jp1pfmSuggestionGetAllAlarmStatuses
機能
指定したIM管理ノードに対応するエージェントにバインドしている全アラームの状態を取得する関数です。
前提バージョン
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PFM - Manager:12-50以降※
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PFM - Web Console:12-00以降
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JP1/IM2:12-50以降
- 注※
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PFM - Managerホストに,バージョン12-10以降のJP1/Baseが必要です。
また,JP1/IM2の提案機能をPerformance Managementのユースケース1で運用する場合は,監視対象ホストにPFM - Agent for Platform(バージョンは問いません)が必要です。
提案定義ファイルでの指定方法
提案活性条件と対処アクションに指定する次のオブジェクトのメンバーに,必要な値を指定します。
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提案活性条件のtypeが「plugin」のkeyオブジェクト
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対処アクションのtypeが「plugin」のparamsオブジェクト
指定する値を,次の表に示します。
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項番 |
メンバー名 |
データ型 |
省略可否 |
説明 |
|---|---|---|---|---|
|
1 |
sid |
string |
不可 |
Performance ManagementのIM管理ノードのツリーIDを指定します。 次のどれかに対応するIM管理ノードのツリーIDを指定できます。
ツリーIDの指定方法については,「提案定義ファイル(imdd_suggestion_任意の文字列.conf)の設定項目」を参照してください。 |
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2 |
method |
string |
不可 |
"jp1pfmSuggestionGetAllAlarmStatuses"を指定します。 |
|
3 |
args |
object |
不可 |
{}(空オブジェクト)を指定します。 |
レスポンスのsuggestionメンバーに格納される値
処理が成功した場合,エージェントにバインドしている全アラームの状態を保持する文字列(空文字以外)が格納されます。この文字列から特定のアラームの状態を取得するには,jp1pfmSuggestionGetAlarmStatus関数を使用します。
エラーケース
エラーが発生した場合,args.setError()関数を呼び出して,メッセージが格納されます。
エラー要因と格納されるメッセージのメッセージIDを,次の表に示します。
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エラー要因 |
メッセージID |
|---|---|
|
処理中にJP1/IM2の構成情報が変更された。 |
KAJY24105-E |
|
提案定義ファイルのsidに,この関数で指定できない種類の,Performance ManagementのツリーSIDを指定した。 |
KAJY24113-E |
|
PFM - Managerのコマンドを実行できなかった。 |
KAJY24114-E |
|
PFM - Managerのコマンドでエラーが発生した。 |
KAJY24115-E |
注意事項
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PFM - Managerのサービスが稼働している必要があります。
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この関数は,JP1/IM2のjp1Imdd.execCmdメソッドを使用してPFM - Managerのコマンドを実行しています。前提条件や制限値については,JP1/IM2のマニュアルの,jp1Imdd.execCmdメソッドについて説明している箇所を参照してください。
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PFM - Agentインスタンスのパフォーマンスデータをsidに指定し,そのエージェントがレコード収集中などの理由によってビジーである場合,最大で5分程度応答を返さないことがあります。その場合は,しばらく時間をおいてから再度実行してください。
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PFM - ManagerがLinuxで動作する場合,JP1ユーザーにマッピングされているOSユーザーのログインシェルのLANG環境変数の値と,JP1/Baseが動作するLANG変数の値は一致させる必要があります。一致していない場合,取得したデータが文字化けすることがあります。
提案定義ファイルでの指定例
この関数を使用した提案定義ファイルの記述例については,「提案定義ファイル(imdd_suggestion_任意の文字列.conf)の記述例」の「CPU使用率が高騰したときに,原因のプロセスを特定するレポートを表示する場合の記述例」を参照してください。