動部品:AdpEnvFileプロパティ
・Java起動部品:setAdpEnvFileメソッド
・コマンド起動部品:eurpmcコマンドの/adpenvオプション
・SS-ActiveX起動部品:AdpEnvFileプロパティ
・SS-Java起動部品:setAdpEnvFileメソッド
・SS-コマンド起動部品:eurpmlscコマンドの/adpenvオプション
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